川岸を歩くキセキレイ2019/12/04

 キセキレイが、いつものように川岸を歩いていました。川岸は暗いので実に撮りにくい。ごくたまに、対岸から手前の岸に移動してきてくれることもありますが、警戒心が強いのか、だいたいは対岸にいる姿を撮る羽目になります。川面に光の反射が入っていたこともあって、撮ってみました。シャッタースピードは1/60秒から1/100秒程度だったので、失敗の山を築きました。
 この鳥は、日本では「キセキレイ」(黄鶺鴒)と呼びますが、英語では「Grey Wagtail」といいます。日本人は腰にある黄色に注目して名前を付け、英語圏の人は背中の灰色に注目して名前を付けたようです。ユーラシア大陸とアフリカ大陸の一部に分布しています。なので、イギリスを含めたヨーロッパにもいます。南北アメリカ大陸にはいないようです。ちなみにネットで中国を調べてみると、「灰鶺鴒」と書くらしい。黄色は日本だけなのか?
 キセキレイは、留鳥または漂鳥です。留鳥は年間を通して同じ場所で生活している鳥です。漂鳥は、時期によって生活する場所を変える鳥です。渡り鳥のように世界を股にかけて移動することはありません。黒目川で見るキセキレイは、漂鳥です。夏場は渓流に移動して子育てをして、冬場は寒さを避けて市街地にやってきます。
 
川岸を歩くキセキレイ

川岸を歩くキセキレイ

川岸を歩くキセキレイ