魚を銜えたダイサギ2020/02/07

 黒目川の日陰でダイサギが魚を銜えました。オイカワでしょうか、カワムツでしょうか。
 最近は、サギの捕る魚が小さいです。おまけに小魚の群れを見ません。魚が枯渇しているのではないかと心配になります。
 ダイサギは数羽いますが、コサギは数羽しかいません。この時期は30羽ほどのコサギが群れて、魚を追いかけまわしているのが普通です。最近の2~3年は群れが小さくなり、今年はとうとう群れそのものが消えてしまいました。ガーガーと泣き叫びながらコサギが走り飛びまわる喧騒がありません。黒目川の先行きが心配です。
 
魚を銜えたダイサギ

魚を銜えたダイサギ

コメント

_ ももごろう ― 2020/02/08 09:25

それも温暖化の影響なんでしょうかねぇ。
あらゆるところに影響が及んでいるようで、ニンゲンの生き方を根本的にあらためないとまずいところまで来てしまいました。

_ Green Cherokee ― 2020/02/08 12:37

kuromeさん、こんにちは。
さすがに同定が難しい写真ですが、恐らくオイカワっぽいですね。
魚が居ついている場所は極めて限局されているようで、昔はこの時期でもそれなりにあちこちで釣れたのですが、今は1kmくらい歩いても釣れるポイントは一か所しか見つけられていません。
そのポイントでもとうとう釣れなくなり、しばらくは釣りも休もうかと思うくらいです・・・
水が温む頃にはきっと復活してくれると信じていますが!!

_ ももごろう様 ― 2020/02/08 22:54

こんばんは。
温暖化の影響は確実にあるだろうと思います。
渡りにも影響を与えているでしょうし、餌にも影響を与えているでしょう。
黒目川との関係で具体的にどうかということまではわかりませんが、
のっぴきならない事態であることは確実だと思います。

黒目川に即して言うと、温暖化に加えて人の手が入りすぎている感じです。
都市河川の難しさですが、ここ数年で名物の桑の木が消えました。
根は残っていますが、伸びてくると切られてしまいます。
夏は桑の実がなり、虫もたくさんいました。
葉が茂れば夏場の日陰をつくり、
魚にやさしい環境を提供していたはずです。
葉が落ちれば川にミネラルを供給する。
川に棲む生き物たちにとって大事な栄養素だったのではないか。
とまる木がなくなり、実もなく虫も減った。
鳥が来なくなったかなり大きな原因ではないかと思っています。
同時に、ゲリラ豪雨や台風による洪水を防ぐためには、
桑の木の伐採はありうることでもあります。
事故が起きたときに発見しにくい環境を取り除く意味もありそうです。

結局は、都市化の矛盾ですよね。
それはとりもなおざす気候変動と連動している。
生活の現場で安全性を確保しながら生き物が多様に存在する環境をつくりあげるためにはどうすべきか。対立する問題と統一的に解決していく知恵がいりますね。

黒目川は東京都が管理する一級河川なので、都に川の中と周辺の生物調査をしてもらいたいです。このままでいくと死んだ河川になりかねないと思うから。

_ Green Cherokee様 ― 2020/02/08 23:04

こんばんは。
この写真では判然としませんよね。
釣れなくなっているんですか。
私が歩く黒目川の範囲でも冬場に小さなオイカワが群れる場所がいくつかありました。今季は、全滅です。
落合川でもアブラハヤの群れを見ることがなくなりました。
桑の木を切ってしまったのが致命傷なのでしょうか。
洪水対策と自然環境の保全。けっこうな難問です。

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