地上に降りた2羽のカワセミ2022/11/25

 葦にカワセミのメスがとまっていました。葦にとまること自体は珍しくありませんが、この場所は非常にまれです。撮っていると、小さくチッチッチッチッと鳴いています。ということはオスが近くにいるかもしれません。メスが向きを変えたときに、別のカワセミが前を横切りました。これがオスでした。オスは陰にいたのだろうと思います。
 そして2羽が飛び立ち、どういうわけか地上に降りました。2羽は距離を置いて並びました。写真の手前がオスで奥がメスです。オスはまだ胸の色がきれいではありません。それに対してメスは眩しいオレンジ色をしています。オスは若鳥で、メスは成鳥なのでしょうか。
 それにしても、どうして今ごろ2羽のカワセミが並ぶのか。ざっくりいえば、求愛行動が始まるのは2月ごろからです。オスとメスの駆け引きがおもしろい時期です。カップルができるのが3月末から4月にかけて。5月にはヒナが生まれます。
 11月25日、晩秋というか初冬というか、そんな時期にオスとメスが並ぶ光景は初めて見ました。2羽で駆け引きがあるのかといえば、そんな風でもありません。この2羽はいったいどんな関係なのか。秘密が明かされるときがあるのか。
 1枚目と2枚目の写真は、手前のオスにピントを合わせました。3枚目は奥のメスにピントを合わせました。
 
2羽のカワセミ

2羽のカワセミ

2羽のカワセミ