びっくり! アオゲラに遭遇2022/01/16

 雑木林の近くを歩いていて、アオゲラに遭遇しました。何年ぶりだろう。かも、この場所では一度もアオゲラを見たことがありませんでした。予想外の遭遇に、自分でびっくりしてしまいました。
 バッグに入れていたカメラを急いで取り出して構えたものの、レンズが短くて大きく撮れません。写っていればいいという感じでシャッターを切りました。家を出るとき、ちょうちょっと長いレンズを持っていこうかなやんだのですが、買い物があったので短いレンズにしてしまいました。悔やまれます。かなり無理してトリミングをして紹介します。
 アオゲラはキツツキ目キツツキ科の鳥で、体長は29cm。どこでも見られるヒヨドリとほぼ同じ大きさです。ハトよりちょっと小さい。留鳥です。北海道を除く日本列島に生息。日本固有種です。写真のアオゲラは、頭の赤い部分が大きいように見えるので、オスではないかと思います。
 東久留米市内でも、運が良ければ見ることができる鳥ですが、以前より見る機会が減っているのではないかと思います。自分のブログを検索してみると、2014年1月に紹介して以来、8年ぶりになります。同じキツツキの仲間で、コゲラという鳥がいます。名前の通り体調は15cmで、スズメより1cm大きいだけです。この鳥も、以前より見る機会が減りました。
 
アオゲラ

アオゲラ

アオゲラ

アオゲラ

アオゲラに遭遇2014/01/26

 自宅近くの雑木林で、トントントンと木を打つ音が聞こえてきました。キツツキがいます。コゲラだろうか。それにしては音が大きい。音がする方へゆっくり近づきました。いました、アオゲラです。これは珍しい。いつでも見られる鳥ではありません。このブログで紹介するのは、2012年12月24日以来です。
 アオゲラは必死で穴を開けています。虫がいるのでしょうか。それとも巣を掘るつもりでしょうか。暗い上に光の状態が悪いので、なかなかピントも合いません。困り果てながら撮りました。結局、きれいな色は出ませんでした。
 アオゲラは体長29cm。日本にいるキツツキの仲間としてはいちばん小さいコゲラが15cmですから、アオゲラは2倍も大きいことになります。強調したいのは、この鳥が日本固有種であること。本州、四国、九州に生息しています。「ピョーピョーピョー」と鳴くので、鳴いてくれればすぐにわかります。木から飛び立つときは「ケケッ」と鳴きます。
 写真のアオゲラは、赤い帽子が大きいのでオスだと思います。メスは後頭部だけが赤い。彼の帽子はだいぶくたびれていますね。生えかわるのでしょうか。
 アオゲラの羽の色は黄緑色です。それを「アオゲラ」と呼ぶのは、なぜ? 古語辞典を引っ張り出して「青」を引いて みると、「おもに青・緑・藍などをさすが、それらを含んだ広範囲な色彩をいう」とありました。ことのついでに漢和辞典で「青」の項を見ると、「草の色や藍色、まやは新緑色のさま」とあります。青葉といえば緑ですからね。
 
アオゲラ

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おーい、アオゲラがいるぞお!2012/12/24

 落合川のカワセミポイントへ行ってみたところ、「裏山にルリビタキがいるかもしれないよ」と教えてもらいました。東久留米では珍しい部類の鳥なので、さっそく向かいました。到着すると、3人の男性が陣取っていました。手招きされたのでルリビタキの期待が膨らみましたが、木の上を指さします。「アオゲラがいるんだよ、アオゲラが」
 見上げても、みつかりません。「どこにいるの?」「枝が二股に分かれたところにいるでしょう」「ええっ。あっ、いたいた」。暗がりになったところで、枝をトントンたたいています。それも天を仰ぐ格好。鋭い爪で体を支えています。人間にはできない芸当です。
 それにしても、空をバックに暗がりにいる鳥を撮るのかあ。どないしょ。露出をマニュアルにして、いちかばちかシャッターを切ることにしました。
 カメラは Panasonic FZ200 にテレコンバーションレンズをつけています。約1000ミリ相当。小さくて軽いので、手持ちでもなんとかいけそうです。ISO感度200。絞りはF4.0。シャッタースピードは80分の1秒。
 アオゲラは、珍しい鳥というわけではありませんが、簡単に見つかる鳥でもありません。留鳥なので、季節を問わず見ることができます。屋久島から本州に分布する日本固有種のキツツキです。体長は29センチ。ヒヨドリが28センチなので、ほほ同じ大きさです。写真のアオゲラは、頭の後ろだけが赤いのでメスだと思われます。オスは頭全体が赤い。
 本命のルリビタキを見ることはできませんでした。
 
アオゲラ

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にっくきアオダイショウ2012/07/05

 今朝、友人に会ったら、悲しい事実を知らされました。みんなが見守っていたアオゲラ(日本固有種のキツツキ)の雛がアオダイショウにやられたそうです。自然の営みとはいえ、残念でなりません。雛の頭が赤くなって、アオゲラらしくなってきたところで、悲劇が起きました。たぶん3羽いたと思いますが、全滅のようです。
 昨年は、コゲラの雛がカラスにやられ、カワセミの雛が蛇の犠牲になりました。
 カルガモの雛もカラスや蛇に毎年食べられているはずです。
 1枚目の写真は、まだ目が開いたばかりのアオゲラの雛です。最近の雛は撮っていません。
 2枚目の写真は、メス親に餌をねだる雛です。
 3枚目の写真は、オス親です。オスの方が赤い帽子が大きい。
 
アオゲラ

アオゲラ

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アオゲラの子育て2012/06/25

 アオゲラが子育てに励んでいます。巣の中には3羽のヒナがいるようです。まだまだ小さいので、巣から顔を出しません。親は1時間に1度くらいのペースで餌を運んできます。そうするとヒナは、チチチチチチッとリズミカルな鳴き声を発し、餌をねだります。
 写真は、メス(母親)が餌を持ってきたところ。頭の後ろしか赤くないので、メスとわかります。オスは頭全体が赤いです。
 さて、親鳥は餌を口の中に入れているようです。ヒナの口が大きく開きました。親鳥はヒナの口に嘴を入れて餌を与えます。それを数回繰り返して、飛び去りました。それから5分後、今度はオス(父親)がやってきました。続きは後ほど…。
 アオゲラは、日本固有種のキツツキです。屋久島から本州にかけて生息しています。北海道にはいないようです。
 
アオゲラの子育て

アオゲラの子育て

アオゲラの子育て

アオゲラの子育て

穴を掘ってたアオゲラさん2012/05/14

 アオゲラを見たのは1年ぶりでしょうか。長い間見なかったので、うれしくなって写真を撮りました。
 実は、アオゲラが穴を掘っていることは聞いていました。しかし、すぐに姿が消えてしまったことも伝わってきました。そのアオゲラが、違う場所で穴を掘っていることを教えてもらい、さっそく出掛けていったというわけです。時間に余裕がなかったので短時間でひきあげました。オスとメスを1枚の写真に収めたかったのですが、それはかないませんでした。
 1羽は穴の中にいて、せっせと掘り続けています。もう1羽は、外にいます。どちらがオスでどちらがメスなのか、よくわかりません。穴の中の鳥が頭があまり赤くないようなので、メスかもしれません。
 1枚目の写真は、木屑を掻き出しているところです。木屑が飛んでいます。こういうシーンはムービーの方がわかりやすいなあ、と思いながらシャッターを切りました。
 2枚目の写真は、穴から外を見ている姿です。
 3枚目と4枚目の写真は、全身です。きれいな鳥だと思います。
 アオゲラは、キツツキ目キツツキ科の鳥で、全長は29センチ。ヒヨドリほどの大きさです。日本の固有種です。北海道にはいません。
 この鳥がなぜアオゲラというのか。『山渓名前図鑑 野鳥の名前』によると、青は古語で「緑」のこと。青葉も青カビも緑色です。キツツキ類の総称を「ケラ」といい、濁音になって「ゲラ」に。アオゲラとは、「緑のキツツキ」という意味のようです。「ピョーピョーピョー」と澄んだ声で鳴きます。
 
アオゲラ

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団地にいたアオゲラ2011/06/01

 近くの団地でアオゲラ(キツツキの仲間)を見かけました。市内にいることはいるのですが、簡単に出合える鳥ではありません。営巣している感じではなかったので、移動の途中に立ち寄った程度だと思います。背景が真っ白の写真になってしまったのは、白い鉄板が後ろにあったからです。慌てて撮ったので、露出もオーバー気味でした。
 古本屋で見つけた『森の野鳥を楽しむ101のヒント』(日本林業技術協会編)に、日本固有種(日本にしかいない種)についての記述がありました。それによると、日本固有種といえる鳥は、以下の10種しかありません。
 ヤンバルクイナ、アマミヤマシギ、ヤマドリ、アオゲラ、ノグチゲラ、カヤクグリ、アカヒゲ、アカコッコ、メグロ、ルリカケス
 アオゲラは、10種のなかに入っています。近年、コゲラ(もっとも小さいキツツキ)とともに、都市部に進出する傾向が見られる、とこの本には書いてあります。なぜか。都市公園に植裁された桜の木が、アオゲラの営巣に適した太さになってきたからではないか、というわけです。しまった、と思ったのは、写真のアオゲラがつかまっている木を確認するのを忘れていました。
 ヤンバルクイナ、アマミヤマシギ、ノグチゲラ、アカヒゲ、アカコッコ、ルリカケスの6種は南西諸島にいる鳥です。メグロは小笠原諸島だけにいます。東久留米では絶対に見られません。広域で見られるのは、ヤマドリ、アオゲラ、カヤクグリの3種。そんな鳥が自分の生活域のなかにいるというのも、なかなかいいものです。
 
アオゲラ