「カメさん残念」の巻2015/05/09

 黒目川の対岸に目をやると、カメがコンクリートの護岸を登っていました。体が濡れているので、はい上がってきたばかりのようです。ミシシッピアカミミガメ。北アメリカ原産のカメです。日本には「ミドリガメ」の名前で大量に輸入され、お祭りの屋台でも売られていました。黒目川のカメは、大半がこれです。日本産のニホンイシガメは数年前に見たきりです。
 さて、護岸を登るカメさんは、ゆっくりですが確実に前進しています。なんとかてっぺんに左手がかかりました(4枚目の写真)。これで右手が来れば登頂成功です。右手が動いたらシャッターを切ろうと待ち構えました。しかし、動かなくなりました。そうか、休憩か。満を持して登りたいのかもしれません。角度を変えて写真も撮っておきました(5枚目)。3分たっても動きません。
 カメの下をカワセミが飛んでいきました。カワセミを目で追ってからカメを見ると、いません。水に落ちていました。あと一歩のところで力尽きてしまいました。照れ隠しでしょうか、カメさんは急いで泳ぎ去りました。
 
ミシシッピアカミミガメ

ミシシッピアカミミガメ

ミシシッピアカミミガメ

ミシシッピアカミミガメ

ミシシッピアカミミガメ

ミシシッピアカミミガメ

ミシシッピアカミミガメ

甲羅が白いミドリガメ2013/05/18

 初めは白っぽいゴミかと思いました。よく見るとカメでした。通称ミドリガメ、正確にはミシシッピアカミミガメです。黒目川にも落合川にもたくさんいますが、白い甲羅は初めて見ました。2日続けて同じカメを見たので、甲羅に付着した泥が乾いて白くなったわけではなさそうです。
 なぜ甲羅が白いのか。知識がないので、4つほど可能性を考えてきました。
 (1)突然変異で生まれたときから甲羅が白い。
 (2)脱皮をしたばかりなので甲羅が白い。
 (3)これから脱皮をするので甲羅が白い。
 (4)カビなどにおかされて(何らかの病気にかかって)甲羅が白い。
 ごく普通のミドリガメを3枚目に紹介しておきます。
 
甲羅が白いミドリガメ

甲羅が白いミドリガメ

ミドリガメ

スッポンもいる黒目川2011/07/25

 黒目川遊歩道から対岸の土手を見ていたら、にゆっくり動くものがありました。ミシシッピアカミミガメだろうと思って、最初は気にしていませんでした。しかし、なんとなく大きそう。色もグレーで地味です。もしやと思って、望遠コンパクトカメラのデジタルズームを使って確認してみると、スッポンでした。1年ほど前にも、同じ場所で見ています。まだ生きていたようです。
 それにしても、首をなが~く伸ばして、自堕落な格好です。水の中にいるスッポンは動きは速いのだろうと思いますが、陸に上がったスッポンはのろのろです。
 
スッポン

無関心2010/10/20

 カメがコンクリートの上で顔を上げて遠くを眺めていました。そこにカモがやってきて、羽の手入れを始めました。カメもカモも不干渉。カモが羽をばたつかせても、カメは知らん顔です。そのうち、最近北からやってきたヒドリガモが近くによってきて昼寝を始めました。3種3様で、お互いが無関心のように見えました。写真を撮っている人間にたいしても、まったく無関心。

カモとカメ

初見 スッポン2010/07/15

 黒目川で初めてスッポンを見ました。遊歩道を自転車で走っていたところ、川にある石がいつもより大きい。突起物もありそうです。自転車を降りて望遠レンズでのぞいたところ、カメでした。といってもニホンイシガメやミシシッピアカミミガメとは形が違います。
 そういえば今年の冬、現場周辺でスッポンを見た人がいます。もしや、と思って目を凝らすと、やっぱりスッポンです。美しい姿とは思いませんが、黒目川で1度見てみたいと思っていただけに、感動の一瞬でした。
 数年前まではスッポンもナマズもたくさんいたようですが、最近はとんと見かけません。乱獲された、という話を聞いたことがあります。

スッポン

スッポン
                 Lumix G1/45-200mm F4.0-5.6

ニホンイシガメ2010/06/24

 黒目川には、ニホンイシガメもいます。大部分はミシシッピアカミミガメですが、ごくまれに見ることがあります。とはいえ、昨年6月20日に見たのが最後で、1年間お目にかかっていません。生きていてほしいなあ、と思います。
 かつて、ニホンイシガメはどこにでもいるカメでした。都市化にともなう護岸工事などの環境変化とミシシッピアカミミガメの進出、その他さまざまな要因から、首都圏では絶滅が心配されています。貴重種が住める東久留米であってほしいですね。

ニホンイシガメ
           2009年6月20日撮影  D700 Nikkor 300mm f/4D*1.4

ニホンイシガメ
           2009年3月19日撮影  D700 Nikkor 70-200 F2.8G*2

落書きされたカメと同種2010/06/24

 6月初旬、甲羅に「カメデス」と落書きされたカメがニュースになりました。甲府市の舞鶴城公園の堀で見つかった、あのカメです。1週間ほどして、被害にあったカメはミシシッピアカミミガメ(ミドリガメ)だった、というニュースも出ました。
 そのミシシッピアカミミガメが、黒目川にも落合川にもたくさんいます。北アメリカ原産で、日本には1950年代に「ミドリガメ」として大量に輸入された、というのが共通した説明です。昔、祭りの夜店で生まれたてのカメを売っていました。
 目の後ろに赤い線が入っているのが特徴です。おかげでニホンイシガメのような日本産のカメが住めなくなっている、といいます。生態系への影響が大きいカメといえるでしょう。
 写真は、日向ぼっこしているところです。ちょっとばかり、憎たらしい顔をしてますよね。

ミシシッピアカミミガメ
                                                      Cybershot-HX1