クイナに遭遇2021/01/02

 黒目川には珍しいクイナを見ました。遠くに岸辺を歩いている鳥がいました。逆光だったので黒っぽくしか見えませんでしたが、バンの幼鳥かオオバンの幼鳥が下流から移動してきたのかな、と思いました。急ぎ足で見かけた場所に行ってみると、なんとクイナでした。この辺ではあまり見ない鳥です。非常に警戒心の強い鳥で、葦の茂みに隠れています。人気がなかったため、川の真ん中まで出てきたのかもしれません。
 ツル目クイナ科クイナ属に分類される鳥で、体長は29cm。日本国内で季節的な移動をする漂鳥。この辺りで見られるのは冬場です。奈良・平安時代から知られていたそうです。『日本書紀』『源氏物語』『枕草子』にも出てくる、と解説本に書いてありました。漢字表記は「水鶏」「秧鶏」など。
 ちなみに、この間何度か紹介しているバンもオオバンも、ツル目クイナ科の鳥です。
  
クイナ

クイナ

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やっと撮れたクイナ2019/01/28

 ことしの元日、黒目川でゴイサギの写真を撮っているときに、後ろを横切った茶色い鳥がいました。早足で右から左へ走り抜け、葦の藪に消えました。大きさと色とから考えて、クイナではないかと思いました。しばらく待ってみましたが、姿を見せてくれませんでした。
 それから数日後、同じ場所で、川を横切る姿を見ました。遠くからでしたが、クイナでまちがいありません。
 これ以来、ずっと姿を見ませんでした。
 1月27日早朝、近くにいるカワセミとダイサギを見ながら、カワセミを撮ろうかなと思って目をカワセミに向けたとき、岸辺を急ぎ足で移動するクイナを発見。こちらに近寄ってきそうです。カワセミを捨て置いて、クイナに集中しました。
 近くに来てくれたのでレンズを向けるものの、光が斑で露出が定まりません。おまけに歩くスピードが速い! 露出はマニュアルに切り替えて、オートフォーカス頼みでシャッターを切り続けました。大半の写真はブレていました。
 クイナは警戒心が強い鳥なので、再び撮れるかどうか。撮れたらまた紹介します。

クイナ
 
クイナ

クイナ

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水鶏(くいな)現る2013/11/20

 市内でクイナを見ることができました。ここでは珍しい鳥です。警戒心が強い鳥で、すぐ繁みに隠れてしまいます。静かにして待っていれば表に出てきてくれますが、こちらがちょっと動くと、忍者のような速さで姿を消します。
 ツル目クイナ科。体長は、キジバト(33センチ)よりちょっと小さい29センチ。東北地方以北では夏鳥、以南では冬鳥とされています。でも、ちょっとわからないことがあります。
 「夏は来ぬ」という唱歌があります。この4番と5番に水鶏(くいな)が出てきます。 「棟散る川辺の宿の 門遠く水鶏声して…」(4番)
 「五月闇(さつきやみ)蛍飛び交い 水鶏鳴き卯(う)の花咲きて…」(5番)
 水鶏は夏の鳥になっています。歌の舞台は東北なのかといえば、どうもそうではなく、もっとも有力なのは京都・大原説だそうです。しかし、作詞した佐佐木信綱は古歌からつくりあげたようなので、大原で決まりとはならないものの、万葉集にも水鶏が出てくるので、奈良・京都あたりは舞台としてはぴったりです。佐佐木信綱は東北をイメージしていたとは思えません。奈良・京都あたりでは水鶏は冬鳥のはず。なぜ、夏の歌にでてくるのだろうか。かつては夏にもいたということなのか。
 俳句の世界では、水鶏は夏の季語です。
 頭がこんがらがってきます。
 
クイナ

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クイナ

クイナ

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