春を待つウグイス2012/02/04

 黒目川のあちこちでウグイスが鳴いています。といっても、ホーホケキョウではありません。真冬なのでチャッチャッチャという地鳴きです。藪の中で鳴いているので、姿を見るのが大変です。見やすいところに出てきてくれたかと思うと、すぐに藪の中へ引っ込んでしまいます。
 国語学者、山口仲美さんに『ちんちん千鳥のなく声は』という本があります。日本人が鳥の鳴き声をどういう風に表現してきたかを書いたものです。それによると、「ホウホケキョウ」は、江戸時代になって登場するのだそうです。それ以前には「ひとくひとく」「ツーキヒホシ(月日星)」「千代千代千代」などと表現されたとか。「ホウホケキョウ」は、法華経の意味をかけています。
 今年は寒波が強くて春が遅くなりそうです。美しい鳴き声は3月のいつごろ聞けるでしょうか。「あらたまの/年たちかへる/あしたより/またるるものは/鶯のこゑ」という和歌がありましたっけ。
 
春を待つウグイス

ウグイスの初鳴き2011/03/20

 3月19日午前、黒目川遊歩道でウグイスの初鳴きを聞きました。まだうまくはありませんが、「ホーホケキョ」と鳴いていました。昨年は3月12日に、一昨年は3月14日に初鳴きを聞きました。今年はちょっとばかり遅いのかもしれません。被災地の人たちに聞いてほしい、と思いました。
 ウグイスが鳴いていたのは、梅の木でした。「梅にウグイスだ!」と妙に感動。写真を撮ろうとしましたが、実にちょこまか動きます。枝がじゃましてうまく撮れません。梅の花は散ってしまって、花の中でウグイスを撮りたいという思惑もはずれてしまいました。 「写真上」は、出来の悪い写真ですが、そのときのものなのでアップします。「写真中」と「写真下」は、まだ「チッチッ」と地鳴きしているときのウグイスです。

ウグイス

ウグイス

ウグイス

外に出てきたウグイス2011/03/06

 暖かくなって、ウグイスが藪の外から出てくることが多くなったような気がします。3月半ばを過ぎれば、「ホーホケキョ」と鳴いてくれるのではないかと思います。今はまだ「チャッチャ」と地鳴きしています。
 外に出てくれるのはいいのですが、近くで写真を撮れません。目の前にいるときは藪の中です。
 先日、テレビを見ていたら、「梅にメジロ」の写真を見せて「梅にウグイス」と紹介していた番組がありました。さすがに訂正がありましたが、よく間違われます。「ウグイス」と言う言葉を聞いて、緑色を連想しますよね。いかにも緑色なのがメジロなので、へんてこりんな話になるのでしょう。梅が咲くころウグイスは、まだ藪の中にいます。梅の木にとまるとしても、ごくまれでしょう。
 そのウグイスにも、うすい緑色が入っています。灰色がかった暗めの緑色といえばいいでしょうか。今回の写真では、残念ながら表現できませんでした。

ウグイス

ウグイス