葉隠れのカワセミ2024/12/09

 目の前をカワセミが通過していきました。姿を目で追いかけると、ちょっと先の枝にとまったようです。だいたいあの辺だ、と目星をつけて、ゆっくり探してみました。なかなか見つかりません。飛び去ったかなと諦めかけたとき、草の影から青い輝きを発見しました。土手の奥にある枝にいて、草がカワセミを覆っているようです。
 この日は、強い北風が吹いていました。風が渡ると葉っぱが上に持ち上がり、カワセミが姿を現しました。うまいところに隠れたものです。風が吹くのを待って、シャッターを切りました。
 
カワセミ

カワセミ

カワセミ

光る川面とコサギ2024/12/10

 橋の下はマジック・スペースです。日常にはない光が出現します。
 コサギが橋の下にいました。上下2車線の橋なので、それなりに幅があり、日陰をつくります。しかし、周辺からの光がたくさん差し込むので、水面が鏡になって反射します。ある一定の距離から川面を見ると、白く輝いたり黄金に輝いたりします。撮る場所を決めて、コサギがその範囲に入ってくれるのを待って撮りました。自分が動いてしまうと、反射が弱まったり消えたりするので、じたばたしない。コサギが画面に入ってくれなければ、それまで。太陽も動くので、勝負は短時間。写真は一期一会だなあと思います。太陽の位置が低い冬だから撮れる写真です。
 
光る川面とコサギ

光る川面とコサギ

いい顔してるよ、アオサギさん2024/12/12

 アオサギが川の真ん中で堂々と立っていました。直射日光を浴びて、眩しくないのだろうか。逆光から撮れればおもしろいかなと思ったものの、撮れる場所がありません。やめよう、と諦めかけたとき、なかなかいい顔をしていることに気づきました。それならば、直射日光を浴びている側から、背景を暗く落として撮ってみるのもいいかもしれない、と考え直してシャッターを切りました。
 
アオサギ

アオサギ

アオサギ

ちゃっかりカワセミ2024/12/12

 カワウが魚を追いかけている場所にはサギたちが集まってきます。潜水して魚を追いかけるカワウ。逃げ惑う魚たち。その混乱に乗じて魚をゲットしようとするサギたち。お祭り状態になることもあります。
 この日も、カワウが魚を追いかけていました。おまけのコサギはまだ1羽。黒目川のコサギはまだ数が少ないです。それでも、カワウの移動に合わせて飛び回っていました。
 ひょいと手前の土手を盛ると、なんとカワセミがいるではありませんか。そうなんです、カワセミの思惑もコサギと同じです。小さい鳥なので見過ごすこともしばしばですが、ちゃっかり分け前をいただこうと静かに狙っています。
 ただ、この場では、どの鳥も魚をとることはできませんでした。
 
カワセミ

カワセミ

カワセミ

土手で種を食べるスズメ2024/12/13

 黒目川の土手に積もった枯草のなかでスズメたちが何やらもぞもぞ動いていました。よく見ると、種のようなものを食べています。冬場は貴重な食物。食べ尽くせないほどの量が土手にあればいいのですが。
 スズメも数が減っています。どんどん群れの規模が小さくなっているので、心配です。スズメは、人間が生活しているところで生活します。限界集落から人の姿が消えると、スズメもいなくなってしまいます。人間とは一定の緊張感を保ちつつ、したたかに生きてきたスズメですが、水田などの減少、営巣場所であった人間の住環境の変化、カラスや猛禽による捕食などが原因で減っているのではないかといわれています。
 
種を食べるスズメ

種を食べるスズメ

種を食べるスズメ

コサギの朝2024/12/14

 光がおもしろかったので撮りました。午前8時すぎ、コサギが朝日に背を向けて休んでいました。中洲のようなところで、画面右から流れてくる水が二股に分かれます。コサギの足元に光が当たり、島のような雰囲気がありました。コサギの影が長く伸びています。静けさが伝わるといいな、と思いながらシャッターを切りました。
 
コサギの朝

コサギの朝

夕暮れ色のヒドリガモ2024/12/15

 日没から30分ほどたった午後5時すぎ、なぜか西の空に赤みが残って川面を薄く染めました。ヒドリガモのつがいが羽を休めていたので、いい雰囲気になるかなと思って撮ってみました。
 
夕暮れ色のヒドリガモ

夕暮れ色のヒドリガモ

羽ばたくカルガモ2024/12/16

 黒目川遊歩道を歩けば必ず見ることができるカルガモ。ごくまれに、まったく見ない日があって、こういうときは動も気持ちが落ち着きません。必ず見る鳥って撮らないんですよね。でも、鳥が少ない夏場は本当にありがたいです。
 ということで、羽ばたく姿を撮らせてもらいました。ブルーの羽が印象的です。
 
羽ばたくカルガモ

羽ばたくカルガモ

羽ばたくカルガモ