オイカワを銜えたダイサギ2024/01/17

 黒目川の岸辺でオイカワを銜え上げたダイサギが、どういうわけか私の目の前まで飛んできてくれました。魚を銜えたまま人に近づいてくることはほとんどないのですが、見せびらかしたかったのでしょうか。こちらが慌ててしまいました。
 魚と一緒に葉っぱも銜えています。どうやって魚と葉っぱを分離するのかも見ものです。ダイサギは強引にのみ込もうとしましたが、葉っぱがオイカワの頭に被っているので、のみ込めません(2枚目の写真)。ダイサギはとっさに口を開けて、オイカワを宙に浮かせました。葉っぱがオイカワの頭から外れます。すかさず銜え直したダイサギは、オイカワだけをのみ込むことに成功。残った葉っぱは、首を横に振って捨て去りました。なれたもんですねえ。
 
オイカワを銜えたダイサギ

オイカワを銜えたダイサギ

オイカワを銜えたダイサギ

大物を銜えたコサギ2024/01/04

 カワウが潜水している近くで、コサギが走り回っていました。カワウに追われた魚を横取りするつもりです。右に左に急カーブ。頭を水に突っ込んで、顔を出したら大物を銜えていました。なんという魚でしょうか。オイカワかカワムツのどちらかだとは思うのですが、はっきりわかりません。みごとな魚です。黒目川にもこれだけの魚がいるんだな、と再認識しました。
 はやくのみ込もうとコサギも必死です。こちらもうまく撮ろうと必死です。しかし、残念ながらピントが甘かった。のみ込んだコサギは、しばらくその場でじっとしていました。魚が腹に収まりきるまで動けなかったようです。
 
大物をゲットしたコサギ

大物をゲットしたコサギ

大物をゲットしたコサギ

今年も黒目川にアユがいる2023/09/23

 黒目川には毎年、アユが遡上してきます。今年もところどころにいます。大きな群れにはなっていなくて、1カ所に10匹前後といったところでしょうか。7月に入ってから気づきましたが、なかなか写真が撮れずにいました。今夏の黒目川は水の透明度が低く、アユがちょっと深めのところにいるので、遊歩道から撮るのは難しい。
 先日、日差しのいいときに撮ってみました。きれいな写真にはなりませんでしたが、たしかにアユがいたということは記録になるかなと思います。上から3枚までが今夏の写真です、
 昨年も遡上していたはずですが、私はまったく見ることができませんでした。群れをなして遡上している姿を見たのは、2018年でした。4枚目の写真は18年8月に、5枚目の写真が18年11月に撮ったものです。このときは透明感のある水でした。

2023年9月
黒目川のアユ

黒目川のアユ

黒目川のアユ

2018年8月
黒目川のアユ

2018年11月
黒目川のアユ

オイカワの産卵(2)2023/05/12

 前回の続きです。オイカワの産卵。婚姻色のオスがよく見える角度で撮ることができました。ただ、本命のメスは、オスの体に隠れて見えません。周辺に群がっているのもメスですが、ギャラリーみたいな感じです。
 
オイカワの産卵

オイカワの産卵

オイカワの産卵

オイカワの産卵2023/05/11

 やっとオイカワの産卵を撮ることができました。近年、黒目川は水草が増えてしまって、産卵を撮るのが難しくなっています。ちょうど浅瀬の砂場に光が当たり、婚姻色に輝くオイカワのオスがいたので、これにねらいを定めて、産卵を待ちました。メスがオイカワの下に入り込んでくれると産卵が始まるのですが、オス同士が牽制しあって追いかけっこを始めてしまうので、期待通りにはいきません。
 それでも、2回だけチャンスがありました。そのうちの1回が、下の写真です。オスとメスの関係がよくわかる写真ですが、オスの婚姻色(繁殖に聞出る色)が目立たないのが残念なところ。オスの周辺にメスが集まっていますが、本命のメスは1匹だけです。オスは力を振り絞っている感じがわかります。最後は砂を巻き上げます。
 遊歩道から撮るのですが、いくつかの条件が揃わないと撮れません。川の透明度が高いこと。浅瀬であること。快晴であること(光が川底をしっかり照らしていること)。水面が反射しない位置に太陽があること。風がないこと。流れが安定していること(流れに揺らぎがないこと)。
 今回は、あまりダイナミックな動きになりませんでした。またチャンスがあれば撮りたいと思っています。
 
オイカワの産卵

オイカワの産卵

オイカワの産卵

オイカワの産卵

川に突っ込んで魚をゲットしたアオサギ2023/04/13

 岸辺にアオサギがいました。川の流れを見つめています。魚がいるに違いありません。近づいて、魚を銜えたところを写真に撮ろうと思っていたら、いきなり川に突っ込みました。仕方がありません、遠いままシャッターを切るしかありませんでした。
 川に体を沈めたアオサギが顔を出したとき、嘴に魚を銜えていました。あと10秒あれば大きく撮れたのに! 魚はオイカワに違いありません。それも婚姻色(繁殖期の色)が出ています。アオサギにちゃんと言わなければいけませんね。こちらの都合も忖度してくれ、と。

川に突っ込んで魚をゲットしたアオサギ
 
川に突っ込んで魚をゲットしたアオサギ

川に突っ込んで魚をゲットしたアオサギ

川に突っ込んで魚をゲットしたアオサギ

ダイサギが銜えた婚姻色のオイカワ2023/04/12

 目の前でダイサギがオイカワを銜えました。オイカワの色を見て、ちょっとばかり慌ててしまいました。婚姻色(繁殖期の色)がはっきり出ていたからです。オスです。まだ4月の半ば。5月に入らないと見られないと思っていたので、びっくり。おかげで、ピンとは合わなくなるしブレるし、いいシーンを逃してしまいました。冷静沈着に撮らないと禍根を残します。
 オイカワの顔が見えないのも残念なところ。赤黒くなります。婚姻色はもっときれいになります。このオイカワも、婚姻色に変化していく途中で食べられてしまいました。5月、6月がピークだと思います。
 オイカワを銜えているダイサギは、婚姻色ではありません。どちらも婚姻色だと、もっと面白いのですが…。
 
ダイサギが銜えた婚姻色のオイカワ

ダイサギが銜えた婚姻色のオイカワ

魚を銜えた婚姻色のコサギ2023/04/04

 きのう紹介した婚姻色(繁殖期に現れる色)のコサギの続きです。嘴の根元がピンクになっているのが特徴です。足指も黄色からピンクっぽく変化しています。
 そのコサギが、いきなり走り出しました。素早く右に左に動くので、カメラが追いつきません。羽を広げて小さく飛び、再び走りました。水に嘴を突っ込んだと思ったら、魚を銜えていました。アップで撮りたかったのですが、そんな余裕はありません。撮ることだけを考えてシャッターを切りました。魚はオイカワでしょうか。5月になると、このオイカワのオスが婚姻色になります。
 
魚を銜えた婚姻色のコサギ

魚を銜えた婚姻色のコサギ

魚を銜えた婚姻色のコサギ