畔のコチドリ 作品展から(1)2016/10/07

 先日開催した作品展の展示写真をブログに掲載してほしい、という要望を何人かの方からいただきました。ありがとうございます。9枚の写真を「鳥たちの四季」というくくりで展示しました。作品展の順番とは異なりますが、順に紹介させていただきます。
 1回目は、初夏の写真です。5月に埼玉県で撮りました。コチドリは夏の鳥。田植えが終わった畔にたたずんでいました。田に水が引かれた雰囲気と苗の色、光の反射を出したかったので、あえて逆光側に回り込みました。
《Nikon1 V1 + NIKKOR 300mmF4》
 
畔のコチドリ

コチドリの散歩2015/05/21

 今年もコチドリが黒目川に来てくれました。ずいぶん前からいるのですが、撮るチャンスがありませんでした。とりあえず3羽は確認できました。「ピョイピョイ」とかわいい声で鳴きながら飛んでいました。
 コチドリは、石がごろごろしているところが大好きなようで、ちょこちょこっと歩いては止まり、またちょこちょこっと歩いては止まります。とくに方向を定めているようには見えません。気ままに散歩しています。水生昆虫の幼虫を探しているのでしょう。黄色いアイリングがよく目立ちます。
 石を背景にするだけではつまらないと思って、植物の近くを通ったときに写真を撮りました。紫の花を咲かせているその植物は、外来種のオオカワジシャです。在来種と一緒に撮りたいものです。
 コチドリはチドリ目チドリ科の鳥で、夏鳥です。日本は繁殖地のひとつです。中国南部から南が越冬地。オーストラリアにはいないようです。アフリカの中央部は周年棲息しているようです。体長は16cm。ちなみにスズメは14cmです。
 
コチドリ

コチドリ

コチドリ

コチドリ

コチドリ

顔をかいかいするコチドリ2014/07/06

 市内で営巣するコチドリがいますが、巣立ったヒナを見る機会に恵まれません。チビのコチドリはかわいいので、なんとか写真を撮りたいものだと思うのですが…。
 足で顔をかいかいする姿も、なわいらしいので紹介します。
 コチドリは、チドリ目チドリ科の鳥で、体長16cm。スズメより2cm大きいだけです。そんな小さな鳥が、渡りをします。夏鳥として日本に来るので、冬場は見ることができません。
 
コチドリ

コチドリ

コチドリ

コチドリのジャンプ一発2014/05/06

 毎日のようにコチドリを撮影している友人曰く。「羽を繕い終わるとジャンプするよ。そこがシャッターチャンスだからね」
 そんな話を聞いていたので、なんとかタイミングを合わせたいと思っていました。コチドリが水浴びを始めたので、羽繕いに移行することは間違いなし。カメラを構えて待つことにしました。そろそろ羽繕いも終わるだろうなと思ったとき、一瞬、ジャンプしました。シャッターを切ったものの、遅れました。「跳びます」といってくれれば合わせられるのに!
 失敗を重ねるうちに、なんとか合わせられたことがありました。それが下の写真です。とにかく一瞬なので、醍醐味はあります。
 コチドリはみんな同じことをするのかどうか。それがまだわかりません。この個体だけの習性かもしれません。昨年もコチドリを撮りましたが、こういうことは目撃しませんでした。
 
コチドリのジャンプ

コチドリのジャンプ

今年もコチドリがやってきた2014/05/03

 オレンジ色のアイリングがかわいらしいコチドリ。今年も黒目川にやってきてくれました。遠目に2羽確認しました。たぶんオスとメスです。オスらしいのが近づくと、メスらしいのがすっと移動してしまいます。じらしているんですね、メスらしいのが。
 メスらしいのが来る前に撮ったのが下の写真です。たぶんオスだと思いますが、見分け方を忘れてしまって、確信がありません。なんとも情けない話です。
 コチドリは、チドリ目チドリ科の鳥で、体長16cm。スズメより2cmほど大きいだけです。この体で渡り鳥ですから、たいしたものです。春、東南アジアあたりからやってきて、日本で子どもを育てて帰っていきます。
 鳥の種類が一気に減った黒目川では、貴重な被写体です。何度も紹介することになりそうです。
 
コチドリ

コチドリ

コチドリ

コチドリ

コサギが走る2013/09/27

 コサギは、忍者のように水面を走ります。羽で体を浮かせて、獲物に突進します。コサギはたいした運動神経の持ち主です。そういう雰囲気が写真から伝わるでしょうか。
 さて、自分のブログを見直してみると、ここ数日間はカラスとコサギばっかりです。黒い鳥と白い鳥を交互に紹介するというのも、芸がない気がします。モノクロ写真でいいじゃん、といわれそうですね。
 
コサギが走る

コサギが走る

コサギが走る

大願成就ならず コチドリのオス2013/05/10

 黒目川の小さな河川敷。小石がごろごろしている所にコチドリの番がいます。子育て時期を迎え、カメラマンが交尾の瞬間をねらっています。私もレンズを向けました。
 離ればなれにいたオスとメスが、だんだん接近してきました。オスがメスの背後からゆっくり近づきます。メスはじっと止まってオスを待っているようなそぶりです。メスに近づくにつれ、オスの体が反り返ってきました。いよいよかな、と思ったところでメスが前に進んで一巻の終わり。メスはそのまま飛び去りました。恋って微妙なのね!
 
コチドリの番

コチドリの番

コチドリの番

コチドリの番

コチドリさんお目見え2013/05/07

 「市内にコチドリがいるよ」と教えてもらって、さっそく行ってみました。勇んで現場に到着したものの、姿はありません。どこかにお出かけなのかもしれません。他で写真を撮ってから再び訪れてみると、こんどはいてくれました。
 2羽います。番だそうで、交尾の写真を撮った人もいます。そんなチャンスには恵まれなかったので、とりあえず写真を撮ったところです。突然、飛び立つので、飛んでいる姿も撮れませんでした。
 コチドリは、名前のとおりチドリ目チドリ科の鳥です。体長は16センチ。スズメ(14センチ)よりちょっとばかり大きい。目の周りにあるオレンジ色のリングが特徴です。九州以北では夏鳥で、東南アジア方面から渡ってきます。石のあるところが好きで、この写真も小石が並ぶ河原で撮りました。食べ物はユスリカなどの小型昆虫と水生昆虫です。ジグザグに歩いて獲物を探します。
 1、2枚目がオスです。3、4枚目はメス。ほとんど同じなのでわかりにくいのですが、アイリングの後ろが真っ黒に見えるのがオスで、茶色っぽく見えるのがメスです。
 
コチドリ

コチドリ

コチドリ

コチドリ