ヒバリは「日晴り」?2012/06/08

 ギョギョギョのオオヨシキリもうるさいですが、こちらのヒバリもけっこううるさいです。なにせピーチク・パーチクですから。空高く舞い上がって、「チュルチュツチュル、ピチュルピチュル…」と鳴き続けます。歌うといってもいいかもしれません。縄張り宣言でしょうか。よく通る鳴き声です。うるさいとはいっても、ちっとも不快ではありません。のんびりした気分になります。
 実はこのヒバリ、オオヨシキリの写真を撮った近くにいました。シロツメクサが目に入ったのでちょっと眺めたら、鳥さんがいました。これまた大口を開けて鳴いています。なんとなく警戒していそうな雰囲気だったので、慌てて撮りました。ピントが甘いです。ということで、これもさいたま市で撮った写真です。
 熊本民謡「おてもやん」の合いの手にヒバリがでてきます。「ピーチクパーチクひばりの子 げんばくなすびのいがいがどん」と。これが「ピーチクパーチク」の語源なんでしょうかねえ。
 ヒバリは、晴れた日に鳴くから「日晴り」だという説と、「ピーピー」鳴くから「ピバリ」が転じたという説があるようです。万葉集の原文には「比婆理」とあるようです。普通は「雲雀」と書かれていますね。
 「美空ひばり」という芸名も、雲雀が歌うというイメージからきているのでしょう。
 
ヒバリ

ヒバリ

ヒバリ

青空に飛ぶヒバリ2011/07/10

 埼玉県の荒川土手。用事があって近くまでいったついでに寄ってみました。茂みの中から茶色い鳥が飛び出しました。突然だったのでびっくり。スズメより大きいので、なんだろうと思っていると、空の上でチュルリ、ピチュリと鳴きながら飛んでいます。ホバリングのような飛び方で、実によく鳴きます。ヒバリです。
 留鳥か漂鳥なので、四季を通じて日本にいます。といっても、東久留米ではまったく見ません。農耕地や広い川原がないからでしょう。
 ヒバリは万葉集にも出てくる鳥で、「うらうらに照れる春日に雲雀(ひばり)あがり情(こころ)悲しも独しおもへば」などがあります。「雲雀(ひばり)あがり」というのが、この写真にぴったりのイメージ。ただし春ではなく、真夏の空ですが…。 
 
青空に飛ぶヒバリ

ヒバリ2011/05/04

 友人といっしょに、埼玉県の水田に行って来ました。水がなみなみと引かれ、田植えが始まっていました。ヒバリがさえずっています。地面におりたあたりまで忍び足で行くと、いましたいました。そっとレンズを向けて写真を撮りました。

ヒバリ