獰猛だけど可愛いモズ2024/03/13

 枝だらけの木にモズがとまっていました。オスです。肉食で虫やミミズ、カエル、ネズミなどを食べます。嘴は猛禽類のそれで、かまれたら痛そうです。でも、顔を見ると可愛らしい。
 漢字で「百舌鳥」と書くのは、いろいろな鳥の鳴き声を真似るからだそうです。手元にある図鑑には「メジロ、ウグイス、コジュケイなど、他の鳥の声をまねて歌っていく」とあります。とはいえ私は、それを実感したことはありません。
 モズの体長は約20cm。スズメより大きくて、ムクドリより小さいです。長い尻尾を上下に振るのが特徴です。オスは目の下のラインが黒っぽく、風切羽の一部に白斑が入ります。メスは目の下のレインが薄い茶色で、風切羽に白斑は入りません。
 
可愛いモズ

可愛いモズ

可愛いモズ

手すりの鳥たち2024/02/27

 黒目川と遊歩道とを隔てる手すりに、たくさんの鳥たちがとまります。人の姿が途絶えたとき、人が少ない早朝、雨の日などは撮るチャンスです。しかし、あまり近寄れません。知らん顔を装って、ちょこちょこっと撮ってしまうに限ります。今回は5枚。
 上から順に
 (1)シジュウカラ
 (2)カワセミ
 (3)ハクセキレイ
 (4)モズ
 (5)ジョウビタキ
 
シジュウカラ

カワセミ

ハクセキレイ

モズ

ジョウビタキ

顔がかわいいモズのメス2023/12/28

 今朝は、鳥さんたちに出会う機会に恵まれませんでした。とぼとぼと黒目川遊歩道をあるいていて、ふと対岸の木を見ると、枝の先端に丸く茶色っぽいものが見えました。スポットライトのように朝日が当たっていたので、よく目立ちました。望遠レンズで確認すると、モズのメスです。お腹を枝につけているので、休憩中のようです。
 対岸に移動できれば撮れるかもしれません。近くにある橋を渡って、そっと近づきました。体を丸くしています。目の後ろにある茶色いラインが薄いのでメスです。嘴の鋭さが特徴の1つです。各種の昆虫をはじめ、ミミズ、トカゲ、ミミズ、ヘビ、ネズミなどを食べる獰猛な鳥ですが、顔を見ていると実にかわいいです。オスはもっと精悍な印象を受けますが、メスは優しい顔をしています。
 
モズのメス

モズのメス

モズのメス

ただいま縄張り主張中2023/11/07

 ギョッギョッギョッと鳴くのはモズ、ヒンヒンヒンと鳴くのはジョウビタキ。どちらも空の上から聞こえてきます。黒目川沿いにある人家のテレビアンテナで鳴いています。
 モズの高鳴きは有名で、縄張りを主張しています。もっと寒くなると川まで降りてきます。
 ジョウビタキも縄張りをつくるので、高いところで鳴いて存在をアピールしているのだろうと思います。一日も早く川に降りてきてほしいのですが、いつもアンテナにいます。 写真は、上の2枚がモズのメスとオス、下の2枚がジョウビタキのオス。
 
モズのオス

モズのオス

ジョウビタキのオス

ジョウビタキのオス

顔がかわいいモズのオス2023/02/28

 足元の藪から飛び出した鳥がいました。スズメにしては大きい。対岸の葦にとまりました。モズのオスです。秋に伐られた葦はとまりにくそうです。ここから土手を見つめ、多摩に舞い降りて帰ってきます。お目当てのミミズがうまくとれないのかもしれません。
 モズのオスは、目に黒いラインが入るのが特徴です。これがいいアクセントになって、実にかわいいです。メスの目のラインは薄茶色で、あまり目立ちません。ほんわかした顔です。
 
かわいいモズのオス

かわいいモズのオス

かわいいモズのオス

かわいいモズのオス

桜にとまるモズのオス2023/01/10

 黒目川の対岸で茶色い鳥が動きました。ジョウビタキにしては大きいです。モズかもしれません。藪から出て桜の木にとまってくれたので、モズだと判明。目のラインが黒いのでオスです。
 最近、モズのオスもメスも見かけるようになりました。だいたい同じ場所で見るので、縄張りがあるようです。昨年の冬は、オスとメスがペアで、毎朝、同じ枝にとまっていました。カップルだったのだと思います。今季も、またカップルを見たいものです。
 秋から冬にかけて、モズは高鳴きをして縄張りを確保します。「モズの高啼き七十五日」といって、高鳴きが聞こえたら、75日後に霜が降りるという意味です。農作業の目安になっている言葉だと思います。
 1枚目と2枚目が桜にとまったモズ。
 3枚目と4枚目は、他の場所で撮ったモズです。
 
モズのオス

モズのオス

モズのオス

モズのオス

寄り添う2羽のモズ2022/02/16

 2羽のモズ(百舌鳥)が枝で寄り添っていました。オスとメスです。つがいだと思います。獰猛な印象があるモズですが、なんともかわいらしい! こんな姿を見たのは初めてです。
 ネットで調べてみると、2月下旬から3月上旬にかけて巣づくりを始めるようです。繁殖期が早く訪れる鳥なんですね。モズで春を感じるという、なかなかいい体験をしました。
 3枚ある写真で、いずれも右がオス、左がメスです。目に黒いラインが入っているのがオスの特徴です。メスは褐色です。このラインを過眼線といいます。
 枝の下は、黒目川の土手です。枝から土手に下りてミミズを銜え、枝に持ち帰って食べます。見ていると、地面で食べてしまうこともありましたが、多くの場合、枝に持ち帰っていました。残念ながら、その写真は撮れませんでした。
 
モズのつがい

モズのつがい

モズのつがい

細枝のモズ2022/01/10

 黒目川遊歩道を歩いていたら、対岸で何かが動きました。鳥です。茶色っぽく見えました。スズメより大きかったので、ツグミかモズか。よく見えないので、もう一度動いてくれるのを待ちました。すると、ごちゃごちゃした枝から、細く伸びた枝に飛び移ってくれました。モズでした。オスです。
 細い枝の背後はコンクリートの護岸。枝や葉っぱの影が映っています。日本画のような雰囲気なので、モズと枝の影を一緒に撮ってみました。光は左上から来ているので、護岸の影は、モズがとまっている枝のものではありません。モズは日陰にいます。露出を決めるのが難しかったです。
 
モズ

モズ