小雨のモズ2025/01/20

 小雨が舞うなか、モズのメスと出合いました。尾羽を上下に振りながら、枝が多い木にとまっています。枝と枝の間を縫って撮りました。嘴は鉤(かぎ)になっているので、動物を食べる鳥であることがわかりますが、メスの顔は柔和です。
 スズメ目モズ科の鳥で、体長は20cm。ちょっとふっくらしているので、大きく見えます。昆虫、カエル、ミミズなどを食べます。春先などにコジュケイやメジロなどの声を真似て鳴くので、「百舌鳥」(もず)といわれます。
 
モズ

モズ

モズ

精悍なモズのオス2025/01/04

 モズを撮っていたら、口を開けて威嚇されてしまいました。鋭い嘴とあいまって、なかなかの迫力です。少しずつ距離を詰めながらシャッターを切っていったのですが、モズはこちらをしっかり認識していました。寄らば斬るぞと警告していたのかもしれません。でも、すぐには飛び去らなかったのは、サービス精神もあったたようです。
 目を横切る黒い帯(過眼線)がオスの特徴で、精悍でカッコいいなあと思います。メスはこの帯の色が褐色なので、可愛らしく撮れてしまいます。
 モズは、漂鳥または留鳥。黒目川で見られるのは。、秋から冬、そして春のころ。夏は見ません。山へ行ってしまうのだと思います。9月から10月にかけて山から里に下りてきて、まずは高い場所から縄張りを宣言します(モズの高鳴き)。冬の間にカップルができるようで、オスとメスが並んでとまっている姿を見ることがあります。2月から3月にかけて巣作りをはじめ、4月から5月にはヒナが巣立ちます。繁殖期がちょっと早めです。
 スズメ目モズ科の鳥で、体長は20cm。ムクドリ(24cm)よりちょっと小さいです。存在感のある鳥なので、見つけるとうれしくなります。
 
モズ

モズ

モズ

モズの縄張り2024/11/10

 黒目川沿いの高い枝から「キョッ、キョッ、キョッ」という鳴き声が聞こえてきました。モズに違いありません。メスでした。この枝にはモズがよくとまり、決まってメスがいます。同じ個体だと思われます。秋から冬の初めは、高い場所から縄張りを主張するモズの鳴き声がよく聞こえてきます。すぐに泣きやんでしまいましたが、のんびり枝にとまっていました。モズの周辺に細かな白いものが写っています。たぶん蚊の集団です。モスはまったく気にしていませんでした。
 
モズのメス

モズのメス

モズのメス

秋の深まりを告げるモズの高鳴き2024/10/22

 明るい曇り空のなか、「キーッ、キィキィ」という漢字の書き声が聞こえてきました。高い場所で鳴いています。季節柄、モズの高鳴きに違いありません。目星をつけて高い木の上を見ると、いました。大きな口を開けて鳴いています。メスのようです。距離があったのでアップで撮ることはできませんでしたので、右上の葉っぱを入れて撮りました。
 モズは、秋から冬にかけて縄張りを宣言します。辺りを見渡すことができる高い場所で鳴きます。「ギョッ、ギョッ、ギョッ」と鳴いているときもあります。この時期は、まだ川には下りてきません。
 
モズの高鳴き

モズの高鳴き

獰猛だけど可愛いモズ2024/03/13

 枝だらけの木にモズがとまっていました。オスです。肉食で虫やミミズ、カエル、ネズミなどを食べます。嘴は猛禽類のそれで、かまれたら痛そうです。でも、顔を見ると可愛らしい。
 漢字で「百舌鳥」と書くのは、いろいろな鳥の鳴き声を真似るからだそうです。手元にある図鑑には「メジロ、ウグイス、コジュケイなど、他の鳥の声をまねて歌っていく」とあります。とはいえ私は、それを実感したことはありません。
 モズの体長は約20cm。スズメより大きくて、ムクドリより小さいです。長い尻尾を上下に振るのが特徴です。オスは目の下のラインが黒っぽく、風切羽の一部に白斑が入ります。メスは目の下のレインが薄い茶色で、風切羽に白斑は入りません。
 
可愛いモズ

可愛いモズ

可愛いモズ

手すりの鳥たち2024/02/27

 黒目川と遊歩道とを隔てる手すりに、たくさんの鳥たちがとまります。人の姿が途絶えたとき、人が少ない早朝、雨の日などは撮るチャンスです。しかし、あまり近寄れません。知らん顔を装って、ちょこちょこっと撮ってしまうに限ります。今回は5枚。
 上から順に
 (1)シジュウカラ
 (2)カワセミ
 (3)ハクセキレイ
 (4)モズ
 (5)ジョウビタキ
 
シジュウカラ

カワセミ

ハクセキレイ

モズ

ジョウビタキ

顔がかわいいモズのメス2023/12/28

 今朝は、鳥さんたちに出会う機会に恵まれませんでした。とぼとぼと黒目川遊歩道をあるいていて、ふと対岸の木を見ると、枝の先端に丸く茶色っぽいものが見えました。スポットライトのように朝日が当たっていたので、よく目立ちました。望遠レンズで確認すると、モズのメスです。お腹を枝につけているので、休憩中のようです。
 対岸に移動できれば撮れるかもしれません。近くにある橋を渡って、そっと近づきました。体を丸くしています。目の後ろにある茶色いラインが薄いのでメスです。嘴の鋭さが特徴の1つです。各種の昆虫をはじめ、ミミズ、トカゲ、ミミズ、ヘビ、ネズミなどを食べる獰猛な鳥ですが、顔を見ていると実にかわいいです。オスはもっと精悍な印象を受けますが、メスは優しい顔をしています。
 
モズのメス

モズのメス

モズのメス

ただいま縄張り主張中2023/11/07

 ギョッギョッギョッと鳴くのはモズ、ヒンヒンヒンと鳴くのはジョウビタキ。どちらも空の上から聞こえてきます。黒目川沿いにある人家のテレビアンテナで鳴いています。
 モズの高鳴きは有名で、縄張りを主張しています。もっと寒くなると川まで降りてきます。
 ジョウビタキも縄張りをつくるので、高いところで鳴いて存在をアピールしているのだろうと思います。一日も早く川に降りてきてほしいのですが、いつもアンテナにいます。 写真は、上の2枚がモズのメスとオス、下の2枚がジョウビタキのオス。
 
モズのオス

モズのオス

ジョウビタキのオス

ジョウビタキのオス