争うカルガモ2015/04/18

 いつもの黒目川。番(つがい)でしょうか、2羽のカルガモが仲良く移動していました。浅いところは歩き、深さがあるところは浮かんで。春の陽気にのほほんとしたカルガモの取り合わせに安らぎを覚えます。
 ゆったりとした写真を撮ろうと思ってカメラを構え、シャッターを切ろうとした瞬間、ファインダーの中のカルガモが暴れはじめました。水しぶきをあげています。いったいどうしたことか。確認するよりもシャッターを切ることが先決。わけがわからないまま撮り続けました。といっても、5枚ほど。ほんの一瞬だったからです。
 撮った写真を見て、だいたいの見当がつきました。上流から(左)から1羽のカモが突っ込んで来たために、2羽のうちの1羽(右)が舞い上がって逃げた。その次に、真ん中にいた1羽が突っ込んできたカモに攻撃を仕掛けた。まあ、こんな感じです。
 なぜ上流から攻撃してきたカモがいたのか。右のカモが攻撃対象だったからいち早く逃げ出したのか。真ん中のカモは「やめろ!」とでも鳴いて、止めようとしたのか。繁殖をめぐる争いなのか。単なる暇つぶし、レクリエーションなのか。争いの後、3羽は別々に移動していきました。
 カルガモは、陸の上ではよちよち歩くのに、水に浮きながら垂直に飛び上がる力をもっていることもわかります。たいした能力です。
 
争うカルガモ

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コメント

_ くさ ― 2015/04/20 14:23

こんばんは。

童話みたいで面白い、でも写真は、とてもカッコいいです。本当、垂直に飛びあがっている、すごい!

普段ほのぼのとしていても、野生にハッとさせられる瞬間ですね。2枚目と5枚目のカモさんが、何かしゃべっているというか、ユーモラスな動きで面白いです。

一瞬の出来事を、状況の流れが推察できる写真に収められたことも、素晴らしいと思います!

_ くさ様 ― 2015/04/21 00:21

こんばんは。
2枚目の真ん中で口を開けているカモは、オスなのかメスなのか。このカモがたじろがないで対応しています。右のカモはさっさと逃げる。右から来たカモは、一度水に浮くんですね、きっと。写真には撮れませんでしたが。それをめがけて、真ん中のカモが攻撃する。逃げ足の速いカモは、捨てられるんじゃないでしょうか。
望遠レンズで撮っていると、状況はわからないんです。こういうときは、状況を理解しようとしたところでシャッターが切れなくなります。なので、認識しようとしないで、反射神経だけでシャッターを切り続けないと撮れません。後で写真を見て、辻褄が合うかどうか。今回は、偶然、なんとなく流れがわかります。

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