接近する2羽のカワセミ オスとメス2022/12/01

 きょうから12月。予報どおり寒くなりました。前日の雨と風で、紅葉はほぼ見納めに。黒目川からだんだん色が消えていきます。
 小雨がぱらつきそうな雲行きのなか、2羽のカワセミが接近して、なにやら駆け引きをしていました。オスとメスです。岸辺のコンクリートの上にとまった2羽。メスが首を伸ばしたり、オスがときたまメスの近くを飛んでみたり。しかし、横にぴったりと並ぶことはありませんでした。
 実はこの2羽、11月25日に「地上に降りた2羽のカワセミ」として紹介しています。2羽が接近しているのを初めて見たのは24日の早朝です。なので、短くみても1週間は、こうした関係をつづけていることになります。オスがメスに魚をプレゼントするところは目撃していません。たぶんそれはないと思います。3~4カ月早い。
 2羽の関係が春まで続くというのは考えにくいのですが、かりに春まで続いて子育てまでいったら、ビックリ仰天ですね。別のオスが1羽いるので、このオスがどうでるか。オス同士のバトルがあるのか。いろいろと今後が楽しみです。
 
接近するオスとメス

接近するオスとメス

接近するオスとメス

接近するオスとメス

朝霧のなかのダイサギ2022/12/02

 黒目川の朝霧が立った午前7時ごろ、岸辺にダイサギが舞い降りました。繁みに顔を突っ込んだり、川の中をのぞいたり。魚を探しています。風の具合で霧が流されて薄くなったり、立ち込めたり。霧が濃いとダイサギが写らないし、薄いと霧が目立たないし、いろいろ困りました。少し明るめにとって、霧を白く目立たせることができるかどうか。ダイサギの白はどうするか。霧の写真はいつも難しいです。
 ダイサギが銜えているのはザリガニです。このとき、2匹食べました。 
 
朝霧のなかのダイサギ

朝霧のなかのダイサギ

朝霧のなかのダイサギ

早朝のスズメ2022/12/03

 太陽が昇ったころ、土手にスズメたちがいました。朝食をとっているようです。地面にいるので、なかなか撮りにくい。そっと寄ってファインダーをのぞいたところで飛ばれてしまいました。スズメたちはいっせいに逃げていくので、お手上げです。人間がいるところで生活する鳥ではありますが、人間に捕獲された長い歴史があるので、警戒心が高いです。DNAのなせる業でしょうか。
 ふと見ると、1羽だけ残っています。それも葦にとまっているので、きれいな川面を背景にできそうです。こういうへそ曲がりがいるとありがたい。自分の動きを最小限にしてシャッターを切りました。
 背景は光が反射して明るいのですが、スズメがいるところは日陰で暗い。スズメをきれいに撮ろうとすると背景の色が飛んでしまう。スズメを暗めに撮るしかありませんでした。
 
早朝のスズメ

早朝のスズメ

早朝のスズメ

夕日を受けてたたずむカワセミ2022/12/04

 夕方になって西の空が明るくなった日。午後4時すぎ、赤い夕陽に照らされたカワセミがいました。カワセミの奥には夕日の反射もあります。その反射を入れながら写真にしようと思ったので、距離をとって撮りました。枝の色も赤っぽくていいのですが、残念ながら人が設えた枝です。なので、人為的な写真になりました。
 
夕日を受けてたたずむカワセミ

夕日を受けてたたずむカワセミ

夕日を受けてたたずむカワセミ

細枝にとまったカワセミ2022/12/05

 薄曇りの夕方、下流からチチチッという鳴き声がしたので、カワセミが飛んでくるなと思って待ち受けました。川面すれすれに飛んできて、対岸の細い枝にとまってくれました。メスです。何本もある枝の端っこにとまってくれたので、護岸を背景に撮ることができました。
 木の名前がよくわからないのですが、枯れた葉っぱがわずかに残り、下の土手には緑もあって、初冬の雰囲気だなあと思いながらシャッターを切りました。
 
細枝にとまったカワセミ

細枝にとまったカワセミ

細枝にとまったカワセミ

魚を銜えたカワセミ2022/12/06

 寒い日の夕方、カワセミのオスが手前の土手にいました。枯れ葉がまとまったところにとまっています。対岸を見ているので、後姿しか見えません。こっちを向いてくれないかなあと思っていたら、いきなり川に飛び込んで、魚を銜えて戻ってきました。
 ふだんあまり見ない魚です。名前がわかりません。ハゼの仲間でしょうか。一度だけ、真横を向いてくれたので、これがいちばんわかりやすい写真になりました。
 このまま飲み込んでくれることを期待していたのですが、横に飛んで土手の下に入ってしまいました。姿は見えません。銜えただけの写真になりました。
 
魚を銜えたカワセミ

魚を銜えたカワセミ

もふもふの綿毛とシジュウカラ2022/12/07

 どんよりとした夕方、黒目川遊歩道の手すりに寄りかかって、川を見ながら休んでいたら、背中から小鳥たちの鳴き声がしてきました。エナガです。振り返ると、大きな木の枝でエナガたちが動き回っています。しかし、高い枝にいるので、うまく撮れそうにありません。
 どうしようかなと思っていたら、エナガにシジュウカラが混ざっていることがわかりました。よくあることです。私の頭よりちょっと高い位置にとまるシジュウカラもいるので、それを撮ることにしました。
 もふもふの綿毛のようなものの奥に小さな枝があります。そこにとまってくれるとおもしろい写真が撮れるかもしれません。じっと待ちました。ごく短時間、とまってくれるシジュウカラがいます。すぐに移動してしまうので、ことは急ぎます。暗いのでシャッタースピードが上がりません。動きがとまった瞬間にシャッターを切りました。
 
もふもふの綿毛とシジュウカラ

もふもふの綿毛とシジュウカラ

もふもふの綿毛とシジュウカラ

飛び立つコサギ2022/12/08

 コサギとダイサギが仲良く並んでいました。そこにカルガモがやってきて、2羽の間を通過していきました。何を思ったのか、コサギがいきなり飛び出しました。あとでわかったのですが、別のコサギがやってくるのを見て、「こらあ!」とばかりつっかかっていきました。コサギは喧嘩っ早いです。それに比べて、手前にいるダイサギのノホホンとした顔。2羽は並んでいても、住んでいる世界が違っているようでした。
 
飛び立つコサギ

飛び立つコサギ