樹上のヘビ ― 2022/09/04
黒目川はアカミミガメばかり ― 2022/07/31
昼間、外にいると肌が燃えそうに暑いです。直射日光の下でカメの写真を撮っていたら、5分で悲鳴を上げました。炎天下ではなくて灼熱下ですね。
さて、そのカメというのは、ミシシッピアカミミガメです。外来種ですが、黒目川で見るカメといえば、ほとんどがこれです。たまに在来種のスッポンを見るとうれしくなります。10年ほど前は、在来種のニホンイシガメを見ることもありましたが、最近はまったく見なくなりました。黒目川は外来種に占拠されてしまっています。もしニホンイシガメを発見したら、大ニュースです。
このミシシッピアカミミガメは、「『ミドリガメ』の通称で、夜店やペットショップで売られていましたが、現在は環境省の生態系被害防止外来種に指定されています」(神奈川県のホームページ)と説明されています。国立環境研究所の「侵入生物データベース」を見ると、ミシシッピアカミミガメの生態的特性について、「昼行性で日光浴を好む。雑食性だが他のカメ類の卵を食べる習性があり、在来のカメ類との競合のみならず、卵捕食による影響も及ぼしうる」とあります。侵入年代については、「輸入は1950年代に始まり、野外では1960年代後半からみつかるようになった」そうです。
ということで、写真に撮ることをしない被写体なのですが、暑さに負けてシャッターを切ってしまいました。
さて、そのカメというのは、ミシシッピアカミミガメです。外来種ですが、黒目川で見るカメといえば、ほとんどがこれです。たまに在来種のスッポンを見るとうれしくなります。10年ほど前は、在来種のニホンイシガメを見ることもありましたが、最近はまったく見なくなりました。黒目川は外来種に占拠されてしまっています。もしニホンイシガメを発見したら、大ニュースです。
このミシシッピアカミミガメは、「『ミドリガメ』の通称で、夜店やペットショップで売られていましたが、現在は環境省の生態系被害防止外来種に指定されています」(神奈川県のホームページ)と説明されています。国立環境研究所の「侵入生物データベース」を見ると、ミシシッピアカミミガメの生態的特性について、「昼行性で日光浴を好む。雑食性だが他のカメ類の卵を食べる習性があり、在来のカメ類との競合のみならず、卵捕食による影響も及ぼしうる」とあります。侵入年代については、「輸入は1950年代に始まり、野外では1960年代後半からみつかるようになった」そうです。
ということで、写真に撮ることをしない被写体なのですが、暑さに負けてシャッターを切ってしまいました。
梅雨の合間に空燃えて ― 2022/06/16
東久留米駅で電車を降りて空を見上げると、西の空が赤らんでいます。急速に雲の厚みがなくなっているので、もしかすると夕焼けが見られるかもしれません。とりあげず黒目川から見ることに決めて、速足で移動しました。こういうときは刻々と状況が変わります。ピークに間に合うか。
撮影ポイントについたときは、光芒が残っていました(4枚目の写真)。1分ほどで光芒は消えてしまい、赤がどんどん薄らいでいきます。これで終わりかと思って、近くの店で買い物を済ませました。再び撮影ポイントに戻って、びっくり。空が一変していました。空は真っ赤になって、こんな雲があったのかと思うほどの変化です(4枚目以外の写真)。太陽が沈みきった後にドラマがありました。買い物をしてよかった。夕焼けは最後までねばらないといけませんね。
梅雨の時期は、きれいな夕焼けが見られるときがあるので、あなどれません。
撮影ポイントについたときは、光芒が残っていました(4枚目の写真)。1分ほどで光芒は消えてしまい、赤がどんどん薄らいでいきます。これで終わりかと思って、近くの店で買い物を済ませました。再び撮影ポイントに戻って、びっくり。空が一変していました。空は真っ赤になって、こんな雲があったのかと思うほどの変化です(4枚目以外の写真)。太陽が沈みきった後にドラマがありました。買い物をしてよかった。夕焼けは最後までねばらないといけませんね。
梅雨の時期は、きれいな夕焼けが見られるときがあるので、あなどれません。
麦はそろそろ穫り入れ 半年の記録 ― 2022/05/29
狭山丘陵のミソサザイ ― 2022/04/15
狭山丘陵のミソサザイ ― 2022/02/08
再び、埼玉県狭山丘陵で撮った写真です。枯れ枝のミソサザイです。この日は、池にうっすらと氷が張っていました。
実に小さな鳥で、ちょこまか動きます。尾羽をぴょこんと上げたところがかわいらしい。体長は11cmしかありません。スズメより3cmも小く、メジロより1cm小さいです。
東久留米市を流れる黒目川でミソサザイを見たのは、2014年12月がもっとも最近です。それ以来、見ていません。「見ないからいない」とはいえませんが。今回、久しぶりに撮ったので、シャッターを切りながら、少しばかり緊張しました。
手元にある『山渓名前図鑑 野鳥の名前』によると、「ミソ」は「溝」のことで、人を恐れず人家の溝にも現れることからついたようです。「サザイ」は「サザキ」の音便変化とのこと。「ささ」は細かいもの・小さいものにつく接頭語で、「サザキ」は小さな鳥の意味だそうです。人家の近くまでやってくる小さな鳥、ということみたいです。
別の辞典には、奈良時代から「ささき」「さざき」の名で知られていたそうです。平安時代には「みそさんざい」「みぞさんざい」の名が生まれたとか。
ミソサザイは留鳥または漂鳥。渓流や沢沿でよく見られる鳥です。狭山丘陵では一年中見ることができるのだろうと思いますが、東久留米市の市街地で見られるのは冬に限られます。山から下りてくるようです。黒目川の土手の茂みから、ちょこんと飛び出してくれないかなあ。
実に小さな鳥で、ちょこまか動きます。尾羽をぴょこんと上げたところがかわいらしい。体長は11cmしかありません。スズメより3cmも小く、メジロより1cm小さいです。
東久留米市を流れる黒目川でミソサザイを見たのは、2014年12月がもっとも最近です。それ以来、見ていません。「見ないからいない」とはいえませんが。今回、久しぶりに撮ったので、シャッターを切りながら、少しばかり緊張しました。
手元にある『山渓名前図鑑 野鳥の名前』によると、「ミソ」は「溝」のことで、人を恐れず人家の溝にも現れることからついたようです。「サザイ」は「サザキ」の音便変化とのこと。「ささ」は細かいもの・小さいものにつく接頭語で、「サザキ」は小さな鳥の意味だそうです。人家の近くまでやってくる小さな鳥、ということみたいです。
別の辞典には、奈良時代から「ささき」「さざき」の名で知られていたそうです。平安時代には「みそさんざい」「みぞさんざい」の名が生まれたとか。
ミソサザイは留鳥または漂鳥。渓流や沢沿でよく見られる鳥です。狭山丘陵では一年中見ることができるのだろうと思いますが、東久留米市の市街地で見られるのは冬に限られます。山から下りてくるようです。黒目川の土手の茂みから、ちょこんと飛び出してくれないかなあ。
初めて見たニシオジロビタキ ― 2022/02/06
ある方の案内で、ニシオジロビタキを見ることができました。感謝に堪えません。東久留米市内ではありません。尾羽をぴょこんとはねあげる姿が、なんともかわいらしい。オジロビタキとよく似ているようなので、体長は12cmほどだと思います。スズメより2cmほど小さいです。枝から地面へ、地面から枝へ動き回っていました。名前も見るのも初めてですから、妙に力が入ってしまい、写真としてはうまく撮れませんでした。目に光が入っている写真がほとんどないとうありさまです。
山と渓谷社の『山渓ハンディ図鑑 日本の野鳥』(1998年)を見ても、ニシオジロビタキは出てきません。増補改訂新版(2011年)には、索引に載り、オジロビタキの項目の中で紹介されています。「日本にはオジロビタキとニシオジロビタキの2亜種が渡来していると思われる。しかし近年は、この2亜種を別種としている国が多い」とあります。
文一総合出版の『鳥くんの比べて識別!野鳥図鑑670』(2014年)にもニシオジロビタキは紹介されていて、「ごく少ない冬鳥」とあります。また、「『日本産鳥類目録改定第7版』では、検討種となっている」そうです。分類が確定していないみたいです。
もう1つ、勉強になったことがあります。ニシオジロビタキの「ビタキ」というのは、スズメ目ヒタキ科の鳥であることを示します。キビタキ、サメビタキ、コサメビタキ、エゾビタキ、オジロビタキ、そしてオオルリもヒタキ科です。それでは、ジョウビタキ、ノビタキもヒタキ科なのかといえば、違うんです。スズメ目ツグミ科の鳥とされています。ああややこいしい! 名前だけで判断してはいけませんね。(これ青書いたあと、ジョウビタキなどはヒタキ科に分類されたことがわかりました。野鳥図鑑は最新のものを見ないといけませんね。本来ならこの段落を削除すべきですが、分類は動いていることを共有するために、残しておきます)
非常に難しいと思うのは、「種」の概念です。いまだによくわかりません。同じスズメ目でもヒタキ科とツグミ科とでは、種が違うのだろうと思います。単一種内の変種を亜種というのだろうと思いますが、オジロビタキとニシオジロビタキを亜種とするか別の種とするかは、何によって分けるのか。交雑があるかないか、なのか? カルガモとマガモはどちらもカモ目カモ科ですが、種は違うのだろうと思います。しかし交雑します。生まれたカモはどちらかの亜種になるのか別種になるのか…。DNAの塩基配列が読めるようになる前から「種」の分類はおこなわれていたので、DNAまで勘定に入れるようになると、種の概念が変わってくるのでしょうか…。素人がわけのわからないことをいうのは、これくらいにしておきます。
山と渓谷社の『山渓ハンディ図鑑 日本の野鳥』(1998年)を見ても、ニシオジロビタキは出てきません。増補改訂新版(2011年)には、索引に載り、オジロビタキの項目の中で紹介されています。「日本にはオジロビタキとニシオジロビタキの2亜種が渡来していると思われる。しかし近年は、この2亜種を別種としている国が多い」とあります。
文一総合出版の『鳥くんの比べて識別!野鳥図鑑670』(2014年)にもニシオジロビタキは紹介されていて、「ごく少ない冬鳥」とあります。また、「『日本産鳥類目録改定第7版』では、検討種となっている」そうです。分類が確定していないみたいです。
もう1つ、勉強になったことがあります。ニシオジロビタキの「ビタキ」というのは、スズメ目ヒタキ科の鳥であることを示します。キビタキ、サメビタキ、コサメビタキ、エゾビタキ、オジロビタキ、そしてオオルリもヒタキ科です。それでは、ジョウビタキ、ノビタキもヒタキ科なのかといえば、違うんです。スズメ目ツグミ科の鳥とされています。ああややこいしい! 名前だけで判断してはいけませんね。(これ青書いたあと、ジョウビタキなどはヒタキ科に分類されたことがわかりました。野鳥図鑑は最新のものを見ないといけませんね。本来ならこの段落を削除すべきですが、分類は動いていることを共有するために、残しておきます)
非常に難しいと思うのは、「種」の概念です。いまだによくわかりません。同じスズメ目でもヒタキ科とツグミ科とでは、種が違うのだろうと思います。単一種内の変種を亜種というのだろうと思いますが、オジロビタキとニシオジロビタキを亜種とするか別の種とするかは、何によって分けるのか。交雑があるかないか、なのか? カルガモとマガモはどちらもカモ目カモ科ですが、種は違うのだろうと思います。しかし交雑します。生まれたカモはどちらかの亜種になるのか別種になるのか…。DNAの塩基配列が読めるようになる前から「種」の分類はおこなわれていたので、DNAまで勘定に入れるようになると、種の概念が変わってくるのでしょうか…。素人がわけのわからないことをいうのは、これくらいにしておきます。
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