コイの産卵2010/05/08

おしくらまんじゅう
 7日の午前中は曇り空で、風も強く吹きました。黒目川ではコイが産卵していました。十数匹が群がり、バシャバシャと水しぶきをあげています。
 その瞬間を撮ったものの、しぶきでコイが見えません。コイの顔が見えて、水しぶきもあがっている写真にしたかったのですが、うまくいきませんでした。
 仕方がないので、水しぶきが上がる直前の写真を。
 不思議なのは、雨模様の日に限って産卵を見ることです。なぜか、よく晴れた日には見ません。たまたまそうなのか? 何か理由があるのか?

麦の花2010/05/08

揺れないで!
 東久留米市内には、麦畑があります。2種類の麦を見ることができます。
 1つは、柳久保小麦。1851年(嘉永4年)、奥住又右衛門という人が旅先から持ち帰ったことから栽培が始まったそうです。背が高いために栽培が難しく(収穫前に倒れてしまう)、戦時中は食糧増産で栽培が途絶えてしまった、と市の資料に書いてあります。又右衛門の子孫の方が復活させ、市の特産品になっています。
 もう1つは、品種がわかりません。写真は、そのわからない方の小麦です。白い花を咲かせています。

キショウブ2010/05/09

 カラシナが終わった落合川には、キショウブが咲いています。カラシナの最盛期は、紫系のショッカサイ(ハナダイコン)も目立ちます。キショウブが最盛期になると、同じく紫系のオオカワジシャが一大勢力になり、白いクレソンがこれに続きます。


キショウブ


かわいい!2010/05/09

 ご近所に住む友人の息子さんです。まだぼんやりしか見えないはずなのに、カメラを向けたら一生懸命表情をつくってくれました。シャッターの音が気になったのでしょうか。久しぶりで赤ちゃんをだっこしました。それにしても、かわいいでしょ!

かわいい!


伸びる若竹2010/05/09

 市内にある竹林公園。若竹がぐんぐん伸びていました。茶色の皮がめくれて、鮮やかな緑が新鮮です。
竹林公園

緑の肌



新緑のヒヨドリ2010/05/09

 頭の上でピーピーと鳴いたヒヨドリ。声はうるさいが、色が地味な鳥なので、いい条件で撮れるときにしか撮りません。見上げると、背景は新緑で、鳥にあたっている光も柔らかい。カメラを構えたら、再び大きな声で鳴いてくれました。
ヒヨドリ

ホソバオオアマナ2010/05/10

 ホソバオオアマナ。3年前、湧き水があふれる南沢緑地の土手で初めてみました。きれいな花なので、これは珍しい植物に違いない、と思いこんで図鑑をひっくり返しました。
 「野草」で探しても見あたりません。花の肉の厚みや全体がかもしだす派手さを考えると、和歌に詠まれるような雰囲気がありません。園芸植物ではないか、と思い直しました。
 その結果、「オーニソガラム」という名で観賞用に栽培されていることがわかりました。日本に持ち込まれたのは明治時代のようです。それが野生化して帰化植物になったのでしょう。
 3年前は、南沢緑地を含めて数カ所でしかみませんでした。いまは、東久留米市内のあちこちに咲いています。その繁殖力たるやすさまじい!
ホソバオオアマナ

シラン(紫蘭)2010/05/10

 シランも不思議な花です。ウィキペディアには、日本・台湾・中国が原産地で、野生のものは絶滅危惧種、という説明が書かれています。ポケット図鑑『日本の野草300冬・春』には「庭や公園によく植えられるが、一方で野生のものを見ることは少なくなった」とあります。
 たしかに、庭や家の周辺、公園で咲いています。種が風で飛んだのでしょう、緑地保全地域で1輪だけ咲いていることもあります。しかしこれは、野生とも自生とも言わないのでしょうね。緑地で増え続けたら、いつかは野生・自生といわれることになるのでしょうか。
 この花は、まとまって咲いていることが多いのですが、あまり美しさを感じません。ところが一輪だけで咲いている姿は、なんともいえない美しさです。ぜひ、逆光で見てください。花はうつむきかげんなので、しゃがみこんで…。
シラン(紫蘭)