目の前にアオジがいた!2013/11/29

 黒目川遊歩道の脇にあるちょっとした藪の中で、チッチッチッという可愛らしい鳴き声がします。ここでいつも鳴いているアオジです。先日、「やっとアオジと対面できた」で紹介しました。このときは、枝だらけのなかで撮ったので、アオジの全体は写りませんでした。今回も少し待つことにして、藪を眺めていました。
 すると、藪の中から飛び出た鳥がいました。黒目川の河原にある藪をめがけて一直線に飛んで、姿を消しました。いったいどこにいるのか。眺めていると、ちたちら姿を見せます。しかし、写真が撮れる状態ではありません。あきらめかけたとき、河原から先ほどの藪に向かって飛びました。そっと近寄ったものの、逆光で見えません。体を右にずらしたとき、すぐ目の前にいることに気づきました。あわててレンズを向けて、シャッター速度を落とし、シャッターを切りました(1枚目と2枚目)。目と目が合ったら、近くの枝に移動しました。回り込んで再びシャッターを切りました(3枚目と4枚目)。今度は希望どおり、全身を撮ることができました。
 
アオジ

アオジ

アオジ

アオジ

やっとアオジと対面できた2013/11/25

 黒目川には、毎冬かならずアオジがやってくる場所があります。今年も2週間以上前から、鳴き声だけは聞いていました。「チッチッチッ」と可愛らしい声です。この鳥は、藪の中が大好きなので、なかなか姿が見えません。辛抱強く待ち続けていたら、やっと姿を現しました。しかし、周囲は枝ばかり。体全体をすっきり捉えることができません。下の写真が精一杯でした。川に出てきて枝にとまってくれることもあるので、チャンスにめぐり合えば、撮れるでしょう。
 アオジはスズメ目ホオジロ科の鳥で、体長は16センチ。14センチのスズメよりちょっと大きいのですが、違いはほとんど感じません。スズメが茶色いのに対し、アオジは黄緑色です。お腹のあたりは黄色が強いです。黄緑色のスズメだと思えばいいようなものです。嘴がピンクなので、嘴が黒いスズメと間違えることはありません。
 
アオジ

アオジ

アオジ

アオジもいたよ2013/02/04

 昨日、東久留米では珍しいクロジを紹介しました(こちらを参照)。そこから徒歩で数分のところにある落合川の葦原に、アオジが数羽いました。細い枝切れをくわえています。木枯し紋次郎(覚えていますよね?)みたいなので、「紋次君」という名前を勝手に付けました。しかしその後、枝をくわえていない紋次君を特定することができなかったので、名前を付けた意味がまったくありませんでした。
 クロジの顔とアオジの顔を比べると、アオジは気が強そうに見えます。
 
アオジ

アオジ

アオジ

アオジ

スズメの集団のなかにアオジを発見2013/01/23

 スズメの集団をゆっくり眺めていると、面白いことを発見します。違う種類の鳥が混ざっていることがあるからです。シジュウカラやカワラヒワ、アオジなどです。先日も、スズメが群れていたので、1羽1羽確認してみました。と、なんだか緑色っぽい鳥が1羽、群の端っこにいます。望遠レンズでのぞいてみると、アオジでした。2羽います。アオジがスズメに紛れ込んだのか、アオジのいるところにスズメが押し寄せたのか、そこらへんはわかりません。
 スズメは14センチ、アオジは16センチ。アオジの方がちょっと大きめです。留鳥ですが、東久留米では冬鳥です。暖かくなると山に帰っていき、冬になると里に下りてきます。この鳥は、生け垣や藪の中にいることが多いので、ちょっと見つけにくいです。チッ、チッという小さな鳴き声がしたら、立ち止まって探してみるのですが、「声はすれども…」のケースがずいぶんあります。
 
アオジ

アオジ

アオジ

あっ、アオジだ!2012/03/09

 黒目川の土手でスズメの集団が餌をついばんでいました。こういうときは、ピーチクパーチク鳴きません。静かなものです。近くにアシの茂みがあるので、アシにとまってくれるまで待つことにしました。
 目を遠くにやると、仲間に取り残されたような雰囲気のスズメが見えました。仲間はずれにされたのか、と望遠レンズでのぞいてみると、ちょっとばかり色が違います。頭が緑色です。スズメではありません。アオジです。大きさはスズメよりちょっと大きい程度。意識しなければスズメと間違えてしまいます。
 スズメは、スズメ目ハタオドリ科の鳥。アオジは、スズメ目ホオジロ科の鳥です。
 スズメは数十羽の群をつくりますが、アオジは小さな集団です。同じ場所に2羽か3羽ほどしかいません。アオジは渡り鳥ではないので、ずっと日本にいます。黒目川では冬に見られる鳥で、春になると山に帰ってしまいます。今年に入って黒目川でアオジを見たのは、これで2回目です。
 写真は、上の2枚がアオジです。いちばん下はスズメ。見比べてください。顔と嘴の色がはっきり違います。背中だけを見ると区別するのは難しい。よく見ると、アオジは黄緑がかっています。
 
アオジ

アオジ

スズメ

やっと撮れたアオジ2012/01/29

 探していたアオジをやっと見つけることができました。冬になるとアオジがやってくる場所が黒目川にあります。その場所を通るたびにアオジを探していました。姿を見ていないので、いるのかいないのか半信半疑でした。
 きょうもダメかなかなと思って諦めかけたときに、姿を現しました。木の枝にとまっています。レンズを向けたら飛ばれてしまいました。降りた場所を確認して、待つことにしました。数分後、案外早く藪の中から出てきてくれました。
 アオジは、スズメ目ホオジロ科の鳥で、全長16センチ。スズメより2センチほど大きいものの、見た目にはほとんど変わりません。茶色が強いスズメに対して、アオジは灰黄緑色なので黄色ぽっく見えます。留鳥ですが、東久留米では冬鳥です。夏はどこかへいってしまいます。
 写真のアオジは、頭部が黒っぽくないのでメスかもしれません。上に書いたように、実際にはもっと緑が濃いのですが、黄色系の色が強く出すぎています。
 
アオジ

アオジ