東京の夏はミンミンゼミ2023/08/11

 照りつける太陽と入道雲、ミンミンゼミの鳴き声。この3点セットは、東京の夏を象徴するのではないかと思います。アブラゼミも負けじと鳴いていますが、「ミーンミーンミーンミーーン」という鳴き声の方が暑さを感じます。
 そのミンミンゼミが、ようやく下に降りてきました。いままでは木の高い位置で鳴いていたのですが、きょうは自分の目線の高さで鳴ている姿があちこちにありました。これなら写真が撮れます。アブラゼミもだいたい同じ傾向でした。例年、8月も半ば近くになると、手でつかめる高さにセミがいます。私だけの感覚なのか、普遍的なのか。よくわかりません。アブラゼミはおっとりしているので、手でつかむことができます。ミンミンゼミは神経質というのか警戒心が高いというのか、手でつかむのは技量がいります。私がやると、必ず逃げられます。
 
ミンミンゼミ

ミンミンゼミ

ミンミンゼミ

ミンミンゼミ

ブラックロードを歩くカマキリ2023/08/09

 今年の夏は、黒目川遊歩道の手すりを歩くカマキリがたくさんいます。遊歩道周辺の虫は種類も数も確実に減っているなかで、カマキリたちはしたたかに生きているようです。手すりが黒いので、「ブラックロードを歩くカマキリ」と呼んでいます。
 8月も、もうすぐ半ば。カマキリの体も大きくなっています。相変わらず攻撃的で、カメラに飛び乗ってくるから困ります。それじゃ、写らない。攻撃を仕掛けてくるところを撮りたいと思っていても、なかなかうまく撮れません。適当になだめて動きを止めたところでシャッターを切るか、置きピンをしたところに移動してきたところでシャッターを切るか、それなりに考えて撮ってはいるのですが。
 秋には巨大な体になっているでしょう。そのときは、本気で怒らせないようにして撮るつもり。
 
カマキリ

カマキリ

カマキリ

美しいミンミンゼミの羽化2023/07/28

 セミの羽化がピークを迎えています。8月初旬まで続くのではないかと思います。住宅地の横にある小さな公園で羽化を撮るのですが、だいたいがアブラゼミとミンミンゼミです。ミンミンゼミは羽が透き通るので、撮っていて楽しいです。羽化の途中の色がきれいだということもあります。
 撮るのは夜なので、一応、長ズボンと長袖で撮ります。蚊に刺されたくない、変な虫にかまれたくないというのが主な理由。ヘビが出てきたらいやだなと思っていますが、これまでヘビに遭遇したことはありません。
 
ミンゼミの羽化

ミンゼミの羽化

ミンゼミの羽化

セミの抜け殻2023/07/23

 黒目川沿いの小さな公園は、セミの鳴き声でにぎやかです。アブラゼミとミンミンゼミ。高いところで鳴いているので、なかなか姿が見えません。これからどんどん羽化してくるでしょうから、低い場所でも簡単に見ることができるようになるでしょう。
 木漏れ日のなかにセミの抜け殻をたくさん発見しました。光と陰の間に抜け殻を置くような形で撮ってみました。難しかったです。
 
セミの抜け殻

セミの抜け殻

セミの抜け殻

ブラックロードをゆくカマキリのちび2023/07/17

 少しばかり陽が西に傾いたとはいえ、熱中症警戒アラートが出ている炎天下、カマキリの子どもが黒く塗られた鉄の上を歩いていました。ぴんぴんしています。黒目川遊歩道に設置された手すりの上。夏から秋にかけて、カマキリたちのメインストリートになります。
 カマキリは、子どものうちから戦闘的で、カメラを近づけると向かってきます。突然、姿が消えたと思ってら、カメラの上に乗っていたなんてことはしばしば。そういうときは、手すりに戻して撮り直し。秋になって大人のカマキリが登場してきたら、こちらも身構えながら撮らなければなりません。襲われます。
 今回は、逆光側から影を大きく入れて撮りました。本当は小さいカマキリが大きく見えるかもしれません。
 
ちびカマキリ

ちびカマキリ

ちびカマキリ

ちびカマキリ

ちびカマキリ

ハグロトンボも美しい2023/07/14

 夏になると落合川でハグロトンボを撮るのですが、今年は黒目川で撮りました。きれいな川面の上にハグロトンボがいたので、光の反射も入れながらシャッターを切りました。ひらひらと舞うところも撮りたかったのですが、うまくいきませんでした。
 5月の半ばには飛んでいるところを見たような記憶があるのですが、たくさん見られるようになるのは7月から8月です。黒目川のハグロトンボは、少しずつ増えているような気がします。群れ飛ぶような状態ではありませんから、気づかないことが多いかもしれません。東京では絶滅危惧2類(絶滅の危機が増大している種)に指定されているようです。
 葉っぱにとまったり枝にとまったりします。翅をぴたっと重ねていることが多いのですが、とまった直後に翅を開くことが多いので、そこをねらって撮るのも楽しみの1つ。写真の個体は、胴体が光沢のある緑色なので、オスだと思います。メスは光沢のない黒褐色です。翅は黒く見えますが、光の当たり方によって茶色に見えるときがあります。
 
ハグロトン

ハグロトン

ハグロトン

ハグロトン

ハグロトン

セミが鳴き始めた2023/07/10

 ここ数日で、セミの鳴き声をよく聞くようになりました。まだまだ点在しているだけですが、ぐんぐん上がる気温の中で鳴くセミは、梅雨明けを告げているような気分になります。西日本は大雨だというのに、東京は空梅雨模様。しとしとした雨がほしいです。
 近くの雑木林を歩いていたら、セミの抜け殻を1つだけ見つけました。囲いのロープにぶら下がって羽化したようです。8月初旬から半ばにかけてが羽化のピーク。今年も懐中電灯を持って羽化する姿を撮りたいと思っています。

セミの抜け殻

セミの抜け殻

セミの抜け殻

手すりにとまったアキアカネ2022/10/03

 きょうは一日中、曇っていました。時期と天候がマッチしたからでしょうか、トンボが黒目川遊歩道の手すりにたくさんとまっていました。手でつかまえることができました。人が多数行き来しているのですが、よっぽど近づかない限り飛び立ちません。飛び立っても、また手すりに帰ってきます。
 たぶんアキアカネだと思います。このトンボは、この時期になるといっせいに手すりにとまります。短期間だと思いますが、このあと晴れれば夕焼けの川を飛び回り、翅を黄金に輝かせてくれると思います。その写真は、なかなか撮れませんが。
 
手すりにとまったアキアカネ

手すりにとまったアキアカネ

手すりにとまったアキアカネ

手すりにとまったアキアカネ