久しぶりのコサギ2010/07/01

 激しい雷雨で濁流と化した黒目川もすっかり落ち着いて、コサギが魚を狙っていました。何日かぶりに見るコサギです。何匹か食べていましたから、魚たちも濁流にめげずにがんばっていたようです。
 激しい流れに洗われて川底もきれいになりました。岸に茂っていた草たちはなぎ倒され、川の見晴らしがよくなりました。鳥の写真は撮りやすくなりましたが、川の姿が哀れです。

コサギ
                 Lumix G1/45-200mm F4.0-5.6

危険な気品2010/07/01

 落合川できれいなキショウブの花を見つけました。緑の葉を背景に咲く姿には気品すら感じてしまいました。川にはたくさん咲いていますが、整った花はまれで、少しずつ形が崩れているものばかりなんです。
 図鑑を見たら、喜んでばかりはいられない話が書いてありました。岩槻秀明著『雑草や野草がよーくわかる本』によれば、キショウブはヨーロッパ原産の帰化植物(また帰化植物だ!)で、1987年ごろに観賞用として導入されたアヤメだそうです。最近になって日本に来た花なんですね。
 問題はここから。繁殖力が強く、しかも在来のアヤメと交雑して貴重な植物を駆逐してしまう危険がある、といいます。外来生物法で要注意種に指定されている、とまで書いてあります。
 環境省のホームページで調べてみたら、「要注意外来生物リスト」に載っていました。「日本のアヤメ属のうち、カキツバタ等の5種類が絶滅危惧種であり、それらの遺伝的攪乱のおそれがある。繁殖力が強いので、水辺の在来種と競合し、駆逐するおそれがある」
 いや、参りました。危険な気品にクラクラっとしてはいけないみたいです。

キショウブ

キショウブ

キショウブのつぼみ
                 Lumix G1/45-200mm F4.0-5.6

シオカラトンボ2010/07/01

 落合川の水生公園にシオカラトンボがとまっていました。望遠でピンクのスイレンを引き寄せて撮影。雲っていたので、羽は光ってくれませんでした。
 落合川ではハグロトンボが数羽、ひらひら飛んでいます。晴れた日に撮ると、胴体が緑色に輝くので、撮れる日を楽しみにしています。

シオカラトンボ
                            Cybershot HX1

南アフリカだって!2010/07/02

 今回は、名前を調べてから写真を撮りました。いつもと逆です。
 いま、あちこちに咲いています。まだ庭が主ですが、野生化しているものもあります。
 アガパンサスという花で、南アフリカ原産です。ワールドカップの現地にも咲いているのでしょうか。和名をムラサキクンシラン(紫君子蘭)といいます。これも帰化植物になっているのでしょうね、きっと。
 分類方法の違いによって、ユリ科にされたりヒガンバナ科にされたりしています。名前に「蘭」がついても、ラン科には分類されていません。似たような名前の花に、クンシラン(君子蘭)やウケザキクンシラン(受け咲き君子蘭)などがあります。いずれもユリ科ないしはヒガンバナ科のようです。
 アガパンサスは、オレンジ色のヒガンバナが薄紫にかわったようなものなので、遠くから見ると実に派手です。花も密集していますし。ところが、近寄って見ると派手さが消えてしまう。どうも、私の目には貧相に映る。つかみどころがない感じで、撮りにくかったです。それは腕が悪いからだろう。 はい、当たりです。

ムラサキクンシラン

ムラサキクンシラン
                            Cybershot HX1

不思議な花2010/07/02

 落合川の近くで不思議な花に出合いました。名前は当分わからないと思うので、先に紹介してしまいます。これも日本の花ではないでしょう。まあ、写真を見てください。

不思議な花

不思議な花
                 Lumix G1/45-200mm F4.0-5.6

定番写真は案外むずかしい2010/07/02

 親を先頭にしてヒナが並んでついてくる。これがカルガモ親子の定番写真ですよね。ところが、これを写真にするのは案外むずかしい。ヒナたちはてんでバラバラに動き回っているのが普通だからです。何かのきっかけで並んでくれるのですが、ほんの短い時間です。
 その定番写真をやっと撮れました。2列に並んでくれればもっとよかったのですが、ここまででした。8羽のヒナが写っていますが、これで全部です。12羽ほどのヒナがきれいに並んでくれれば最高です。
 
カルガモ親子
                 Lumix G1/45-200mm F4.0-5.6

緑の絨毯2010/07/02

 落合川の名物の1つが、水草です。湧き水が主体の川なので水質は抜群。たくさんの水草が緑の絨毯になっています。その上で鳥が撮れると、とってもきれいです。
 大きくなったヒナを連れたカルガモ一家が、水草の上にやってきてくれました。顔を突っ込んで食事でもしているのでしょうか。数分、同じところにいてくれました。ヒナが遠くへ行くと、親ガモがガーガーと鳴いていました。「もっと近くにおいで」とかなんとかいっているんでしょうね。

       ヒナを呼ぶ親ガモ
水草の上で

       真ん中が親ガモ。ヒナはだいぶ大きくなっています
水草の上で
                 Lumix G1/45-200mm F4.0-5.6

あっ、逃げた!2010/07/03

 男性がカモたちにパンを与えていまいした。その是非は置くとして、カモたちは大騒ぎ。興奮して争いが始まりました。ガーガー、バシャバシャ、うるさいこと。負けたカモは、飛び去りました。

飛び去るカモ
                 Lumix G1/45-200mm F4.0-5.6