やっとジョウビタキのオスを撮ることができました。２月に入って、やっと今季の初撮りです。メスは１度撮ったのですが、オスはまったく手が出ませんでした。私が歩く黒目川周辺でジョウビタキをほとんど見ません。たまに見ても、すぐ移動してしまい、レンズを向ける余裕もありませんでした。
　いつものように黒目川遊歩道を歩いていると、右手でコンコンと木をたたく音がします。コゲラがいるにちがいないと思って、ゆっくり木を眺めました。目に入ったのはコゲラではなくて、ジョウビタキのオスでした。コゲラもいたはずですが、そんなことはどうでもよくなり、ジョウビタキにレンズを向けました。そのとたん、飛び去ってしまいました。また撮れないのか、とがっかりしながら行方を目で追うと、遊歩道の手すりにとまってくれました。人も歩いてきません。逆光状態だったので露出をマニュアルに設定。経験則で露出を決め、遠くからシャッターを切りながら少しずつ近づきました。10コマほど写真を撮ったところで、飛び去ってしまいました。しかし、撮れただけでもうれしいです。
　ジョウビタキはこの時期、自分の縄張りをつくって生活しています。このオスがこの場所を縄張りにしてくれれば、また遭遇できるのですが…。