サギの塒は桜の木2024/11/18

 寒くなると、サギたちが黒目川沿いの桜の木を塒(ねぐら)にし始めます。きょう10月18日の夜は、10羽いました。暗くてよく見えないのですが、たぶんダイサギ2羽、コサギ8羽です。もっと寒くなると、カワウとアオサギが混ざることもあります。アオサギは夜でも川の中にいることが多いです。
 本当は、三脚を立ててしっかり撮った方がきれいな写真になるのですが、横着なのでコンデジを手持ちにして撮りました。感度をかなり上げたので、写真はざらざらです。とはいえ、雰囲気はわかっていただけるのではないかと思います。真冬には20羽を超えることもあるので、冬の楽しみの一つです。
 サギたちは、日の出とともに川に舞い降りて、一日の生活をスタートさせます。塒に戻ってくるのは日没時刻です。
 
サギの塒は桜の木

サギの塒は桜の木

トカゲをのみ込むアオサギ2024/11/19

 アオサギやダイサギが岸辺の茂みを見つめているときは、だいたいがトカゲ狙いです。昨日もアオサギが、岸の茂みとにらめっこをしているのを遠くから確認したので、速足で近くまで行こうとしたとき、アオサギが茂みに顔を突っ込みました。振り向いたときに、嘴に何かが巻き付いるのが見えました。さらにスピードを上げて撮れる距離まで寄ってみると、やっぱりトカゲを銜えていました。
 トカゲは暴れています。カナヘビでしょうか。アオサギは銜えたままトカゲを水につけて弱らせることを何度かかやってから、一気に飲み込みました。
 
トカゲを銜えたアオサギ

トカゲを銜えたアオサギ

トカゲをのみ込むアオサギ

ファイティングポーズのカマキリ2024/11/20

 二日続けて茶色いカマキリを見ました。気温も下がってきたので、今季の見納めかもしれません。カマキリもよたよたしていて、強そうじゃありません。体を触ってちょっかいを出してみたら、ファイティングポーズをとったまま固まってしまいました。あくまで戦う姿勢を崩さない根性がいいですね。
 
ファイティングポーズのカマキリ

ファイティングポーズのカマキリ

カマキリ

カマキリ

黒目川に夜霧立つ 今季初2024/11/21

 今晩、黒目川に夜霧が立ちました。今日はありうるだろうと思って川に出てみたら、正解でした。夕方まで小雨が舞い、夜になって一気に晴れたので、放射冷却が起きればきりが出ると予測しました。しかし、晴れても気温が下がらなかったので、半信半疑でした。しかし、川は案外寒かったです。
 コンデジを橋の手すりに置いて撮りました。
 1枚目は、コンデジAの長時間露光
 2枚目は、コンデジBの長時間露光
 写りがずいぶん違います。
 3枚目は、コンデジAの高感度手持ち撮影。雰囲気はわかりますが、写真は破綻しています。
 明日の朝も霧が残ってくれるかどうか。その前に、早起きできるかどうか。
 
夜霧立つ黒目川

夜霧立つ黒目川

夜霧立つ黒目川

朝霧立つ黒目川2024/11/22

 黒目川もついに冬に入りました。けさ(11月21日早朝)、朝霧が立ちました。ここから冬が始まると思っているので。
 霧が立つ時期は例年並みだと思いますが、もしかすると1週間ほど早めかもしれません。日の出の太陽に照らされた霧がオレンジに光るのが楽しみ。なかなかうまく撮れませんが。
 前日に雨が降り、夜から一気に晴れ上がっって、霧の条件をつくりました。夜から霧が立っていたので、朝霧も立つだろうと思っていました。ただ、気温がさほど下がらなかったためか、太陽に照らされた水面から霧が吹きあがるようなドラマ性はありませんでした。気温が4℃くらいになれば、霧に勢いが出るだろうと思います。
 
朝霧

朝霧

朝霧

朝霧

やっと撮れたジョウビタキ2024/11/23

 やっとジョウビタキを撮ることができました。メスです。今季は11月7日に初めて見たのを皮切りに、あちこちで鳴き声を聞き、遠くの枝で鳴いている姿を何度も目撃しましたが、近くで撮ることができないままでした。それが早朝、目の前の枝で見つけたのでビックリ! 慌てて撮りました。1分間ほどほとんど動かずに撮らせてくれました。そして、人家と人家の間を縫って飛び去っていきました。
 今回はお腹ばかりを撮ることになりましたが、次は美しい背中の羽が見える角度で撮りたいものです。オスもなかなかいい雰囲気の鳥なので、機会を待ちます。
 ジョウビタキは、スズメ目ヒタキ科の鳥で、体長14cm。スズメと同じくらいの大きさです。オスもメスも、それぞれの縄張りをもっています。「ヒッヒッ」「ヒンヒン」と可愛らしく鳴きます。すぐそこで鳴いているように聞こえますが、音が通るようで、思ったより遠いところにいることが多いです。10月ごろに日本にやってきて、3月から4月にかけて、チベット、中国東北部、ロシア南東部などへ帰っていきます。
 「秋になると常にやってくるヒタキ」ということからジョウビタキの名前がついたとか。「スズメ目ヒタキ科」と書きましたが、以前の野鳥図鑑では「スズメ目ツグミ科」に分類されていました。ゲノム(遺伝情報)の解析にもといて変わったようです。
 
ジョウビタキのメス

ジョウビタキのメス

ジョウビタキのメス

葦穂のカワセミ2024/11/24

 早起きしたらカワセミに出合いました。これも「三文の徳」かな。午前6時42分、チッチッチッと鳴いてカワセミが近くにとまってくれました。葦の穂先(だと思う)近くだったので、この時期らしい写真になるかどうか。問題は明るさで、空は明るいのですが、朝日は雲にさえぎられて川は暗いです。カメラの感度を上げても、シャッタースピードは1/40秒がやっと。静かにシャッターを切って、なんとかブレないですみました。
 
葦穂のカワセミ

葦穂のカワセミ

夜明けのコサギ2024/11/25

 空を明るくなっても、川面に光が届かない午前6時25分、暗い水の中に白いコサギの姿が浮き上がっていました。じっと動かず、水の中を見つめています。朝食にありつけるか。すっと動いたものの、すぐに動きを止めました。逃したようです。
 
夜明けのコサギ

夜明けのコサギ

夜明けのコサギ