モズの縄張り2024/11/10

 黒目川沿いの高い枝から「キョッ、キョッ、キョッ」という鳴き声が聞こえてきました。モズに違いありません。メスでした。この枝にはモズがよくとまり、決まってメスがいます。同じ個体だと思われます。秋から冬の初めは、高い場所から縄張りを主張するモズの鳴き声がよく聞こえてきます。すぐに泣きやんでしまいましたが、のんびり枝にとまっていました。モズの周辺に細かな白いものが写っています。たぶん蚊の集団です。モスはまったく気にしていませんでした。
 
モズのメス

モズのメス

モズのメス

黄金の川面とダイサギ2024/11/11

 午後の黒目川は、3時から4時すぎあたりがいい光になるようです。快晴の場合ですが。
 4時10分ごろ、西日を受けた住宅の光が川面に反射して輝いていました。ちょうどダイサギがいてくれたので、撮ってみました。市街地を流れる川らしい風景といえるかもしれません。ダイサギが川の真ん中にいてくれればよかったのですが、岸辺に寄ってしまいました。
 そろそろ早朝の黒目川を撮りたいと思っています。
 
黄金の川面とダイサギ

黄金の川面とダイサギ

黄金の川面とダイサギ

俊敏なコサギ2024/11/12

 元気よく飛び立ったコサギの姿は、俊敏さを絵に描いたようです。角度がついているときには見ごたえがあります。
 コサギの体長は60cmちょっと。体重は310g程度です。羽の大きさから考えれば、制御しやすいからだなのだと感じます。
 ダイサギやアオサギは90cmちょっとで、1.5kgから2kgくらい。力強く飛び出しますが、俊敏さはコサギにかないません。
 
コサギ

コサギ

舞い降りるコサギ2024/11/13

 カワセミを追いかけていたら、コサギが舞い降りてきました。あっと思って、あわててシャッターを切りました。飛んでいる鳥にピントを合わせるのは難しいので、撮れなくてもいいやくらいの気持ちでした。偶然、ピントが合ってくれたので、なんとかなりました。こういう姿勢でも、コサギのバランスの良さを感じます。
 
舞い降りるコサギ

舞い降りるコサギ

舞い降りるコサギ

きらきらのアオサギ2024/11/14

 川の真ん中に立って魚が来るのを待つアオサギ。浅い場所なので、魚がよく見えるのかもしれません。このアオサギはこの場所がお気に入りで、毎日のようにここにいます。1時間くらい居座っていることもありますから、魚がよく通るのかもしれません。ただし、魚をとった姿は見たことがありません。
 いつもは順光側から見るのですが、この日は逆光側からレンズを向けました。いい具合に川面が太陽に反射していて、秋の雰囲気が出るかなと思いながら撮りました。
 
きらきらのアオサギ

きらきらのアオサギ

電線で羽繕い コサギ2024/11/15

 青い空をバックに、コサギが電線で羽繕いをしていました。片脚で電線をつかみ、体をひねっていました。絶対に人は来ないので、安心してからだの手入れができるのかもしれません。
 そうえいば、最近、『電柱鳥類学』(岩波書店)という本を詠みました。著者は、都市鳥の研究家、三上修氏。楽しい本でした。電柱がなかった時代の方が長く、時代が進めば電柱がなくなる時代が来るでしょうから、ある限られた時代の歴史になるかもしれません。電柱にとまる鳥は毎日のように見ていますが、調べるのは骨が折れそうです。
 黒目川周辺で電柱・電線にとまる鳥は、コサギ、ダイサギ、アオサギ、カワウ、スズメ、シジュウカラ、メジロ、モズ、ムクドリ、ヒヨドリ、カラス、ツバメ、ワカケホンセイインコ…。ハクセキレイはとまるけれども、セグロセキレイとキセキレイはとまらないんじゃないか。カワセミが電線にとまっている姿は見た記憶がありません。オナガはどうだったかなあ。カルガモ、ヒドリガモはとまれないだろうと思います。エナガもとまりそうだけれど、みたことがあるかなあ…。
 
電線で羽繕い コサギ

電線で羽繕い コサギ

きょうの釣果は小さかった ダイサギ2024/11/16

 ダイサギが川の中に嘴を突っ込んで小魚を食べていました。川底には水草が茂っています。その水草に隠れているものを銜え上げるのですが、獲物は小さいものばかり。オイカワやカワムツなら腹にたまるのでしょうが、ひと呑みできる小魚では、何匹食べても満腹にはならないだろうに。
 水草が川底を覆っているために、サギたちは魚を食べづらくなっているのではないかと思います。水草がなければ魚を追いかけまわすことができるのに、現状では追いかけることはほぼ不可能です。
 水草が川底を覆うようになったのは、この10年以内だと思います。以前は、底の土が見えていました。冬にコサギが群れなくなった時期とほぼ重なるので、水草が魚や鳥にどんな影響を与えているのか、本当は調べなければいけないのではないかと思っています。
 
小魚を食べるダイサギ

小魚を食べるダイサギ

魚をゲットしたアオサギ2024/11/17

 黒目川の真ん中で魚を待っていたアオサギが、体ごと川の中に飛び込んでいきました。顔を出したときには、嘴に魚を銜えていました。やったあ! 魚は最低でもこのくらいの大きさがほしいです。アオサギにそっぽを向かれてしまったので、魚がうまく撮れませんでした。
 この魚は、オイカワかカワムツのどちらかだと思います。アオサギがとったのは川の真ん中だったので、オイカワでしょか。カワムツは岸に近いところにいることが多いので。
 
魚をゲットしたアオサギ

魚をゲットしたアオサギ