カワセミが人ならダイサギは恐竜だ2024/03/08

 黒目川にかかる橋の上からダイサギたちを見ていたら、近くにいた女性が「あの小さいのはカワセミですよね」と声をかけてくれました。別のダイサギを見ていたので、慌ててそちらを見ると、ダイサギの前の枝にカワセミがとまっています。「あっ、そうです。カワセミです」と答えながらカメラを向け、1枚だけシャッターを切ったところで飛ばれてしまいました。
 カワセミとダイサギを並べて撮ってみると、大きさの違いが際立ちます。カワセミが人間ならダイサギは恐竜ですね。恐竜は鳥のご先祖さんでもあります。

カワセミとダイサギ

新芽とダイサギ2024/03/09

 水温むころ。黒目川のあちこちで新芽が吹きだしています。若々しい緑が美しい。ちょうどダイサギがいてくれたので、新芽を前ボケにして撮ってみました。風さえ冷たくなければ気持ちがいいのですが。ウグイスがホーホケキョと鳴く練習を始めています。
 
新芽とダイサギ

新芽とダイサギ

新芽とダイサギ

カワセミ 2羽で穴掘り2024/03/11

 カメラマンがたくさん集まっていたので、カワセミがいるに違いありません。現場に行って驚きました。2羽のカワセミが、交代で穴掘りに勤しんでいたのです。カワセミの体が見えなくなるくらいまで掘り進んでいます。
 とはいえ、この穴が子育てに使われる可能性は低いだろうと思います。場所が土手なので、大雨が降ったら水没しかねません。それにまだ時期も早い。たぶん試し掘りでしょう。黒目川からちょっと離れた、人目につかない場所に穴を掘って子育てするのが一般的です。土手の穴で子育てをしている姿は見たことがありません。
 試し掘りの現場は、近くにとまれる枝があるので便利なようです。
 1枚目の写真は、メスが枝にとまり、オスが穴へ入ってくところ。メスの嘴には土がついています。 
 2枚目の写真は、オスが枝で待機して、メスが穴に入っていくところです。
 3枚目の写真は、2羽が並んだところ。上がメスで下がオスです。
 4枚目の写真は、左がメスで右がオス。メスの嘴には土がついています。オスの右側の土手に丸い穴が開いているのが、いま掘っているところです。その右下にも穴らしきものがあるのですが、新しくはないようです。
 5枚目は、オスが穴から出てこようとしているところです。後ろ向きで外に飛び出します。
 
カワセミ

カワセミ

カワセミ

カワセミ

カワセミ

コゲラの爪2024/03/11

 「ギー」という鳴き声を右耳で聞いたので、右を見ました。正面にコゲラがいます。わざわざ私を呼んでくれたのかしらん? しかし、すぐに移動してしまいました。やっぱり呼んだわけではないようです。コゲラが移動したのはほんの数メートル。光がしっかり当たっています。撮るしかありませんよね。
 コゲラは、日本でいちばん小さなキツツキです。体長は約15cm。スズメとほぼ同じ大きさです。木を垂直にのぼるなんてことは朝飯前。枝の下側にいても移動できます。トントン木を叩いても安定しています。その秘密は、どうやら足と爪にあるようです。体の割に爪が大きく、足自体は短足です(1枚目の写真)。木を叩いでも脳震盪をおこさない強靭さとともに、足と爪の機能性がコゲラを支えているようです。体は小さくても屈強です。
 写真のコゲラはオスでした。写ってはいませんが、後頭部に赤い羽毛がありました。よく目を閉じる個体で、4枚目の写真がその瞬間です。
 
コゲラ

コゲラ

コゲラ

コゲラ

桜の枝にとまるカワセミ2024/03/12

 予報によれば、あと1週間ほどで桜の花が咲き始めます。2週間もすれば満開になりそうです。そんな桜の枝にカワセミがとまりました。あいにくの雨日和。春の盛りへの期待を込めてとまってくれたのでしょうか。カワセミの粋な計らいです。
 
桜の枝にとまるカワセミ

桜の枝にとまるカワセミ

桜の枝にとまるカワセミ

獰猛だけど可愛いモズ2024/03/13

 枝だらけの木にモズがとまっていました。オスです。肉食で虫やミミズ、カエル、ネズミなどを食べます。嘴は猛禽類のそれで、かまれたら痛そうです。でも、顔を見ると可愛らしい。
 漢字で「百舌鳥」と書くのは、いろいろな鳥の鳴き声を真似るからだそうです。手元にある図鑑には「メジロ、ウグイス、コジュケイなど、他の鳥の声をまねて歌っていく」とあります。とはいえ私は、それを実感したことはありません。
 モズの体長は約20cm。スズメより大きくて、ムクドリより小さいです。長い尻尾を上下に振るのが特徴です。オスは目の下のラインが黒っぽく、風切羽の一部に白斑が入ります。メスは目の下のレインが薄い茶色で、風切羽に白斑は入りません。
 
可愛いモズ

可愛いモズ

可愛いモズ

飛び出すカワセミ2024/03/15

 葦にとまっていたカワセミさん。最初は、画面の左を向いて動きませんでした。突然、顔と体を右に向けてたので、シャッターを切りました。撮れたのはたったの2枚だけ。2枚目の写真は、もう少し羽が伸びていればよかったのに…。カワセミの動きにシャッターのタイミングを合わせるのは、難しいです。
 
飛び出すカワセミ

飛び出すカワセミ

カワセミ 2羽で穴掘り(2)2024/03/16

 3月15日の午前9時すぎ、2羽のカワセミ(オスとメス)が再び穴掘りをしていました。3月11日に穴掘りを確認、翌日もやっていました。ところが13日、14日はその気配はありませんでした。再開したのかなと思ったのですが、真剣に穴を掘る感じはなく、双方が交代で掘った穴にもぐって確認して出てくるだけのようでした。嘴には泥がついていたので、ちょっとしたことははっていたようです。この作業は10分程度で終わってしまい、2羽はそれぞれ上流へと飛び立っていきました。
 穴は3つほど掘ってあります。試し掘りをやりながら2羽はきずなを深めているのかもしれません。穴の近くにある枝を基地にして、作業をしていました。
 
2羽で穴掘り

2羽で穴掘り

2羽で穴掘り

2羽で穴掘り