モズの縄張り2024/11/10

 黒目川沿いの高い枝から「キョッ、キョッ、キョッ」という鳴き声が聞こえてきました。モズに違いありません。メスでした。この枝にはモズがよくとまり、決まってメスがいます。同じ個体だと思われます。秋から冬の初めは、高い場所から縄張りを主張するモズの鳴き声がよく聞こえてきます。すぐに泣きやんでしまいましたが、のんびり枝にとまっていました。モズの周辺に細かな白いものが写っています。たぶん蚊の集団です。モスはまったく気にしていませんでした。
 
モズのメス

モズのメス

モズのメス

秋の深まりを告げるモズの高鳴き2024/10/22

 明るい曇り空のなか、「キーッ、キィキィ」という漢字の書き声が聞こえてきました。高い場所で鳴いています。季節柄、モズの高鳴きに違いありません。目星をつけて高い木の上を見ると、いました。大きな口を開けて鳴いています。メスのようです。距離があったのでアップで撮ることはできませんでしたので、右上の葉っぱを入れて撮りました。
 モズは、秋から冬にかけて縄張りを宣言します。辺りを見渡すことができる高い場所で鳴きます。「ギョッ、ギョッ、ギョッ」と鳴いているときもあります。この時期は、まだ川には下りてきません。
 
モズの高鳴き

モズの高鳴き

獰猛だけど可愛いモズ2024/03/13

 枝だらけの木にモズがとまっていました。オスです。肉食で虫やミミズ、カエル、ネズミなどを食べます。嘴は猛禽類のそれで、かまれたら痛そうです。でも、顔を見ると可愛らしい。
 漢字で「百舌鳥」と書くのは、いろいろな鳥の鳴き声を真似るからだそうです。手元にある図鑑には「メジロ、ウグイス、コジュケイなど、他の鳥の声をまねて歌っていく」とあります。とはいえ私は、それを実感したことはありません。
 モズの体長は約20cm。スズメより大きくて、ムクドリより小さいです。長い尻尾を上下に振るのが特徴です。オスは目の下のラインが黒っぽく、風切羽の一部に白斑が入ります。メスは目の下のレインが薄い茶色で、風切羽に白斑は入りません。
 
可愛いモズ

可愛いモズ

可愛いモズ

手すりの鳥たち2024/02/27

 黒目川と遊歩道とを隔てる手すりに、たくさんの鳥たちがとまります。人の姿が途絶えたとき、人が少ない早朝、雨の日などは撮るチャンスです。しかし、あまり近寄れません。知らん顔を装って、ちょこちょこっと撮ってしまうに限ります。今回は5枚。
 上から順に
 (1)シジュウカラ
 (2)カワセミ
 (3)ハクセキレイ
 (4)モズ
 (5)ジョウビタキ
 
シジュウカラ

カワセミ

ハクセキレイ

モズ

ジョウビタキ

顔がかわいいモズのメス2023/12/28

 今朝は、鳥さんたちに出会う機会に恵まれませんでした。とぼとぼと黒目川遊歩道をあるいていて、ふと対岸の木を見ると、枝の先端に丸く茶色っぽいものが見えました。スポットライトのように朝日が当たっていたので、よく目立ちました。望遠レンズで確認すると、モズのメスです。お腹を枝につけているので、休憩中のようです。
 対岸に移動できれば撮れるかもしれません。近くにある橋を渡って、そっと近づきました。体を丸くしています。目の後ろにある茶色いラインが薄いのでメスです。嘴の鋭さが特徴の1つです。各種の昆虫をはじめ、ミミズ、トカゲ、ミミズ、ヘビ、ネズミなどを食べる獰猛な鳥ですが、顔を見ていると実にかわいいです。オスはもっと精悍な印象を受けますが、メスは優しい顔をしています。
 
モズのメス

モズのメス

モズのメス

ただいま縄張り主張中2023/11/07

 ギョッギョッギョッと鳴くのはモズ、ヒンヒンヒンと鳴くのはジョウビタキ。どちらも空の上から聞こえてきます。黒目川沿いにある人家のテレビアンテナで鳴いています。
 モズの高鳴きは有名で、縄張りを主張しています。もっと寒くなると川まで降りてきます。
 ジョウビタキも縄張りをつくるので、高いところで鳴いて存在をアピールしているのだろうと思います。一日も早く川に降りてきてほしいのですが、いつもアンテナにいます。 写真は、上の2枚がモズのメスとオス、下の2枚がジョウビタキのオス。
 
モズのオス

モズのオス

ジョウビタキのオス

ジョウビタキのオス

顔がかわいいモズのオス2023/02/28

 足元の藪から飛び出した鳥がいました。スズメにしては大きい。対岸の葦にとまりました。モズのオスです。秋に伐られた葦はとまりにくそうです。ここから土手を見つめ、多摩に舞い降りて帰ってきます。お目当てのミミズがうまくとれないのかもしれません。
 モズのオスは、目に黒いラインが入るのが特徴です。これがいいアクセントになって、実にかわいいです。メスの目のラインは薄茶色で、あまり目立ちません。ほんわかした顔です。
 
かわいいモズのオス

かわいいモズのオス

かわいいモズのオス

かわいいモズのオス

桜にとまるモズのオス2023/01/10

 黒目川の対岸で茶色い鳥が動きました。ジョウビタキにしては大きいです。モズかもしれません。藪から出て桜の木にとまってくれたので、モズだと判明。目のラインが黒いのでオスです。
 最近、モズのオスもメスも見かけるようになりました。だいたい同じ場所で見るので、縄張りがあるようです。昨年の冬は、オスとメスがペアで、毎朝、同じ枝にとまっていました。カップルだったのだと思います。今季も、またカップルを見たいものです。
 秋から冬にかけて、モズは高鳴きをして縄張りを確保します。「モズの高啼き七十五日」といって、高鳴きが聞こえたら、75日後に霜が降りるという意味です。農作業の目安になっている言葉だと思います。
 1枚目と2枚目が桜にとまったモズ。
 3枚目と4枚目は、他の場所で撮ったモズです。
 
モズのオス

モズのオス

モズのオス

モズのオス