このカモは何だ?2012/01/14

 落合川で見慣れないカモを発見しました。数日前のことです。今はどこにいるか、まったくわかりません。
 「写真上」と「写真中」がその不明ガモです。「写真下」はハシビロガモで手前がオス、奥がメス。不明ガモは、ハシビロガモの番の近くにいました。だから、目とレンズで共通点と違いを比べながら写真を撮りました。
 不明ガモの嘴はハシビロガモにそっくりなんですが、色がまったく違います。オスにもメスにも似ていません。ただ、気になることを見つけました。不明ガモの目の上にちょっぴり緑色がのぞいていることです。目の色はハシビロガモのオスと同じ色。焦げ茶っぽい顔に緑があるということは、これから緑が広がっていくということなのかもしれません。だとすると、この不明ガモはオスの若鳥の可能性があるのではないか。
 図鑑をひっくりかえしてみると、どうやらオスの若鳥のようです。あるいは、オスの成鳥の羽が抜け換わって(換羽)地味な色になっているのかもしれません。この状態のオスをエクリプスというようです。
 私としては見慣れないものを見ることができたので、いい経験でした。
 
ハシビロガモ

ハシビロガモ

ハシビロガモ

チョウゲンボウ2012/01/14

 埼玉県で撮った写真です。ここらへんにチョウゲンボウがいるはずなんだ、という友人の話を聞いていたら、遠くでホバリングしてくれたのが、写真のチョウゲンボウでした。猛禽は撮るチャンスがなかったので、ちょっとあわててしまいました。うまく撮れていません。
 チョウゲンボウは、タカ目ハヤブサ科の鳥です。全長は35センチですから、あまり大きくありません。ハトよりちょっと大きい程度です。この鳥は、草地や農耕地、川原などにいて、昆虫類やネズミなどを食べます。日本では主に冬鳥です。
 漢字で長元坊と書きます。江戸時代は「くそとび」「まぐそたか」「まぐそつかみ」「くそたか」などとひどい名前で呼ばれたそうです。ネズミなどを食べるので鷹狩りに使えないためにつけらたのではないか、と図鑑に書いてありました。なぜ長元坊と書くのかはわからないそうです。
 別の図鑑によれば、飛んでいる姿を下から見るとヤンマに似ていて、ヤンマを方言で「ゲンゲンボウ」ということから「鳥(チョウ)ゲンボウ」というのかな、とあります。
 
チョウゲンボウ

チョウゲンボウ

チョウゲンボウ