カワセミ2012/01/01

 あけましておめでとうございます。まだ除夜の鐘がなっています。新しい気持ちで写真を撮ります。本年もよろしくお願いいたします。

 黒目川で写真を撮っていると、いつも出くわす男性がいます。遊歩道を散歩しながら鳥を眺めている人なので、いろいろ教えてもらいます。
 「おはよう!」と声をかけられたので、「何か見ました?」と聞いたところ、「こっちが聞きたいんだよ」といわれてしました。「カワセミ、いなくなっちゃったよねえ」と寂しそうです。「たまに見ますよ。ただ、びゅーんと飛んでいってしまうので、気がつかないだけでしょう」などと返事をしました。「葉っぱも落ちたから、飛んでいてもわかるはずなんだけどなあ」と、腑に落ちない様子です。
 そんな会話をして、「じゃあ、また」と別れてから10分後、カワセミのオスに遭遇しました。噂をすればなんとやら。見やすい枝にとまってくれました。
 
カワセミに遭遇

カワセミに遭遇

カワセミに遭遇

初撮り2012/01/01

 元旦の朝、短時間、黒目川で撮りをしました。あいにくの曇りで、光が不足気味。気温は高めで、寒くはありませんでした。
 歩けども鳥さんがいません。ムクドリ、ヒヨドリ、オナガ、スズメくらいです。結局、コサギを撮るはめに。光がまだらに当たったところで、おもしろい表情をしてくれました。「写真上」がそれです。
 ブログを書こうとパソコンに向かったとたん、家が揺れました。しばらく細かく揺れていましたが、そのうち大きな揺れがきました。思わず身構えましたが、震度は3だったようです。栃木や茨城は震度4のところもありました。ことしも地震には要注意かもしれませんね。
 
コサギ

コサギ

飛び立つカワセミ2012/01/02

 カワセミとの相性がわるくて、うまく撮れません。とにく飛び出しのタイミングが難しい。
 枝にとまったカワセミがいつ飛び出すか。羽が動いた瞬間を上手に撮る人がいます。どうやってタイミングを合わせているのかを聞いてみたことがあります。「じっと見ていればわかるよ」というのですが、わかったようなわからないような答えです。
 私は手持ち撮影のため、カメラを持ってダインだーを見続ける時間に限界があります。三脚を使えばカメラは動かないので、カワセミに神経を集中させることができます。カワセミの飛び出しをとるには、三脚が必要なのかもしれません。飛び出しをうまく撮る人はだいたい三脚を使っています。しかし、いつ遭遇するかわからないカワセミのために重い三脚を持ち歩くのもつらいなあ、と思ってしまうので、いつまでたってもうまく撮れないかもしれません。
 3枚の写真は、飛び出し前の瞬間(写真中)が写りましたが、シャッターを押したときにカワセミが動いただけのこと。心の準備がなかったので流し撮りができず、飛んだ姿がぶれてしまいました(写真下)。カワセミを本格的に撮り始めると、どうしても機材の充実にいってしまうので、「カワセミ貧乏」にならないように、見たら撮る程度にしておきます。
 昔、「マック貧乏」という言葉がありました。アップルコンピュータがマイクロソフトのウィンドウズを凌駕していた1990年代の言葉です。まだMS-DOSというシステムが動いていたころ。マックの値段は高かった。新しいマックが出るたびに買い換える人のことを「マック貧乏」といいました。マックでパソコンを始めた人間としては、その気持ちはよくわかるのですが、あのときも貧乏にならないようにMS-DOSに切り替えた思い出があります。なんだか、変な話になってしまいましたね。
 
飛び立つカワセミ

飛び立つカワセミ

飛び立つカワセミ

アシをつつくスズメ2012/01/02

 アシにとまったスズメが、アシをさかんにつついています。なかに虫がいるのでしょうか。妙に真剣な顔でやっています。虫を取り出したらシャッターチャンスになると思って期待していたのですが。残念ながら虫のようなものは確認できませんでした。あまり夢中でつつくので、スズメはとうとうバランスを崩してしまいました。
 
スズメ

スズメ

スズメ

キリンになったコサギ2012/01/03

 コサギの首は、あまり長くありません。それでも、たまに長く伸ばすことがあります。
 1つは、体をほぐしているとき(写真上)。ただ伸ばすだけです。どこか間が抜けていて、ユーモラス。一種の柔軟体操ではないかと思われます。
 もう1つは、別のコサギを威嚇するときです(写真下)。前方から別のコサギが飛んできています。「こっちへくるな!」とでもいっているのでしょう。首を伸ばして顔をふくらませるので、戦闘態勢のポーズのわりには間が抜けています。
 コサギは、キリンにならない方が無難だと思います。
 
首を伸ばしたコサギ

首を伸ばしたコサギ

ライオンになったコサギ2012/01/03

 このところ、風の強い日があります。その風にあおられて、コサギがライオンになりました。鬣ができてしまったからです。
 こちらは、「キリンになったコサギ」とは違って、きびしい表情をしています。威厳を保とうとしているわけではなく、単に魚をねらっているだけです。腹がへっているので、目つきが鋭い。
 
風に吹かれるコサギ

風に吹かれるコサギ

オオカミになったコサギ2012/01/04

 強風にあおられてライオンになったコサギは、オオカミにもなりました。
 横を向いていたコサギが、さっと後ろを向きました。数歩、走ってから羽を広げ、顔面から水に突っ込んでいきました。その判断の良さには舌を巻きます。
 水から顔が出てきとき、嘴に魚をくわえていました。魚は背中しか見えないので、名前がわかりません。すぐに飲み込みそうなので、あわてて写真を撮りました。魚は、それなにり大きいので、オイカワかもしれません。
 それにしても、目の下まで口が裂ける姿は、なんともおぞましい。静かにたたずんでいるコサギには、気品があります。しかし、生きるためには、赤ずきんちゃんをも飲み込むような怖~い姿も見せます。
 
魚を食べるコサギ

魚を食べるコサギ

魚を食べるコサギ

魚を食べるコサギ

夕焼けの富士2012/01/04

 さいたま市から撮った1月3日の富士山です。この日は風が強く、薄い雲が富士を覆っていました。太陽が沈んだあと、富士の表情が刻々と変わりました。長いレンズしか持っていなかったので、アップ気味の写真しか撮れませんでした。
 
夕焼けの富士

夕焼けの富士