空中のお見合い2012/01/18

 コサギは、群れると喧嘩を始めます。いつでもというわけではありませんが、魚をとり始めると確率が高くなります。1羽か2羽が妙に興奮して、近くのコサギに突っかかっていきます。相手が逃げればそれで終わりですが、2羽が向き合うと飛び上がりながら攻撃を開始します。ひどい場合は、負けた相手を水に沈めてその上に乗ってしまいます。
 写真は、2羽が向き合ったところ。口を開けていないので、おとなしく見えます。目と目が合っているので、お見合い風景のようです。2羽が目をむきながら口を明けていると、すさまじい喧嘩になります。この冬は、まだ撮れていません。
 
空中のお見合い

キセキレイ2012/01/18

 キセキレイの写真を撮るのは久しぶりです。どうも相性が悪く、きれいに撮れたためしがありません。小さくて動きが早いため、ピントも合いません。顔が向いている方向に飛んでくれるだろうと予測していると、まったく違う方向に行ってしまうこともあります。この鳥をうまく撮る人がいるので、うらやましくなってしまいます。
 黒目川の水量がかなり減ってきたので、川の真ん中に石が露出してきました。キセキレイはこの石に陣取って、空中を飛ぶ虫をつかまえるために上に飛び、石に帰ってくることを繰り返します。こういうときが写真にするチャンスなので、機会を待ちたいと思います。
 さて、東久留米市内には3種類のセキレイがいます。このキセキレイ(全長20センチ)、ハクセキレイ(全長21センチ)、セグロセキレイ(全長21センチ)です。大きさはほとんど変わらないのですが、キセキレイは妙に小さく見えてしまいます。体が細身だからです。
 キセキレイは、平地から山岳部の水辺や渓流にいます。渡り鳥ではないので一年中日本にいますが、東久留米では冬鳥です。夏場は山に帰ってしまうので、ほとんど姿を見ません。ハクセキレイもセグロセキレイも冬になると数が増えますが、夏でも見かけることがあります。
 
キセキレイ

キセキレイ

キセキレイ

モズのかくれんぼ2012/01/18

 モズのメスを何度か紹介していますが、写真のメスも同じ個体だと思います。撮った場所が前回紹介した場所に近いので、縄張りの範囲内でしょう。
 川の手すりに茂った葉っぱにばかりとまって、ややこしいのなんのって、一度目を離したら見失いそうです。
 上の写真でモズはどこにいるでしょうか。すぐにわかってしまうと思いますが、遠くから肉眼で見ていると、わからないんです。道行く人に「鳥がいるんですか」と声をかけられたので、「あそこにいるのが見えますか」と指差しながら何度教えても、「ええっ?」といわれるばかりでした。一度確認すれば、鳥が動いてもわかるものなのですが、まぎらわしい場所にいる鳥は、一度目の確認が難しい。敵もさるもので、見つかりにくい場所にいます。
 下の写真も同じで、枯れ枝にごまかされてたびたび見失いました。しかし、鳥は動いてくれるので、再発見できます。
 
モズ

モズ