カモのヒナは一人前に2013/07/29

 5月後半に生まれたカモのヒナたちがすっかり一人前になって、悠々と生活しています。といっても、見かけるのは雑種のカモばかり。たくさん生まれたカルガモはどこに行ってしまったんでしょう。親と同じ大きさになったために、こちらが気づかないのでしょうか。見ている範囲では、カルガモの数が増えたようには思えません。他の場所に旅立っていったのでしょうか。
 写真は、雑種のカモの青年たちです。体全体に若さがみなぎっています。3羽が一緒に行動していました。
 4枚目の写真は、雑種ガモのヒナです。青年たちと同じ個体かどうかはわかりませんが、ついこの間までかわいいチビでした。
 
大きくなったカモのヒナ

大きくなったカモのヒナ

大きくなったカモのヒナ

大きくなったカモのヒナ

木漏れ日のハグロトンボ2013/07/29

 夏が来ると落合川にハグロトンボが群れ飛びます。年によって多かったり少なかったりします。今年はどんな具合か、落合川で探してみました。必ず見られる場所があるのですが、姿が見えません。時期が早いのだろうか。7月末なので飛んでいてもいいはずです。
 遊歩道に面した藪の中をのぞいてみると、いました。日陰のなかをひらひら飛んでいます。暗いところで黒いトンボを撮るのか。ダメかなと思ったとき、飛んでいるトンボの羽が光りました。木漏れ日があります。この中に入ってくれれば撮れるかもしれません。
 周辺をゆっくり見渡しました。光が差し込んだ枯れ枝に1匹とまっています。斜めの光線を受けで、翅にある筋が際立っています。いわばピンスポの状態です。これに露出を合わせれば撮れる。何度か露出を調整して割り出した露出はシャッター速度20分の1秒、絞りF4.0でした。ISO感度を上げられないカメラなので、これでぎりぎりです。焦点距離は300ミリ。ブレを覚悟でシャッターを切りました。しかし、手持ちではブレます。乗ってきた自転車を移動して、荷台に肘をのせ、体を固定してなんとか撮りました。
 ハグロトンボは、名前のとおり黒いかといえばそうではありません。濃い茶色をしています。翅に美しい筋があり、足には毛がたくさんはえています。明るいところで撮ると、その細かなところが写りにくいのですが、ピンスポのおかげできれいに浮いてくれました。
 なぜ川にいなくて、暗い藪の中にいたのか。手元の昆虫ガイドに答えがありました。羽化したばかりの未成熟個体は暗い場所を好み、しばらくは水辺の林や寺社森などでくらします。成熟すると明るい水辺に戻るそうです。ということは、写真のトンボは羽化してから時間がたっていないのでしょう。
 
ハグロトンボ

ハグロトンボ

ハグロトンボ

ハグロトンボ