あまり見たくないかも…2010/06/24

 ちょっと前の話ですが、みんなでカワセミの写真を撮っていたら、ムクドリが何かをくわえて、重そうに飛んでいます。「なんだ、あれは?」「ヘビか」
「ムカデじゃないか」と、ちょっとした話題に。
 近くに舞い降りたので、カメラを持って近づきました。ムカデを地面にたたきつけたり、くわえ直したり、夢中です。あっちこっち動くので手を焼きましたが、1枚だけ撮れました。
 だれも見たくないかなあ、と思いつつ、珍しいのではないかと勝手に解釈しながら、やっぱりいやがれるかなあ…。
 ムクドリの夏場の主食は昆虫だといわれています。

ムカデをつかまえたムクドリ
                                    D700 Nikkor 300mm f/4D*1.4

落書きされたカメと同種2010/06/24

 6月初旬、甲羅に「カメデス」と落書きされたカメがニュースになりました。甲府市の舞鶴城公園の堀で見つかった、あのカメです。1週間ほどして、被害にあったカメはミシシッピアカミミガメ(ミドリガメ)だった、というニュースも出ました。
 そのミシシッピアカミミガメが、黒目川にも落合川にもたくさんいます。北アメリカ原産で、日本には1950年代に「ミドリガメ」として大量に輸入された、というのが共通した説明です。昔、祭りの夜店で生まれたてのカメを売っていました。
 目の後ろに赤い線が入っているのが特徴です。おかげでニホンイシガメのような日本産のカメが住めなくなっている、といいます。生態系への影響が大きいカメといえるでしょう。
 写真は、日向ぼっこしているところです。ちょっとばかり、憎たらしい顔をしてますよね。

ミシシッピアカミミガメ
                                                      Cybershot-HX1

ニホンイシガメ2010/06/24

 黒目川には、ニホンイシガメもいます。大部分はミシシッピアカミミガメですが、ごくまれに見ることがあります。とはいえ、昨年6月20日に見たのが最後で、1年間お目にかかっていません。生きていてほしいなあ、と思います。
 かつて、ニホンイシガメはどこにでもいるカメでした。都市化にともなう護岸工事などの環境変化とミシシッピアカミミガメの進出、その他さまざまな要因から、首都圏では絶滅が心配されています。貴重種が住める東久留米であってほしいですね。

ニホンイシガメ
           2009年6月20日撮影  D700 Nikkor 300mm f/4D*1.4

ニホンイシガメ
           2009年3月19日撮影  D700 Nikkor 70-200 F2.8G*2