コサギ 夜の異変2016/11/06

 今年は、コサギの動きが変です。コサギは夜明けとともに下流から飛んできて、夕方になると下流へと飛んで帰ります。埼玉県新座市か志木市あたりに塒があるのでしょう。ただ、真夏の一時期、塒に帰らずに電線で夜明かしするコサギを見ます。ここ数年のことです。しかし、秋風が吹き始めれば、電線夜明かしはなくなっていました。
 それなのに今年は、夜明かしコサギがまだいるんです。しかも、数が増え始めています。塒に帰らない事情ができたのか、ただ単に場所が気に入ったのか、よくわかりません。

 7月31日午後8時50分、黒目川を渡る上落馬橋の上に架かる電線にコサギが2羽とまっていました。これ以降、毎晩のようにコザギを電線で見ることになります。1羽だったり、2羽だったり、3羽だったり。日によって数は変わりました。
 9月9日夜、電線にコザギがいないので、今夏の電線夜明かしの終了かと思いました。例年より期間が長いので、やっと終わった感じでした。ところが翌10日夜、1羽が電線にいました。いつまで続くのか? 結局、9月27日まで電線にいる姿を見続けました。
 この日以降、コザギの姿を電線で見なくなり、やれやれと思っていた矢先の10月1日夜、電線から100メートルほど下流の桜の木に、コザギが3羽とまっているのを発見。電線にはいなかったので、移動したことは確実です。
 10月15日夜、桜にとまるコザギが4羽に増えました。翌16日夜は3羽。以降は3羽だったり4羽だったり。ただ相当暗い場所なので、数は正確ではないかもしれません。
 11月4日夜、桜のコサギが5羽に増えました。5日はこの場所を通らなかったので、未確認。そして今晩、11月5日、コサギはなんと6羽になっていました。
 冬を間近に控えて、こんな上流地域で夜明かしするコサギが増えていく。異変といっていい事態です。さらに増えるのか、徐々に減っていなくなるのか。当分、観察が続きます。
 写真は以前に紹介したものですが、再度掲載します。1枚目が8月26日、2枚目が10月1日です。

8月26日 道路の上で眠るコサギ
10月1日 夜、桜の木にコサギが3羽

夜のコサギ

夜のコサギ

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