手すりのツグミ2011/02/19

 この冬は、ツグミがたくさんいます。この鳥の鳴き声は独特で、「クヮッ、クヮッ」と鳴くので、すぐにわかります。写真を見ていただいてもわかるように、非常に姿勢がいいです。胸を張っています。黒目川遊歩道の手すりにとまっています。
 『図説鳥名の由来辞典』を見てみたら、武蔵多摩では「ちゃうまん」とよばれていたそうです。武蔵多摩といえば、東久留米市もその範囲です。武蔵野台地の真ん中にあり、北多摩に属します。それにしても「ちゃうまん」とは面白い。関東では広く「てうま」とよばれていたそうで、それが変化して「ちゃうまん」になったと辞典は分析しています。
 ツグミはあまり囀(さえず)らないため、口をつぐむから「ツグミ」と名がついた、という説明を聞いたことがあります。冬鳥なので、鳥が囀る夏場にいません。いかにももっともらしい説明ですが、「クヮッ、クヮッ」と特徴ある鳴き声(囀りではない)はかなり目立つことと、冬鳥はツグミに限らないことを考えると、もう一つ説得力に欠けるように思います。

ツグミ

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