狭山丘陵のシロハラ(2) ― 2022/02/01
狭山丘陵のジョウビタキ ― 2022/02/02
狭山丘陵のジョウビタキ(2) ― 2022/02/03
不思議な水面にコガモが1羽 ― 2022/02/04
アオサギ 枝にじゃれる? ― 2022/02/05
初めて見たニシオジロビタキ ― 2022/02/06
ある方の案内で、ニシオジロビタキを見ることができました。感謝に堪えません。東久留米市内ではありません。尾羽をぴょこんとはねあげる姿が、なんともかわいらしい。オジロビタキとよく似ているようなので、体長は12cmほどだと思います。スズメより2cmほど小さいです。枝から地面へ、地面から枝へ動き回っていました。名前も見るのも初めてですから、妙に力が入ってしまい、写真としてはうまく撮れませんでした。目に光が入っている写真がほとんどないとうありさまです。
山と渓谷社の『山渓ハンディ図鑑 日本の野鳥』(1998年)を見ても、ニシオジロビタキは出てきません。増補改訂新版(2011年)には、索引に載り、オジロビタキの項目の中で紹介されています。「日本にはオジロビタキとニシオジロビタキの2亜種が渡来していると思われる。しかし近年は、この2亜種を別種としている国が多い」とあります。
文一総合出版の『鳥くんの比べて識別!野鳥図鑑670』(2014年)にもニシオジロビタキは紹介されていて、「ごく少ない冬鳥」とあります。また、「『日本産鳥類目録改定第7版』では、検討種となっている」そうです。分類が確定していないみたいです。
もう1つ、勉強になったことがあります。ニシオジロビタキの「ビタキ」というのは、スズメ目ヒタキ科の鳥であることを示します。キビタキ、サメビタキ、コサメビタキ、エゾビタキ、オジロビタキ、そしてオオルリもヒタキ科です。それでは、ジョウビタキ、ノビタキもヒタキ科なのかといえば、違うんです。スズメ目ツグミ科の鳥とされています。ああややこいしい! 名前だけで判断してはいけませんね。(これ青書いたあと、ジョウビタキなどはヒタキ科に分類されたことがわかりました。野鳥図鑑は最新のものを見ないといけませんね。本来ならこの段落を削除すべきですが、分類は動いていることを共有するために、残しておきます)
非常に難しいと思うのは、「種」の概念です。いまだによくわかりません。同じスズメ目でもヒタキ科とツグミ科とでは、種が違うのだろうと思います。単一種内の変種を亜種というのだろうと思いますが、オジロビタキとニシオジロビタキを亜種とするか別の種とするかは、何によって分けるのか。交雑があるかないか、なのか? カルガモとマガモはどちらもカモ目カモ科ですが、種は違うのだろうと思います。しかし交雑します。生まれたカモはどちらかの亜種になるのか別種になるのか…。DNAの塩基配列が読めるようになる前から「種」の分類はおこなわれていたので、DNAまで勘定に入れるようになると、種の概念が変わってくるのでしょうか…。素人がわけのわからないことをいうのは、これくらいにしておきます。
山と渓谷社の『山渓ハンディ図鑑 日本の野鳥』(1998年)を見ても、ニシオジロビタキは出てきません。増補改訂新版(2011年)には、索引に載り、オジロビタキの項目の中で紹介されています。「日本にはオジロビタキとニシオジロビタキの2亜種が渡来していると思われる。しかし近年は、この2亜種を別種としている国が多い」とあります。
文一総合出版の『鳥くんの比べて識別!野鳥図鑑670』(2014年)にもニシオジロビタキは紹介されていて、「ごく少ない冬鳥」とあります。また、「『日本産鳥類目録改定第7版』では、検討種となっている」そうです。分類が確定していないみたいです。
もう1つ、勉強になったことがあります。ニシオジロビタキの「ビタキ」というのは、スズメ目ヒタキ科の鳥であることを示します。キビタキ、サメビタキ、コサメビタキ、エゾビタキ、オジロビタキ、そしてオオルリもヒタキ科です。それでは、ジョウビタキ、ノビタキもヒタキ科なのかといえば、違うんです。スズメ目ツグミ科の鳥とされています。ああややこいしい! 名前だけで判断してはいけませんね。(これ青書いたあと、ジョウビタキなどはヒタキ科に分類されたことがわかりました。野鳥図鑑は最新のものを見ないといけませんね。本来ならこの段落を削除すべきですが、分類は動いていることを共有するために、残しておきます)
非常に難しいと思うのは、「種」の概念です。いまだによくわかりません。同じスズメ目でもヒタキ科とツグミ科とでは、種が違うのだろうと思います。単一種内の変種を亜種というのだろうと思いますが、オジロビタキとニシオジロビタキを亜種とするか別の種とするかは、何によって分けるのか。交雑があるかないか、なのか? カルガモとマガモはどちらもカモ目カモ科ですが、種は違うのだろうと思います。しかし交雑します。生まれたカモはどちらかの亜種になるのか別種になるのか…。DNAの塩基配列が読めるようになる前から「種」の分類はおこなわれていたので、DNAまで勘定に入れるようになると、種の概念が変わってくるのでしょうか…。素人がわけのわからないことをいうのは、これくらいにしておきます。
やっと撮れた夜明けのゴイサギ ― 2022/02/07
今年の元日以来、早起きするたびにゴイサギを探しておりました。あれから1カ月余、やっと撮ることができました。2月7日午前6時56分でした。とくに動くでもなく、ただじっとしているだけの姿ですが、私としては撮れたことがうれしかったです。いろいろな角度から撮りましたが、赤い目がはっきりわかる写真は、数枚しかありませんでした。5分ほど撮ったところで、ゴイサギは塒に帰っていきました。
冬の黒目川でゴイサギを見ないのは、画竜点睛くというものです。新年になってから、ゴイサギの幼鳥、ホシゴイ見ました。そのときは、成鳥もいてほしいと思いました。1月半ば、午後8時すぎに成長を発見。「やっと見つけたゴイサギどん」として拙ブログで紹介しました。
それ以来、夜や早朝に飛び去る姿を何度か見ました。見るたびに撮りたくなるのが人情です。それが実現したので、まずはよかったです。次に撮るときは、動きのあるものにしたいのですが、動いてくれるかなあ…。
冬の黒目川でゴイサギを見ないのは、画竜点睛くというものです。新年になってから、ゴイサギの幼鳥、ホシゴイ見ました。そのときは、成鳥もいてほしいと思いました。1月半ば、午後8時すぎに成長を発見。「やっと見つけたゴイサギどん」として拙ブログで紹介しました。
それ以来、夜や早朝に飛び去る姿を何度か見ました。見るたびに撮りたくなるのが人情です。それが実現したので、まずはよかったです。次に撮るときは、動きのあるものにしたいのですが、動いてくれるかなあ…。
狭山丘陵のミソサザイ ― 2022/02/08
再び、埼玉県狭山丘陵で撮った写真です。枯れ枝のミソサザイです。この日は、池にうっすらと氷が張っていました。
実に小さな鳥で、ちょこまか動きます。尾羽をぴょこんと上げたところがかわいらしい。体長は11cmしかありません。スズメより3cmも小く、メジロより1cm小さいです。
東久留米市を流れる黒目川でミソサザイを見たのは、2014年12月がもっとも最近です。それ以来、見ていません。「見ないからいない」とはいえませんが。今回、久しぶりに撮ったので、シャッターを切りながら、少しばかり緊張しました。
手元にある『山渓名前図鑑 野鳥の名前』によると、「ミソ」は「溝」のことで、人を恐れず人家の溝にも現れることからついたようです。「サザイ」は「サザキ」の音便変化とのこと。「ささ」は細かいもの・小さいものにつく接頭語で、「サザキ」は小さな鳥の意味だそうです。人家の近くまでやってくる小さな鳥、ということみたいです。
別の辞典には、奈良時代から「ささき」「さざき」の名で知られていたそうです。平安時代には「みそさんざい」「みぞさんざい」の名が生まれたとか。
ミソサザイは留鳥または漂鳥。渓流や沢沿でよく見られる鳥です。狭山丘陵では一年中見ることができるのだろうと思いますが、東久留米市の市街地で見られるのは冬に限られます。山から下りてくるようです。黒目川の土手の茂みから、ちょこんと飛び出してくれないかなあ。
実に小さな鳥で、ちょこまか動きます。尾羽をぴょこんと上げたところがかわいらしい。体長は11cmしかありません。スズメより3cmも小く、メジロより1cm小さいです。
東久留米市を流れる黒目川でミソサザイを見たのは、2014年12月がもっとも最近です。それ以来、見ていません。「見ないからいない」とはいえませんが。今回、久しぶりに撮ったので、シャッターを切りながら、少しばかり緊張しました。
手元にある『山渓名前図鑑 野鳥の名前』によると、「ミソ」は「溝」のことで、人を恐れず人家の溝にも現れることからついたようです。「サザイ」は「サザキ」の音便変化とのこと。「ささ」は細かいもの・小さいものにつく接頭語で、「サザキ」は小さな鳥の意味だそうです。人家の近くまでやってくる小さな鳥、ということみたいです。
別の辞典には、奈良時代から「ささき」「さざき」の名で知られていたそうです。平安時代には「みそさんざい」「みぞさんざい」の名が生まれたとか。
ミソサザイは留鳥または漂鳥。渓流や沢沿でよく見られる鳥です。狭山丘陵では一年中見ることができるのだろうと思いますが、東久留米市の市街地で見られるのは冬に限られます。山から下りてくるようです。黒目川の土手の茂みから、ちょこんと飛び出してくれないかなあ。
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