オールドレンズで撮る曼殊沙華2022/09/15

 今回は、オールドレンズで遊んでみました。ミラーレスのデジタルカメラにミノルタ・ロッコール58mmF1.4(MINOLTA MC ROKKOR-PF 58mm F1.4)のレンズを装着。1960年代後半につくられたレンズのはずです。半世紀前のレンズということになります。 F値は開放で撮りました。どんなボケ具合なのかを楽しむためです。そのため、背景に雑木林の木漏れ日を置く位置から撮っています。ピントは当然、手動です。慌てずゆっくり撮らないとピントが合いません。それはそれとして楽しいもので、時間に余裕があるときには、遊んでみたくなります。
 ヒガンバナには不気味な雰囲気があります。昔は墓場などでよく見かけたこともあり、「死人花」などといわれました。暗い場所に真っ赤な花を見ると、ゾクッとしたものでした。有毒植物なので、食べると「彼岸に行く」という話もあります。咲く時期もお彼岸のころですし。これが「曼殊沙華」(マンジュシャゲ)と表現されると、雰囲気がだいぶ変わってきます。天界に咲く花という意味だそうです。
 明るい光の中でこの花を撮り、背景に木漏れ日を玉ボケで入れて、ヒガンバナの雰囲気ではなく、曼殊沙華の雰囲気で撮ったつもりです。

 レンズの話に戻ります。ミノルタ(MINOLTA)といっても、若い人にはピンとこないかもしれません。もともとはカメラとレンズを生産していた会社です。魅力的なメーカーでした。これが、カメラなどをつくっていたコニカと一緒になってコニカミノルタになり、ソニーがコニカミノルタからカメラの資産を受け継いでミラーレスカメラやレンズをつくっている、という関係になると記憶しています。
 デジタルカメラがミラーレスの時代になって、古いレンズがアダプターを介して使えるようになりました。技術の進歩が古いレンズを蘇らせたことになります。
 
オールドレンズで撮る曼殊沙華

オールドレンズで撮る曼殊沙華

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