藪の中のメジロ2012/02/03

 このところ黒目川でメジロの姿をよく見ます。増えているのかもしれません。
 遊歩道にある植木の中でメジロが鳴いていました。立ち止まって見ていると、メジロもこちらを気にしている様子。どうするのかなあ、と思っていたら隣の畑に飛び込みました。ちょっとした藪があって、そこに隠れています。
 しばらく待っていたら、外に出てきました。きょろきょろしています。落ち着かないようです。早めに写真を撮っておかないと、また飛ばれてしまいます。それでも10枚ほど撮れました。
 
藪の中のメジロ

藪の中のメジロ

婚姻色のカワウ2012/02/03

 黒目川遊歩道を歩いていると、バシャバシャバシャと鳥が飛び立つ音がきこえました。そんな音をたてるのはカワウに決まっています。カメラを構える余裕もなく、上流に向かって飛び去るカワウを見送るだけでした。今年はカワウの数も少なく、写真を撮っていません。
 下流に向かって歩き始めたら、カワウが上空を通過していきました。Uターンしてきたようです。飛び去るのかと思いきや、再びUターンして私の目の前に降りました。いつもは黒い頭が白くなっています。婚姻色のカワウです。雌雄どちらかなのかは、わかりません。
 このカワウ、水面を移動しながら、ときたま潜ります。ただうろうろするだけ。しばらくして。浅瀬にいって立ち上がり、羽を広げました(写真上と中)。それを合図に本格的な潜水が始まりました。魚をどんどんつかまえます。大食漢が潜って追いかけるので、魚はたまったものではありません。水面に顔を出したときはだいたい魚をくわえていました(写真下)。一度魚を放り投げるような感じでくわえ直し、一気に飲み込んでしまいます。数匹食べてから、飛び去りました。
 釣り人にとってカワウは天敵だそうです。コサギが魚をとる程度ではおさまりませんから、無理もありません。カワウがUターンを繰り返したのは、潜れるだけの深さがある場所を探していたからのようです。冬場の黒目川は水量が減り、私が歩く範囲で見れば潜れる場所はあまり多くありません。
 1970年代に絶滅が心配されたカワウは、80年代に増加しはじめ、今ではアユなどで深刻な漁業被害が出ているようです。
 
婚姻色のカワウ

婚姻色のカワウ

婚姻色のカワウ