背中に霜載せゴイサギどんが…2017/01/31

 午前7時前。黒目川はまだ暗いです。遊歩道を歩いていると、遠くの橋のたもとから手招きする女性がいます。距離は20mくらいだったでしょうか。
 他の人を呼んでいるのだろうと気にせず歩いていると、女性の動作が大きくなっていきます。周辺を見渡すとだれもいません。私を呼んでいるのか? 人差し指を自分の顔に向けたら、その女性が「うん、うん」と頷いています。腕を自分の後ろに向けて、「何かがいる」といっています。私がカメラを持っていたので、教えてくれているようです。
 親指と人差し指で丸をつくると、女性はほっとしたような表情を見せ、橋を渡っていきました。遊歩道を行き来する人はみんな親切です。
 いったい何がいるのだろうか。橋を渡って川を覗くと、コンクリートブロックの上にゴイサギどんがいました。背中に白いものが載っています。霜です。夜中からこの場所で魚を狙っていたことがわかります。
 このゴイサギどん、やおら歩き始めて、ブロックとブロックの間に顔を沈めました。数秒後に顔を上げたときには、嘴にオイカワをくわえていました。みごとです。
《Nikon D7100 + AF-S NIKKOR 70-300mm》
 
ゴイサギ

ゴイサギ

ゴイサギ

ゴイサギ

ゴイサギ

ゴイサギ

ゴイサギ