2022-12: 東久留米みてある記

夜明けにたたずむアオサギ ― 2022/12/09

　きょうは早起きして川に出てみました。寒いとはいえ、真冬の寒さではないので、カメラの電池がすぐにへたってしまうことはありませんでした。
　午前６時半。まだ太陽は見えません。空の明るさだけで川を見ながら歩いていると、アオサギがたたずんでいました。この時間帯は、青みが強く出るので、普段と違った写真が撮れます。アオサギがブレない程度のシャッター速度にして、川の流れを出してみようと思いました。感度を上げたので荒れた写真になりましたが…。

柿食うスズメ ― 2022/12/10

　公園の柿の実がすっかり熟れて、鳥たちがおいしそうに食べています。スズメ、ムクドリ、ヒヨドリばかりですが。
　スズメの群れがいっせいに柿の木にとまったので、うまく撮れる角度を探しながら木の周りをゆっくり回ってみました。すっかり葉が落ちたので見通しはいいのですが、枝が多く、スズメたちは警戒して枝の奥にいます。手前に出てきてくれるのを待っていたら、いっせいに飛び去ってしまいました。
　時間がたてばまたやってくるとはいえ、時間が惜しい。諦めかけていたら、１羽だけ残っているのを発見しました。距離はありますが、見通しのいい枝にいます。静かにカメラを構えて、そっと撮りました。７枚ほど撮ったところで飛び去ってしまいました。柿の実はじゅくじゅくで、甘そうです。

舞うダイサギ ― 2022/12/11

　朝、ダイサギが舞いました。朝日が白い羽を際立たせてくれました。
　近くにカワウがいました。川に潜って魚を追いかけまわすので、魚は逃げ惑っているはずです。そこをダイサギが襲う。写真は、魚を追いかけている最中です。小さく飛ぶときもあれば、大きく飛びときもあります。前を向いた写真を撮りたかったのですが、うまくいきませんでした。

２羽で羽ばたくカルガモさん ― 2022/12/12

　２羽のカルガモが下流から上流へ移動していました。午後の太陽を浴びて、なんだか楽しそうです。そろそろ流れが急な場所にさしかかります。流れに体ごとぶつかっていくか、それとも岸に寄って流れを回避するか。早く来い！と思っていたら、急に止まってしまいました。そこで羽繕いを始めました。
　かなり拍子抜けでしたが、２羽のカルガモが頭から水をくぐる動作を始めました。もしかすると２羽が一緒に羽ばたくカモしれません。隣り合わせのカルガモが一緒に羽ばたくシーンは見たことがないので、期待しながら待ちました。そうしたら、期待通り羽ばたいてくれました。どうということのない写真ですが、私としては珍しい部類の写真です。もっとアップで撮りたかった。

魚を銜えたアオサギ ― 2022/12/14

　川の真ん中でアオサギが魚を銜えました。流れがあって浅い場所。朝日を浴びながら、川の中をにらみつけていました。さっと動いて嘴を水に突っ込み、魚を仕留めました。もっときれいに撮りたかったのですが…。
　

赤い川面と吠えるダイサギ ― 2022/12/15

　黒目川の朝。市街地を流れる川らしく、家々が反射した光が川面を照らします。赤っぽい家の反射光が川面を染めると、普段は考えにくい色になります。ちょうどそこにダイサギがいました。１軒軒だけの反射なので、赤っぽい川面の幅は小さいです。そこを目いっぱい使って撮ってみました。日の出の一と角度が変われば、この反射はなくなります。今だけのいろです。
　突然、ダイサギが口を開けました。そして飛び立つそぶりを見せましたが、それはフェイントでした。もとの静かな姿に戻りました。

青い水面から飛び立つダイサギ ― 2022/12/16

　冬になると、午前10時をすぎても日陰のところがあります。谷で落ち込んでいるからです。晴天のときは、川面が青く写ります。青空を反射しているからでしょう。
　ちょうどそこに、２羽のダイサギがいました。それなりの距離を保っています。近づくと追いかけっこが始まるので、それを楽しみにしていたのですが、この日はなし。その代わり、手前にいるダイサギが飛び立ってくれました。黒目川の直線部分なので、奥にいるダイサギも入れて撮りました。

まだ残る紅葉の前を飛ぶアオサギ ― 2022/12/17

　黒目川の護岸に残る紅葉。その前の土手にアオサギがいました。休んでいたようです。しばらく見ていたら、周りを気にし始めました。飛んでくれるかもしれません。紅葉の前を飛んでくれればありがたい。だいたい期待は裏切られるもので、手前に飛ばれたらお手上げです。
　幸運にも紅葉が残っている方向に飛んでくれました。しかし、ちょっと高さが足りませんでした。もう少し行動があれば、紅葉とアオサギが重なってくれたのに。ということで、半分期待通り、半分期待を裏切られ、という写真になりました。