水鳥がうらやましい2011/07/11

 川の中でのんびり羽を繕っているカルガモを見ていると、うらやましくなりますね。今年は梅雨明けが早い分、長い夏になりそうで、かなりうんざりしています。東電の原発事故は罪つくりです。
 写真の上から2枚は、首をぐるぐる回しているときに撮った写真です。いかにも気持ちがよさそうに見えます。
 一番下の写真は、羽ばたき始めたところです。上の4枚と比べて水の色がくすんでいるのは、太陽が薄い雲に覆われていたからです。光の具合で、雰囲気がずいぶん変わります。
 
カルガモ

カルガモ

カルガモ

カルガモ

カルガモ

フタモンアシナガバチ2011/07/12

 これも埼玉県の荒川土手で撮った写真です。草に巣をつくっていました。攻撃的なハチなのか、おとなしいハチなのか、よくわからなかったので、遠くから見ていました。すると、1匹のハチがはねをぶるぶる震わせています。暑いのにせっせとやっています。もしかすると、巣の中に風を送っているのかもしれません。だとすれば、ご苦労なことです。望遠レンズをマクロレンズにかえて、数回シャッターを切って遠のきました。
 見た感じでは、あまり攻撃的ではなさそうです。刺激しないようにもう一度近づいて、また数枚撮りました。ビビッていたからでしょうか、ほとんどブレてしまいました。
 写真を見ながら、手持ちの図鑑やネットで調べてみると、フタモンアシナガバチのようです。お腹の2番目の黄色い線が2つに分かれています。これを2つの紋に見立てているようです。攻撃性はあまり強くないそうですが、巣を刺激したりすると攻撃されるので、気をつけるにこしたことはありません。
 
フタモンアシナガバチ

トノサマバッタ2011/07/12

 またまた埼玉県の荒川土手で撮った写真です。草地にたくさんトノサマバッタがいました。歩いていると、パタパタパタと飛び去ります。それにしても、トノサマバッタを見たのは何年ぶりかです。10年前、いやいや15年前…。とにかく、久しぶりにお遭いしました。東久留米にも、どこかにいるとは思うのですが、見たことがありません。
 そのトノサマバッタの写真をどうやって撮ろうか。近づけば逃げてしまうし、近づかないと撮れないし。気のいい奴がいないものか、と歩き回ってみました。みんな遠くに逃げていきます。目を離すと場所がわからなくなるので、降りた場所を見つめて歩きます。いたいた、逃げるなよ。ゆっくり行けば2メートルくらいまでなら逃げません。しかし、それでは写真が撮れません。一歩踏み込むと、また逃げていきます。
 そうこうしているうちに、足元から飛び上がったものの、すぐ近くに舞い降りたのがいました。いかにも重そうに飛んだので、ゆっくり覗き込みました。2匹が重なっています。これじゃあ飛べません。さらにゆっくり近づきました。バッタはじっとしています。交尾中なのでしょうか。
 まず1枚、撮っていかなければなりません。オートフォーカスではないので、ピンは大雑把に合わせてシャッターを切りました。次は下になっているバッタの目にピントを合わせて撮りました。レンズの絞りが開放に近かったため、上に乗っているバッタの目はピンボケです。絞り込んで撮ろうと思ってカメラを動かしたとたん、2匹は離れ離れになって飛び去りました。
 カメラをちょっといじっただけでバッタと私との均衡が崩れてしまったようです。鳥に近寄って写真を撮っているときにも、微妙なバランスを崩してしまったために逃げられた経験がたくさんあります。欲を出すとろくなことがありません。
 話は変わりますが、トノサマバッタの顔を見ると、東海道本線を思い出してしまいます。先頭車両を正面から見ると、トノサマバッタの顔に見えるんです。今走っている東海道線の車両ではありません。かなり前に走っていた113系、115系、153系、165系あたりでしょうか。鉄道には詳しくないので、大雑把です。

 
トノサマバッタ

ワルナスビ2011/07/13

 ワルナスビ。だれがこんな名前をつけたのでしょうか。たしかに、ナスの花に似ています。ソラニンという毒成分をもち、刺もあるので、牧草地に入り込むと怪我をするなどの被害にあう、と手元の図鑑に書いてあります。おまけに、わずかな地下茎の断片からも新しい株になるので、除草しにくいそうです。ナスやジャガイモの害虫であるニジュウヤホシテントウの温床にもなっているとか。
 おぬしも悪よのう、と誰かが言ったのか。命名者は、植物博士の牧野富太郎でした。自宅の庭に植えて、駆除に苦労したことから、この名前をつけたといわれています。
 写真は薄紫色の花ですが、白い花もあります。北アメリカ原産の帰化植物です。
 「写真上」は、黄色の先端にピントを合わせました。「写真下」は、小さなクモにピントを合わせてあります。
 
ワルナスビ

ワルナスビ

ちびバッタ2011/07/13

 草むらにバッタの子どもがたくさんいました。ショウリョウバッタでしょうか。普通に歩いていては気がつかないのですが、しゃがみこんで見ていると、あちこちで跳びはねています。面白がって手で追うと、必死に逃げていきます。体が小さいので、たいして跳べません。こちらは、大男になった気分です。
 遊んでいるうちはいいのですが、いざ写真を撮る段になると、なかなかピントが合いません。小さいのがごそごそ動くので、汗だくでピントを合わせました。オートフォーカスのマクロレンズなのですが、何世代も古いので、この日持ち歩いた入門用のカメラではオートフォーカスが利きません。目に汗は入ってくるし、かがんでいるから腰は痛くなってくるし…。しまいには、うつ伏せになって撮りました。暑かった!
 
ちびバッタ
 
ちびバッタ

ちびバッタ

ヤブミョウガ(藪茗荷)2011/07/14

 昨年の今ごろ、自宅近くの雑木林で見つけた植物です。といっても、珍しいものでもなく、私が存在を初めて認識しただけのことです。ずっと以前からあったはずです。なかなか名前がわからなかったのですが、ヤブミョウガと判明。ことしも写真を撮りました。
 ヤブミョウガは関東地方以西に生育する多年草です。沖縄にもあります。日当たりのよくないところに生える、と図鑑に書いてあります。葉の形がミョウガに似ているのでこの名前がついたそうです。背丈は、1メートル近いものがあります。
 花は、写真のように白いのですが、果実は黒紫色になります。
 ちなみに、ヤブミョウガはツユクサ科、ミョウガはショウガ科です。
 
ヤブミョウガ

ヤブミョウガ

ヤブミョウガ

ヤブミョウガ

キジバトの水浴び2011/07/14

 暑い中、仕事ばかりをしていると、水浴びする鳥たちがうらやましくなります。
 黒目川遊歩道を自転車で駅まで急いでいたとき、キジバトが水浴びの態勢になっている姿が目に入りました。少しばかり通り越して自転車を降り、静かに戻ってカメラを構えました。あまりこちらを気にしていないようです。大らかでなによりです。ただ、向きがいけません。こちらにお尻を向けています。これでは写真にならないじゃないか! あらら、そのまま水浴びを始めてしまいました。がっくり。
 こんなことを3度ばかり繰り返したあとで、横向きになってくれました。気が利くねえ。羽をふくらましているので、まだ浴びたいようです。
 そこに、年配の女性が通りかかりました。写真を撮っていると、きまって誰かが立ち止まります。ここで話しかけられたら写真が撮れません。しかし、話しかけられてしまいました。「あらぁ、かわいいですねえ」と。返事をしないのは失礼になるので、ファインダーを覗きながら「ホントですねえ。すぐに水浴びしますから見ていてください」とオーバーに返事をしました。そのとき、キジバトは横向きで水浴びをしてくれました。もちろんシャッターを切りました。「あら涼しそう」という女性の声とともに、キジバトは向きを変え、飛び去っていきました。女性も、「では」といって歩き始めました。取り残された私は、バッグにカメラとレンズをしまいました。
 
キジバトの水浴び

キジバトの水浴び

キジバトの水浴び

キジバトの水浴び

日差し2011/07/15

 あんまり暑いので、日差しを写真にしてみました。新宿で撮りました。
 スロープについている飾り柱です。てっぺんにステンレスのような小屋根がついていて、真ん中に切れ込みが入っています。その切れ込みに太陽を入れました。下に電球があったので、対になるような形をつくってみたつもりです。シンメトリーも意識しましたが、立ち位置が限られていたため、中途半端になりました。
 
日差し