空と彫刻2012/10/08

 小田原に行ったついでに、駆け足で箱根彫刻の森美術館を一回りしてきました。快晴だったので、青空を背景に彫刻を撮ってみました。
 1枚目の写真は、作者も作品名も忘れてしまいました。空に向かって吠えているみたいでしょ。
 2枚目は、カール・ミレスの「人とペガサス」。日時計に見立ててしまいました。人の姿が消えた瞬間をねらいました。
 3枚目は、ブールデルの「弓を引くヘラクレス」。前から撮るのが本当でしょうが、後ろにまわってみると、「人とペガサス」を射落とそうとしているように見えるではありませんか。「人とペガサス」も「人とペガサス」も、どちらもギリシャ神話にかかわる作品です。

空と彫刻

空と彫刻

空と彫刻

ソウシチョウに遭遇2012/10/09

 箱根でソウシチョウを見ました。地面に落ちた実をたべていました。緑、オレンジ、黄色、赤とまあ賑やかな鳥です。中国南部からやベトナム北部などに棲息する鳥です。スズメほどの大きさです。きれいな鳥で鳴き声もいいので、江戸時代から輸入されていたようですが、1970年代後半から80年代にかけて、本格的に日本に持ち込まれるようになったそうです。
 籠抜けした鳥が野生化し、増え続けています。北陸を除く関東以西で確認されています。自力で日本にやってきて棲みつけば立派に野鳥といわれますが、ソウシチョウのように人為的に持ち込まれた鳥は野鳥とはいわれません。
 外来生物法で特定外来生物に指定されています。メジロ、コマドリ、コルリ、ウグイスなど日本の在来種が衰退する心配がある、ということでしょう。
 2年ほど前、東久留米市でも見ました。
 
ソウシチョウ

ソウシチョウ

カワセミ 飛び出す構えか?2012/10/10

 夕方、落合川で遭遇したカワセミです。
 正面を向いていたカワセミ(オス)が、突然、左を向きました。いまにも動きそうな気配です。まず1枚写真を撮り(上の写真)、飛び出しを待ちました。飛んだ! シャッターを切ったものの、カワセミの姿は写っていませんでした。よくあるパターンです。
 上流に移動して待機しているところに、同じカワセミが飛んできてくれました。川面に草や枝が反射していたので、引いて撮りました。
 
カワセミ

カワセミ

久しぶりのコゲラ2012/10/11

 黒目川遊歩道を歩いていると、「ギーギー」「ギーギー」というコゲラ独特の鳴き声が聞こえてきました。声はすれども姿は見えぬ。いったいどこにいるのやら。木の枝を探していると、右上で鳴き声が。目をやると、いました! 枝をトントンやりながら、ちょこまか移動しています。どこかで止まってくれないものか。コゲラの目が写る角度を探りながら、こちらも円を描くように移動しました。
 コゲラは、日本にいるキツツキの仲間では最小です。15センチしかありません。14センチのスズメとほぼ同じ大きさです。もともとは山地にいた鳥ですが、今では市街地に進出しています。東久留米ではさほど珍しい鳥ではありません。とはいえ、夏の間はほとんど見ませんでした。秋になって、山から市街地におりてきたのかもしれません。
 
コゲラ

コゲラ

ヒドリガモ到来2012/10/12

 東久留米市を流れる落合川の下流に今年もヒドリガモがやってきました。異常な高温が続いたため、秋の風情が損なわれてしまいましたが、渡り鳥がやってくる季節になったのですね。オスが2羽、メスが2羽しかいませんでしたが、だんだん増えてくるでしょう。だいたい30羽ほどが落合川にやってきます。「ピュー、ピュー」と口笛のような鳴き声がかわいいです。
 ユーラシア大陸の北部一帯で繁殖し、日本には冬鳥としてやってきます。カルガモ(61センチ)より一回り小さい49センチ。見るからにおとなしそうです。水草をおいしそうに食べます。一度、編隊を組んで飛んでいる姿を見たことがありますが、スピード感あふれるみごとな飛び方をします。
 1枚目の写真はオスです。2枚目と3枚目はメスです。
 
ヒドリガモ到来

ヒドリガモ到来

ヒドリガモ到来

とまっているよ赤とんぼ2012/10/13

 アキアカネの色がいちだんと赤くなってきました。いまが盛りでしょうか。枯れ枝にたくさんとまっているので、写真にしてみました。
 どうして枯れ枝ばかりにとまるのでしょうかねえ。ピンクのミゾソバの花があるのに、黄色のキクイモの花があるのに、オレンジのキバナコスモスの花もあるのに、そこにはとまってくれません。どこかにへそ曲がりがいないかなあ。
 
アキアカネ

アキアカネ

ハナミズキの実をつつくメジロ2012/10/14

 赤い実をつけたハナミズキの下を通ったら、チュルチュルチュルッと小さな鳴き声が聞こえました。メジロが群れているようです。見上げても、鳥の姿は見あたりません。茂みの中にいるのでしょう。カメラを取り出して、しばらく待ちました。
 赤い実の横に1羽のメジロが顔を出しました。その横にもう1羽が出てきました。見渡すと、5羽ほどの姿があります。そのうちの1羽が、赤い実をつつきはじめました。メジロはハナミズキの実を食べるのか。
 小型のカメラだったとはいえ、望遠レンズを見上げる格好で構えるのは骨が折れます。なんとか数回シャッターを切ったところで、やたらに大きな鳥が茂みから飛び立ってメジロを追い払ってしまいました。実を独り占めにしたいヒヨドリです。12センチのメジロを見ている目で28センチのヒヨドリを見ると、やけに大きく見えるから不思議です。そのヒヨドリのおかげでメジロは飛び去りました。ゆっくり撮りたかったのに、いじわるな鳥です。
 
メジロ

メジロ

メジロ

メジロ

飛び立つコサギ2012/10/15

 黒目川にコサギが帰ってきました。人馴れしていないのか、すぐに逃げていってしまいます。それでも遠くまではいきません。私が追いつくと、また逃げます。必ず下流に向かって逃げていきます。そんなことを数回繰り返したところで、コサギは橋の近くに舞い降りました。
 コサギに見えないように歩いて、橋の上に立ちました。私の方が下流にいます。コサギは上流を向いています。カメラを構えて、コサギが私に気付くのを待ちました。横を向いたコサギが私に気付いたようでした。落ち着かなくなりました。必ず飛びます。
 コサギが下流に向かって飛んでくれれば、私の頭上を通過します。上流に向かって飛んでしまったら、おしまいです。
 結果は、写真のとおり。私に向かって飛んでくれました。頭上は通過せず、大きく右にそれて飛び上がり、そのまま飛び去りました。
 
飛び立つコサギ

飛び立つコサギ

飛び立つコサギ