小さいカメラに持ち替えて2011/02/03

 一眼レフに重い望遠レンズを付けて持ち歩くのが億劫になりました。久しぶりに小さいカメラに短焦点のレンズを付けて写真を撮ってみました。身体も目も楽です。鳥たちを引きつけて撮ることができないので、周りの情景も入れて撮ることになります。あえて、小さいハクセキレイを対象にしてみました。
 カメラは、パナソニックのG1。マイクロフォーサーズです。これにレンズアダプタを取り付けて、キヤノンのマニュアルレンズ(FDレンズ)50ミリを装着。カメラ受光部が小さいので、見かけの焦点距離は100ミリになります。ふだん使っている焦点距離の3分の1から4分の1といったところです。露出もピントも手動です。紹介した写真は若干トリミングしてあります。
 50ミリレンズ(見かけ100ミリ)でセキレイを撮るのは、楽ではありますが、ちょっと小さすぎるようです。こんどは100ミリレンズ(見かけ200ミリ)で撮ってみるつもりです。連写といえるほどの連写がきかないので、一発勝負。小さいカメラの楽しみ方も味わいたいので…。

飛ぶハクセキレイ

飛ぶハクセキレイ

飛ぶハクセキレイ

魚をとったカワウ2011/02/03

 魚を根こそ食べてしまう、と嫌われているカワウですが、彼らにも試練の時代がありました。『巨大翼竜は飛べたのか』(平凡社新書)に出ていました。著者は、東京大学大気海洋研究所国際沿岸海洋研究センターという、長たらしい名前の研究所で准教授をしている佐藤克文氏です。
 それによると、カワウの国内生息数は1970年代後半に3000羽を下回るほどまで減少したそうです。佐藤氏は「ほとんど絶滅と言って良いほどの数」と書いています。現在は、生息数が復活しました。佐藤氏は、カワウがどれくらい魚を食べるのかなどを調べる水産庁のプロジェクトチームに参加し、悪戦苦闘を記しています。本の内容はもっと豊かなもので、ウミガメやマンボウ、オオミズナギドリについての発見もたくさんあります。本の題名からは、6500万年前に絶滅した巨大翼竜をあれこれ調べているように思われます。私もそれを期待して読み始めました。ところが、そうではありませんでした。いま生きている動物の調査から「巨大翼竜は飛べたのか」を考察しています。出版社に一本とられてしまいました。
 写真は、黒目川で魚をとったカワウです。小さい魚だとすぐに飲み込んでしまうので、魚をくわえた写真を撮るのは案外むずかしい。しかも、人にお尻を向けて食べる。もっとゆっくり食べてほしい、と声をかけるのですが、人間の言葉が通じるわけもなく、ドタバタで撮っています。

魚をとったカワウ

日だまりのコサギ2011/02/03

 2月3日の「小さいカメラに持ち替えて」のも続きです。マイクロフォーサーズにキヤノンのマニュアルレンズ(FDレンズ)を付けて撮っていますが、今回は100ミリレンズをためしてみました。見かけの焦点距離は200ミリです。
 落合川でコサギがたたずんでいました。太陽をいっぱい浴びています。日向ぼっこにちがいない。川面が光を反射して、春の近さを感じさせてくれました。逆光でコサギが黒くつぶれないように露出を調整して写真を撮りました。

日だまりのコサギ

日だまりのコサギ