カルガモ親子の縦列行進2014/05/30

 今朝は運良く、カルガモ親子が並んで移動するところを撮れました。5月26日に紹介したヒナ10羽の家族です。あれから3日しかたっていませんが、ずいぶん大きくなりました。
 ひょんなことから、この写真が撮れました。カルガモ親子はかなり警戒しているようで、草に身を隠しながら、少しずつ上流に移動していました。しかし、約20m先の岸には釣り人が糸を垂れています。なので、必ず下流に向かって引き返してくるはずだと予測していました。
 釣り人はカルガモ親子の存在に気づいていないようで、下流に向かって歩いてきます。カルガモ親子は慌てて草の奥に身を隠し、完全に姿を消しました。目の前の遊歩道から見ている私にも、まったく姿は見えません。釣り人は、どういうわけか私の前で糸を垂れ始めました。これはおもしろい! カルガは一気に飛び出して逃げていくのか、それともじっと動かずにいるのか。
 5分後、カルガモ親子は動きを見せません。7分後も変化なし。釣り人が下流に下がり、15mほど離れたところで糸を垂らしました。それから1分後、カルガモ親子が姿を現し、一目散で上流に向かって移動を始めました。親の後ろにヒナが並びます。道草もしないでずんずん進んでいきます。70mほどを駆け抜けて、やっと休憩しました。流れに抗して進んだので、かなり疲れたのではないかな。
 
カルガモ親子

カルガモ親子

カルガモ親子

カルガモ親子

カルガモ親子

コメント

_ 釉烙 ― 2014/05/30 08:53

おはようございます。
10羽見事に並んで撮れましたね。
おめでとうございます。
カルガモの親子は、黒目さんの描写どうりに
川の端、草に隠れているのが上手ですね。
実は私も、先日見られなかった7羽の家族を昨日見つけて
撮っていたら3羽の家族が、反対方向から来て2組の家族を
同時に撮れました。
それにしても、行動範囲は相当広いですね。
このまま無事に大きく育ってほしいと願っています。

_ ももごろう ― 2014/05/30 09:10

カモのお母さんは大変ですね。
抱卵期は3週間くらいほぼ飲まず食わずだし。
こうやってひとつずつ生き延びる方法を学んでいくんでしょうね。

鈴カステラのおしくらまんじゅう(最後の写真)、なんともかわいらしいですね。
とくに一番左端の子。みんなを確認してますね。

_ ももごろう様 ― 2014/05/31 00:40

こんばんは。
やっぱり飲まず食わずなんですか。
オスは卵を抱かないんですね。
雛がかえるとその後をついてあるいて、メスに叱られてますよね。
その点、メスは偉大ですね。
卵をかえし、危険を教え、一人舞いに育てる。
>一番左端の子。みんなを確認してますね。
この左端のヒナだけが、周りを見ていたんですよ。
役回りというのか、利口というのか、
そういう存在のヒナがいるものなのですか?

_ ももごろう ― 2014/06/01 13:33

>そういう存在のヒナがいるものなのですか?

カップルになったオスの方が、メスが食事中などにあたりを
監視したり、成鳥になってから群れの一羽が他の個体が
食事中にあたりを監視してたりするのはよく見ますが、
ヒナがキョウダイの為に監視役をするのは記憶にないなぁ。
みなそれぞれに生き延びるのに大変ですので、余裕がないと
思います。

カモの世界で厳しいなぁと思うのは、あからさまに体力のある個体が
そうでない個体よりも生き延びるチャンスが多いということです。

たとえばメスが10個卵を産んだとして、一日に産むのはたいてい1個か2個ですから、全部がいっせいに孵るわけではありません。末っ子はどうしても長子よりも数日後に生まれてしまうため、見るからに体が小さいです。そうすると、ご飯にありつけるのも最後になることが多いし、体の大きなキョウダイにいじめられることもしばしば。

_ ももごろう様 ― 2014/06/01 23:05

こんばんは。
厚くなりましたねえ。すでに、しんどいです。
ヒナは確かに、それぞれが生きるのに精一杯ですよね。
襲われたらひとたまりもないですし。
ヒナが孵るのは比較的短時間というわけではないんですか。
一度にどんどん卵を産んでしまうと思っていました。
生まれたては成長の差が大きいとなれば、
末子は超必死で生きなければいけませんね。
並んで移動しているところだけ見ている分にはかわいいですが、
厳しい生存競争にさらされているんですね。
ますます応援したくなりました。
でも、パンは投げ入れません。

_ 釉烙様 ― 2014/06/09 00:01

お返事が遅れて申し訳ありません。
お返事をしたつもりになっておりました。
たいへん、失礼いたしました。
そちらのカルガモ親子の行動半径は広いのですね。
こちらの親子は、限られた範囲にいるようです。
見かける場所は200メートルくらいの範囲です。
もっとも、たまたまその範囲で見ているだけかもしれませんが。
まだ1組しか見ていないので、さびしいです。

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://kurome.asablo.jp/blog/2014/05/30/7329809/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。