ヒメジョオンとアブ2011/06/04

 ここにきてヒメジョオンの花が目立つようになりました。北アメリカ原産の帰化植物です。春のハルシオン、初夏のヒメジョオン。「姫女菀」と書きます。茎が中空ならハルシオン、茎がつまっていたらヒメジョオンです。
 花全体の姿を撮りたくなるようなものが見つかったら、写真にしようと思っています。
 花を見ていたらアブがとまったので、写真を撮りました。
 
ヒメジョオンとアブ

ヒメジョオン2011/06/05

 西武池袋線の踏切で電車の通過を待っていたところ、左手にヒメジョオンが咲いていました。近くまでいってみると、背景が日陰になっていて、ヒメジョオンの姿がわかりやすく写真にできそうでした。「写真上」がそれです。赤い丸は、自動車のテールランプです。
 同じ花を違う角度から撮ったのが、「写真下」です。背景を緑にしました。
 この花は、除草剤に耐性があって、なかなか駆除できないといわれています。外来生物法で「要注意種」に指定されています。環境省のHPには、「国立公園内の亜高山帯といった自然性の高い地域に侵入し、在来植物との競合が問題になっている」などと書かれています。
 
ヒメジョオン

ヒメジョオン

何をくわえているのかハクセキレイ2011/06/05

 黒目川の鳥たちが本当に減ってしまいました。コサギも1羽くらいしか見ません。カワセミはいるようですが、草にじゃまされて姿が見えません。ムクドリとヒヨドリばかりが目立ちます。ヒヨドリは、他へ移動するものと、ここにとどまっているものとがあるようで、冬に比べて数は少ないです。オナガは、特定の場所で群れています。
 キセキレイは、とっくに山に帰りました。黒目川にいてもいいはずなのにセグロセキレイも見あたりません。ハクセキレイをたまに見かけることがあります。ハクセキレイも、山に帰るものと、ごく少数ですがここにとどまるものとがあります。
 そのハクセキレイに、久しぶりで出合いました。嘴に何かをくわえています。泥ではないようなので、虫かもしれません。子育ての真っ最中なのでしょうか。歩いて移動しています。前から写真を撮りたかったので、小走りに移動して、来るのを待ち構えていました。予想どおり、来てくれました。いちばん近づいたところでシャッターを切りました。レンズを通して目と目があった瞬間、ハクセキレイは飛び去ってしまいました。嫌われてしまったようです。

ハクセキレイ

電線に顔をすりすり ムクドリ2011/06/06

 黒目川遊歩道にそって張ってある電線に、ムクドリがとまっていました。おかしな動きをしています。体をよじって、顔を電線にこすりつけています。かゆいのでしょうか。こちらが近づいても気にする様子もなく、すりすりを続けていました。
 椋(むく)の樹洞に巣をつくったり、椋の実を食べたりすることから、ムクドリの名前がついたようです。しかしムクドリは、人家の戸袋やビルの換気用の穴などにも巣をつくります。虫も食べれば各種木の実も食べます。環境の変化に柔軟に対応しているように見えます。
 群で生活している鳥だと思いますが、夏場はあまり群れたところを見ません。秋・冬の方がよく群れるのではないか、と感じます。1万羽を超える群もあるそうですが、残念ながらそれほどの大群は見たことがありません。
 
ムクドリ

ムクドリ

ムクドリ

食べごろの桑の実とムクドリ2011/06/06

 ムクドリを続けます。桑の実の色がだんだん黒っぽくなってきました。うま味を増した、ということです。
 桑の葉が動いていたので、カメラを向けました。ヒヨドリが実を食べていました。正確には、実を採っていました。どうも、その場で食べてはいないようです。実をくわえると、飛び去ります。川の対岸にある芝生に降りて、そこで食べているムクドリもいます。ヒナに与える場合もあるに違いありません。
 桑の実は、まだ青いもの、赤いもの、黒っぽくなったものの3種類が1つの木になっています。さて、ムクドリたちはどれをくわえるのでしょうか。やっぱり黒っぽい実でした。
 
桑の実とムクドリ

桑の実とムクドリ

桑の実とムクドリ

ネムの木で桑の実をたべるオナガ2011/06/07

 ヒヨドリが桑の実を桑の木で食べないで、嘴にくわえて飛び去っていくことを書きました。同じような行動をオナガがしていました。
 黒目川の岸に桑の実がなっています。遊歩道をはさんだ対岸にネムの木があります。まだ花は咲いていません。オナガが桑の実をくわえてきて、ネムの木で食べています。なぜ、桑の木で食べないのでしょうか。桑の木に人が近づくこともないのに。どちらの木にも葉が茂っているので、隠れやすさは同じようなものです。子育て中ということもあると思いますが、原因はそれだけでしょうか。ほかに意味があるように感じるのですが、わかりません。警戒心なのでしょうかねえ。 
 昨年、ワカケホンセイインコが桑の木にとまって実をむしゃむしゃ食べているところを見ました。スズメは、どこかに運んでいたように記憶しています。鳥によって、行動が違うのでしょうか。
 
オナガ

オナガ

オイカワ(ヤマベ)の奇妙な行動2011/06/07

 黒目川にはたくさんのオイカワがいます。釣りをしている人を見ていたら、うまい具合に魚を釣り上げました。「何が釣れたんですか?」と聞いたら、魚を手元に引き寄せて見せてくれました。釣り人いわく、「この色は、ヤマベだな」。このへんの人はオイカワを「ヤマベ」と呼びます。『ブリタニカ大百科事典』によれば、関東は「ヤマベ」と呼び、関西は「ハエ」と呼ぶそうです。
 そのオイカワのオスが奇妙な動きをしていました。今は産卵期なので、オス同士は牽制しあうはずですが、2匹のオスが仲良く並んで泳いでいます。友だち同士でもあるまいに、何をしているんだろう。と、突然、2匹が飛びはねて、激しく動き始めました。水しぶきがあがり、オイカワの体が光りにあたってキラキラと光りました。
 何が起きたのか、さっぱりわかりません。動きが静かになると、2匹はまたならんで泳いでいます。しばらくすると、また激しく飛びはねました。静かになると、またまた2匹は並んで泳いでいます。
 2度あることは3度ある。今度はカメラを構えて、写真を撮ろうと思いました。3度目に動いたとき、あまりの早さに、レンズで追うことができず。4度目は、当てずっぽうにシャッターを切りました。その写真が、下の4枚です。
 よく見ると、1匹がかみついているようにみえます。まず動きを起こすのは、奥にいる魚のようです。攻撃なのか、じゃれあいなのか。時間がなかったので5度目は見ませんでしたが、いつまでやっていたのやら…。
 
オイカワ

オイカワ

オイカワ

オイカワ

水浴びするカルガモ2011/06/08

 薄曇りの朝でした。カルガモが、気持ちよさそうに水浴びをしていました。水中で一回転します(写真上から1)。回転している姿は、シンクロナイズドスイミングのようです。
 回転から起きあがると、こんどは羽で水を激しく叩きます(写真2・3・4)。バタバタバタという羽音が聞こえ、大きな水しぶきがあがります。
 仕上げは、羽ばたきです(写真5・6・7)。濡れた羽から水分を飛ばすのが目的なのでしょうか。3~4回、羽ばたきます。
 一連の動きが終わると、ゆったりと羽を繕います。ときたま、足で顔をかくこともあります。
 鳥たちがいなくなった夏場でも、カルガモは黒目川にも落合川にもいます。写真で困ったときのカルガモたちは、実にありがたい存在です。
 
水浴びするカルガモ

水浴びするカルガモ

水浴びするカルガモ

水浴びするカルガモ

水浴びするカルガモ

水浴びするカルガモ

水浴びするカルガモ