久しぶりだねコゲラさん2015/06/18

 あんまり鳥がいないので、巣立ったヒナでも飛んできてくれないかと思いながら、桜の木をずっと見上げていました。15分くらい動かずにいましたが、期待はみごとに破れ、カメラをしまって帰ろうと思いました。
 そのときでした。右上、目の端に動く物が見えました。コゲラがいるではありませんか。ずいぶん久しぶりに見ました。たまたま見なかったのか、数が減っているのか。いつものように慌ててカメラを構えました。ところが、ちょこまかよく動いてくれます。見上げているから逆光で、ピントもままなりません。失敗覚悟でシャッターを切ったところ、3枚だけピントが合いました。
 3枚目の写真を見ると、わずかですがコゲラの頭に赤い色が見えます。オスの印だと思います。
 
コゲラ

コゲラ

コゲラ

久しぶりのコゲラ2015/02/18

 このところ、コゲラを見ませんでした。ギギギーという鳴き声は聞いていたので、いなかったわけではありません。
 雑木林でビンズイらしい鳥を見かけたので、辺りを目で探していました。結局、ビンズイは確認できずじまい。鳴きながら飛んできたのが、このコゲラです。実によく動いてくれました。体が枝の陰になることもしばしば。1枚目の写真は、虫の卵らしいものをつついています。
 
コゲラ

コゲラ

コゲラ

コゲラ

柿食うコゲラ2015/01/03

 柿の実がわずかに残っている公園がありました。私の後方から頭をかすめて飛んできた鳥が、柿の木にとまりました。スズメかと思いきや、コゲラでした。日本のキツツキのなかではもっとも小さな鳥です。木をトントンやらずに、柿の実を食べています。虫ばかり食べているわけではないんですね。
 茶色の地に白いライン(横斑)。おしゃれです。
 1枚目と2枚目の写真に爪が写っています。木で生活する鳥だけあって、しっかりした爪をしています。
 
柿食うコゲラ

柿食うコゲラ

柿食うコゲラ

柿食うコゲラ

巣穴から顔を出すコゲラ2014/04/23

 いま、鳥たちの繁殖期です。4月10日に「巣作りに余念がないコゲラ」を紹介しましたが、久しぶりに現場を見に行ったところ、巣穴からコゲラが顔を出していました。子育てが始まりそうな雰囲気です。雑木林の中としては人の往き来が多い場所です。巣を放棄しないよう願うばかり。
 
コゲラ

コゲラ

巣作りに余念がないコゲラ2014/04/10

 雑木林を歩いていると、頭の上に気配を感じました。見上げると、コゲラがいます。横から見る形になりました。姿が消えたり現われたりします。巣穴を掘っているようです。だいぶ掘れたので、体を巣穴に入れているのでしょう。
 そっと回り込んで巣穴が見える位置に立つと、予想通りび展開でした。体全体が巣穴に入るまでに掘り進んでいます。ここで子育てをするのでしょうか。途中で巣穴を放棄してしまうこともあるので、あまり近づかないほうがいいかもしれません。
 
巣を掘るコゲラ

巣を掘るコゲラ

巣を掘るコゲラ

巣を掘るコゲラ

コゲラの目2014/03/05

 黒目川遊歩道を歩いていると、周辺からギーギーというコゲラの鳴き声が聞こえてきます。東久留米ではとくに珍しい鳥ではありません。名前のとおり、日本にいるキツツキの仲間ではいちばん小さく、全長は15cm。スズメより1cm大きいだけです。「ケラ」はキツツキの別称です。
 声はしても姿が見えないこともしばしばです。発見しても、木の幹を向いていることが多いので、目に光が入りくい。こちらの立ち位置をかえて目が見える角度になっても、コゲラは螺旋状にのぼっていくので、すぐに目が見えなくなります。顔を動かしたわずかな瞬間をねらってシャッターを切ります。
 1枚目、2枚目の写真は、無理のない角度で撮りました。3枚目、4枚目は、目だけをねらって撮りました。
 
コゲラの目

コゲラの目

コゲラの目

コゲラの目

幼虫を引っ張り出すコゲラ2014/02/06

 黒目川遊歩道を歩いていると、頭の上からトントントンという音が聞こえてきました。コゲラが枝をたたいているようです。見上げると、桜の細い枝につかまって、トントンやっています。写真を撮り始めたところ、枝から黄色いものが出てきました。以前にも見たことがあります。幼虫を引っ張り出しているところです。
 トントントンは、生きるための営みです。樹皮をめくって餌を獲得する。コゲラは必死で、すぐ近くで私がシャッターを切っていることなど眼中にないようでした。すべてを食べ終わると、ギーと鳴いて飛び去りました。
 
幼虫を食べるコゲラ

幼虫を食べるコゲラ

幼虫を食べるコゲラ

幼虫を食べるコゲラ

褐色の淑女 コゲラさん2014/01/13

 きのう紹介したジョウビタキは、オレンジ、濃茶、黒、白の色合いが見事です。きょう紹介すするコゲラも、褐色と白の統一感が素敵な鳥です。日本でいちばん小さいキツツキ。体長は15センチで、スズメより1センチ大きいだけです。
 雑木林を歩いていると、ヒヨドリの鳴き声に混じって、「ギーッ、ギーッ」という鳴き声がします。まちがいなくコゲラです。少し移動して耳を澄ませました。こんどは近くで鳴きました。左手後ろにいるようです。振り返って見上げると、いました。細い枝を登っています。光線の具合が悪いので、少し待つことにしました。この鳥は螺旋状に登っていくので、チャンスはあるはずです。あまり追いかけないようにして、私も少しずつ移動しながら、撮れる場所のめぼしをつけました。
 写真のコゲラはメスかもしれません。オスは頭に赤い羽毛が見えます。オスだけれども、たまたま見えないこともあるので、絶対にメスとはいえません。しかしここはメスと見立てて、「褐色の淑女」としました。
 
コゲラ

コゲラ

コゲラ

コゲラ