ツグミをアップで撮ってみる2012/12/25

 この冬、やっとツグミの写真を撮ることができました。姿はよく見ていたのですが、うまく撮れないでいました。いま、ちょうど柿の実が美味しい時期を迎え、鳥たちがとっかえひっかえやってきます。クワックワックワッという鳴き声がしたので、ツグミがやってきたことがすぐにわかりました。2年前は群れていましたが、昨年はほとんど見かけませんでした。今年は昨年より数は多いのですが、群れるほどはいません。
 そんなツグミなので、しっかり撮りたいと思いました。アップをねらってやろう。柿の実を食べているときはしばらく同じ位置にいてくれるので、チャンスです。メジロ、スズメ、ムクドリたちも実をついばんでいるので、あまり神経質ではないでしょう。ただ、顔を柿の実に突っ込んでしまうと顔が見えません。そこが痛し痒しです。
 ツグミは、スズメ目ツグミ科の鳥で、体長は24センチ。ヒヨドリよりひとまわり小さいです。地面を歩く姿はシャンとした感じで、姿勢がきれいです。
 
ツグミ

ツグミ

ツグミ

ツグミ

夜のゴイサギ ひたすら動かず2012/12/25

 仕事帰り。黒目川を見ながら遊歩道を歩いていると、カルガモに混じってゴイサギがいました。夜行性の鳥なので、夜になると出てきます。一点を凝視しながら、まったく動きません。ここがこの鳥のすごさです。カルガモは動かないといっても、あっちを向いたりこっちを向いたり、だいたいどこかが動いているもんです。しかし、ゴイサギは微動だにしません。1分間の露光をしてもぶれないのではないかと思ってしまうほどです。
 周囲には、遊歩道の蛍光灯くらいしかありません。ストロボを発光させるのはしのびない。蛍光灯のを反射する水面の中にゴイサギを置けば、シルエットで撮れるかもしれません。三脚はなし。コンパクトカメラを取り出して露出を計ってみると、ISO感度200でシャッタースピードは1秒。が~ん! 絶対にぶれる。このカメラは感度をあげるとろくなことがないので、いちかばちかでやるしかない。
 遊歩道の手すりに手を置いて、そこにカメラを載せました。セルフタイマーを2秒にセットしてシャッターボタンを押し、息を殺してシャッターが切れるのを待つ。それを7~8回繰り返して、やっと1枚ぶれが目立たない写真が撮れました。ホワイトバランスをオートにしておいたら、蛍光灯を緑色に撮ってくれました。
 
夜のゴイサギ