ヒナたち リラックスしずぎだよ2015/05/18

 4月下旬に紹介したアイガモのヒナたちが、すっかり大きくなっていました。5月12日の台風でできた中州の上で、足を投げ出して眠っていました。安心しきった様子です。落合川遊歩道を行く人たちが、「リラックスしすぎだよね」「8羽とも大きくなってよかったね」「カルガモなの?」「アイガモだと思うよ」などといいながら眺めていました。
 ヒナたちの上を黒い影が横切りました。慌てて飛び起きたヒナたちは実を寄せ合って川に逃げました(3枚目の写真)。20mほど先にアオサギが舞い降りました。「寝ていても危険はわかるんだねえ」と、ひとしきり話題に。アオサギが近寄って来ないことを察したヒナたちは、再び中州に戻りました。羽ばたく練習をしたり、またまた眠ってしまったり。
 8羽のヒナは、ちょっとした経緯で、カルガモが育てていました(「驚愕の子育て」参照)。しかし、この日は、親代わりのカルガモは見あたりませんでした。15mほど離れた場所でカルガモが眠っていましたが、親代わりに見えません。たまたまいなかったのか、子育てを放棄したのか、そこら辺まではわかりませんでした。
 8羽が生まれたてのとき、黄色いヒナが1羽だけいました(「やんちゃ盛り」参照)。それが1枚目、2枚目、3枚目の写真に写っています。ずいぶん色が変わるものですね。他の7羽はカルガモのヒナにそっくりでしたが、わずかに生えた羽を見ればカルガモでないことがわかります。1羽も欠けずに大きくなってよかったです。

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大きくなったヒナたち

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コメント

_ ももごろう ― 2015/05/19 08:35

えー、あの白い子、こんなに茶色くなったんですね!びっくり。
白が強いまま大きくなるのかと思ってました。

ヒナのころは一枚目の写真のようによく足を後ろに投げ出して休んでるのがカワイイですよね。みんなたくましく元気に育ってね!

_ くさ ― 2015/05/19 12:22

こんばんは。
ええええ~~!? カモってこんな座り方をするんですか? 知りませんでした...^^;; ヒトで言うと、寝そべってマンガを読むの図、でしょうか..。眺めている人たちの会話もほのぼのして、いいですね。

羽の色って、本当に変わるものですね。気をつけて見ないと、どれがあの黄色いコだったのかわからないほどです。別腹の、カルガモ卵たちはどうなったのでしょうか。

身体は大きく育ったけれども小さな翼。ピヨピヨもふもふのペンギンみたい。どの写真も、甲乙つけがたいかわいさです。その場にいないのに、一緒に楽しませていただいてありがとうございます。

_ Uta ― 2015/05/19 20:51

だいぶ大きくなりましたね。
このくらいでしたら、カラスなどの天敵には襲われないでしょうか。
本当に寛いでますね。寝ている時の足がカワイイです。

_ ももごろう様 ― 2015/05/20 01:03

こんばんは。
そうなんですよ、色白が色黒に変化してしまいました。もっと大きくなると、今度はまた白っぽくなるかもしれません。それが確認できればいいんですが。
ヒナのときは、足を投げ出すものなんですね。記憶にないだけなのかもしれませんが、カルガモのヒナでもやりましたっけ? アヒル系の特徴ということはありませんか。カルガモのヒナを発見したら、そこらへんをよく見ておきます。
カモさんたちは人との距離が短いので、いろいろ楽しませてくれますね。

_ くさ様 ― 2015/05/20 01:10

こんばんは。
>寝そべってマンガを読むの図…
ははは。まさにその図ですね。
すべてのカモがやるのかどうか、そこがわかりません。
カルガモはどうだったか、記憶がないんです。
>別腹の、カルガモ卵たちはどうなったのでしょうか。
それが、わからないんですね。私だけかもしれませんが、カルガモのヒナを発見できていません。
8羽のヒナのなかに、飛べない個体があるかもしれません。落合川には、飛べないアイガモの成鳥がいます。羽が小さいんです。飛べてもちょっとだけ、という個体もいました。遺伝的には難しい問題があるように感じています。

_ Uta様 ― 2015/05/20 01:18

こんばんは。
8羽とも大きくなっていたので、まずはほっとしています。
この大きさだと、カラスにやられる危険はまだ残っているのではないかと思います。くわえて飛べる範囲内でしょうねえ。ヘビにも狙われる範囲内ですかね。猛禽に襲われたらひとたまりもありませんね。
そう思うと、あんなにくつろいでいいのかと心配になってしまいます。
まためぐりあえたら、紹介します。

_ ももごろう ― 2015/05/20 07:18

おはようございます~。

足投げ出しの図、野生でもやりますよ~。(^o^)
片足投げ、両足投げ、どちらもよく見ます。
あまりに無防備すぎて心配になりますが。^^;

いままで見た白っぽい個体は皆メスでした。
この子も女の子かな?

_ ももごろう様 ― 2015/05/20 22:50

こんばんは。
そうなんですか。本当に心配になりますよね。
>いままで見た白っぽい個体は皆メスでした。
黒っぽいのは、マガモのオスに近い姿になるのだと思います。
白っぽいのは、マガモのメスをさらに白くしたような感じです。
私の体験だけの話ですが、白っぽいのはメスだとうと判断しています。
卵をあたためているのは、いつも白っぽい方です。

_ モリヤス ― 2015/05/20 23:39

落合川には別に3匹の雛を育てたアイガモがいますよね。その雛がまだ半分以上産毛に覆われているのに、親ガモが5月始めにふたたび抱卵を開始しました。3匹の雛は雛だけでエサを取り、日向ぼっこをしたりして、疲れると親ガモのところに行き、4匹で抱卵したようなかっこをしばらくしていました。ところが今日旅行から帰り1週間ぶりに見に行ったら、親ガモは抱卵をあきらめたのか、大きくなった3羽の雛と行動をともにしていました。巣には12個の卵が見えましたが、抱卵をあきらめたのか、たまたま巣から一時離れたのか。しばらく様子を見たいと思いますが、こんなことは当たり前のことでしょうか。お教えください。

_ モリヤス様 ― 2015/05/21 01:01

こんばんは。はじめまして。
コメントと情報、ありがとうございます。ご質問は、私にも難しいので、詳しい方に聞いてみます。お返事ができれば、改めて書きます。
>別に3匹の雛を育てたアイガモがいますよね。
そうだったんですか。3羽のヒナは知りませんでした。
>親ガモが5月始めにふたたび抱卵を開始しました。
ヒナがいるのにですか! 
>抱卵をあきらめたのか、たまたま巣から一時離れたのか。
そこも問題ですね。しばらく様子を見ないといけないでしょうね。
>こんなことは当たり前のことでしょうか。
落合川のアイガモのヒナをめぐって、こうした話をうかがうのは初めてです。これまでも同じようなことがあったのに知らなかったのか、今年になって始まったことなのか、その辺もよくわかりません。一般的にこうしたことがあるのかどうか。それも含めて、詳しい方に聞いてみたいと思います。

_ モリヤス ― 2015/05/21 14:19

午前中に心配なので、巣を見に行ってきました。親ガモが抱卵していたので、大安心です。3mほど離れたところで、雛たち3匹は昼寝をしていました。新しい雛が何匹生まれるのか期待してながら観察してみます。

_ ももごろう ― 2015/05/21 15:06

kuromeさん、モリヤスさん、こんにちは。
kuromeさんにお呼ばれして飛んできた鴨好きです。(^o^)

なんらかの事情で子育てに失敗した雌鴨が1シーズン中に複数回抱卵するのを何回もみました。ですので特殊なケースではないです。抱卵中、あるいはヒナがまだ独り立ちできない段階でも、外敵に襲われたり、雄鴨の執拗な求愛にたまりかねて巣を放棄する雌鴨も多数います。なんといっても自分の身を守る本能が働きますので。

何年も鴨を見ていると、いろんなエピソードに出会います。シーズン最初に生まれたヒナを放棄して、新しい抱卵に入った母鴨がいました。最初のヒナが何とか自力で生き延びてその母鴨と再会したとき、すでに孵っていた新しいヒナの子育てを優先した母鴨が、最初のヒナを邪険に追い払うところも見ました。ヒナたちにはたくましく元気に育ってほしいものです。

_ モリヤス様 ― 2015/05/21 15:08

こんいちは。
抱卵していたとのこと、私も安心しました。
場所は、落合橋周辺でしょうか。
時間が取れれば、見に行きたいと思っております。

_ モリヤス様 ― 2015/05/21 18:13

このコメントの下にある「ももごろう」さんのコメントをお読みください。
疑問にお答えいただきました。

_ ももごろう様 ― 2015/05/21 18:23

こんいちは。
さっそくお返事をいただき、ありがとうございます。
いろんなことがあるんですね。
落合川にで2羽のアイガモのオスが、手篭めにするようにメスに襲い掛かるのを何度か見ました。顔を背けたくなるシーンでした。こういうのをカルガモで見たことはないんですけどね。
またいろいろ教えてください。

_ モリヤス ― 2015/05/23 10:54

不動橋近くです。今日は3匹の雛(もう大分大きくなりましたが)は今までより離れたところで統一行動をしていました。長く抱卵している母鳥に同情した人がいると見えて、巣の近くにはパン片が転がっていました。報告までに。

_ モリヤス様 ― 2015/05/23 22:43

こんばんは。
不動橋の近くでしたか。機会を見ていってみます。それまでにはヒナがかえっているかもしれませんが。うまく育つといいですね。
このブログで紹介した8羽のヒナたちは、合流点付近にいます。ずいぶん大きくなりました。ただ、育ての親の姿がありません。

_ モリヤス ― 2015/05/23 23:53

8羽の両親は今日は一緒にいました。間違いないと思います。

_ モリヤス様 ― 2015/05/24 00:35

こんばんは。
そうでしたか。実は、私も23日に合流点まで行って、8羽のヒナを見たのですが、親が見あたりませんでした。離れているところに親がいたために、確認できなかったのかもしれませんね。貴重な情報、ありがとうございました。

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